2022年9月21日【自分を大切にし、自分で選ぶ・決める】
これは、わたしが産業カウンセラーとして社内SNSで発信した記事です。
おはようございます✨
【自分を大切にする】ということについて、過去に載せた記事ですが再掲しますね。
ほんとすみません、とーっても長いです(笑)思いが溢れちゃってます(笑)
もしよかったらどーぞー
👇👇👇👇👇
主婦をしていると、毎日のルーティンをひとつひとつ終わらせながら、ふと思うことがあるんですよね。
「毎日毎日同じことの繰り返し。このまま人生終わってくのかなーー」なんて。
そう感じる日々というのは、毎日を【こなす】だけになっていて、なんだか流れるように時間を過ごしてしまっている。少し、無力感があります。
この無力感というのは、とてもやっかいで、油断すると一瞬で自分を奈落の底に落っことしてくれるパワフルなヤツです(笑)。
わたしの長男が「友達から嫌なことばかりされるから学校に行きたくない、嫌な出来事が起こらないように、家に篭っていたい」と言ったことがあります。この時も彼を襲っていたのは「無力感」です。
このとき私は彼に対して、「人生で嫌なことが起こらないようにすることはできない。けど、その時どう行動するかは、自分で決められるし、選べるよ」と伝えました。
自分で決められるよ、と伝えて、少しずつ「あなたには現実を変える力があるんだよ」ということをいろんな角度から伝えたら、涙はどこへやら、すっかり元気になり、学校へもいけました。
無力感をぶっ飛ばすには、自分には力があるということに気づけること。そして、「自分が選べるし、決められる」ことを腑に落とすことが大事なのだと考えています。
パワハラ被害にあったとき
わたしは、仕事でパワハラにあったことがあり、その職場を離れたことがあります。当時はその方のことをめちゃめちゃ恨んでいましたが、今はまったく恨んでいません。気まずさはあるけれど、あの頃の怒りは全くないなあと思います。
なぜかというと、あの頃は、私がパワハラを受けるのは当然の流れだったなぁと感じるからです。
あ、これは決してパワハラを肯定しているわけでも、被害者だって悪いよねってことが言いたいのでもありませんよ!
当時の私は、自分自身に対して本当に自信がありませんでした。評価が怖かったし、いつも自分が不幸だと思っていましたし。なので、起きている現実はもう、それはそれは苦しいものばかりでした。人とすれ違うたび、「ほんとに顔が暗いね」「もっと愛想良くすればいいのに」と言われていました。毎日が楽しくなかったので、笑顔になんてなれなかったんです。
もっと明るくいたほうがいいんだろうなと思うのですが、方法がわからなかったんですよね。自分を責めることしか知らないし、どこを目指していいかもわかりませんでした。
そんな時にパワハラにあいました。
何度も引用させていただいている中野信子さんの本「科学がつきとめた運のいい人」に、こんな記述があります。
自分を大切にしている人は他の人からも大切にされるのです。逆に自分を粗末に扱っている人は、他人からも粗末に扱われるようになってしまうのです。
たとえば、あなたの目の前に2台の車があるとしましょう。1台はピカピカに磨かれた車で、もう1台は汚れていて車体に叩かれた跡がある状態です。もしあなたが「この2台の車のうち、どちらかを棒で思い切り叩いてください」と言われたら、あなたはどちらの車を叩くでしょうか。おそらく多くの人が、汚れている車を選ぶと思います。これは、心理学の「割れ窓理論」(軽微な犯罪がやがて凶悪な犯罪を生み出すという理論)でもいわれていることですが、人にはある特定の秩序の乱れがあると、それに同調してしまうところがあります。
この割れ窓理論が、人に対しても起こるということなんですよね。さらに続きます。
自分を大切にしている人を粗末に扱うのは抵抗があります。しかし自分で自分を粗末に扱っている人には、こちらも同じように粗末に扱っていいような気がしてくる。つまり、他の人から大切に扱われるようにするには、そして周囲の人と良好な人間関係を築くためには、まずは自分で自分を大切にする必要があるのです。
なんだか、わかるような気がしませんか?
叶姉妹に罵詈雑言を浴びせても、あのお二人なら落ち込まないような気がしません?(笑)すべて蹴散らしてしまいそうなパワフルさがありますよね。
「自分を粗末にする」というのは、「私さえ我慢していれば」「私さえ犠牲になれば」「どうせ私なんかは」とかそんな考えで動くことです。
最近家の掃除した時に、私の中学校の時の文集が出て来たのですが、わたし、衝撃的なこと書いていました。
「こんなわたしなんかと仲良くなってくれて本当にありがとう」
わたしなんか、って!!!!!
なんてひどいことを言うんだろう、自分に、と今になって悲しくなりました🥺。それこそ、叶姉妹が言わなそう(笑)。
こんなふうに自分を粗末に扱っているので、それは酷い目にたくさん遭うわけなのです。そういえば、見知らぬ人にめっちゃ怒られることもありました。今は皆無ですね……。
パワハラにあって、粗末に扱われるということは、自分を粗末に扱っているよというメッセージだったのかな、と今は理解できます。
(だから私が悪かったなんてひとかけらも思ってませんよ!あの頃の私は私で、満点だったと思っています。だって頑張ってましたもん😢)
意識を変えたら
自分のこんな経験もあったので、たくさんいじめられると言う長男に対して、「とにかくあなたは素晴らしいんだよ、人から何を言われても、価値があることには変わりないよ。お父さんお母さんはあなたが大好きで、どんなことがあっても味方なんだよ」ということを伝えた上で、
「CPがめっちゃ低いポケモンはすぐやられるけど、幻のポケモンとかって、やっつけるの大変じゃん?」(いきなりポケモンの話ですみません笑、長男が好きなもんで😂)
「自分のことを雑魚キャラと思って戦うか、幻のキャラと思って戦うかで、結果は全然変わってくるんだよ。これから毎日、自分のことを幻のポケモンと思って学校いくんだよ」
と伝えたことがあります(笑)この話が通じたかどうかは定かではないのですが、意識が現実を作り出すということ、そして「1番大切にしないといけないのは、自分の気持ちだよ」ということを必死に伝えた結果、今はそのいじめっ子と楽しく遊べるようになりました。
そして私自身も。
自分の思いを毎日毎日、聞き届けて、「そんな間抜けなあなたも最高だよ」と私に声をかけて、毎日自分の望みを叶えてあげて、ということを続けていたら、トラブルに巻き込まれることがほぼゼロになってきました。仕事でも、ママ友やその他の人間関係でも、私のことを思って優しくしてくださる方に囲まれるようになっています。
意識の変化でこんなにも変わるものなのかと、私自身が一番実感しています。
自分で世界は創れる
自分で自分のことを大切にする、というのがどういうことかわからない方もいらっしゃるかもしれません。特に私のようにずっと自己否定が強かった方は難しいかもしれないですよね。
自分のことを大切にするというのは、わたしが、この(社内SNS)でもずーっとお伝えし続けていることです。
・自分の思いを全肯定する。
・自分を責めない
・エゴキンマン(自己否定をしてくる頭の中の存在)の声より、自分の心の声を採用する
これを続けることこそが、自分を大切にするということ。
その上で、心に刻んで欲しいことは、
「自分で選べる、決められる」
ということなのです。
学校でいじめられていても、パワハラを受けても、そこから逃げる方法は自分で選べるし、決められる。
今いる環境がしんどくても、そこから抜ける方法は自分で選べるのです。
だから、アイツが悪い、この環境が悪い、と言い続けていることは、自分を粗末にしているということ。自分のために動いてあげてないですもんね。
自分を大切に扱いたいときは、人や環境を恨んでもなにも変わりません。自分の気持ちとしっかり対話をして、「わたしが現実を変える。わたしのために」そう決めることで、前に進めるんですよね。
自分の人生は環境では決まりません。
自分の意識でどうとでもなります。
だから、もししんどい方がいらっしゃったら、自分を大切にしていただきたいのです。自分に向ける目を優しさでいっぱいにしてもらいたい。そして、自分が世界を創っているという意識を持ってみてください。無力感いっぱいの世界から抜け出せて、少しばかり、目の前が変わってくると思います。