赤ちゃん待ちの方へメッセージ【8】〜思った数値と違った時〜
7年不妊で苦しんだ主婦です。重度の男性不妊で、自然妊娠はできないといわれていました。
でも、自然妊娠で、2人の男の子を授かっています。このメッセージブックは、悩んでいた頃のわたしに向けて書きました。少しでも、楽しく赤ちゃん待ちができますように、未来のお母さんへ、シェアします。
ホルモン値、hcgの値…
生理何日目か。
高温期の体温は?
精子の運動率は?
卵胞の大きさは?
不妊治療中は、数字に追われてばかり。
ああ、今回も数値が悪かった……
落ち込むこともあるよね。
数値が自分の理想と違ったら、
まずは落ち込んでね。
しっかり落ち込んで。
生理がきたときと同じように。
そして、次に考えて欲しいの。
その数値の悪さのこと考えると、
気分が悪いはず。
気分が悪い時はね。
その数値を信じちゃだめだよ。
その数値は真実ではないのだ!!
だって身体はいつも変化している。
数値って単なる点だもの。
それよりも、自分の身体の感覚を感じてみて。
生理の時の子宮の感じはどうだろう。
身体のあたたかさはどうかな。
数値は悪いけど、体調はいいんだよな、
って思ったら、「体調がいい」ほうを
感じてみる。
信じてみる。
そして、数値のことは忘れて、
身体をひとつひとつ、見てあげてほしい。
感じてあげてほしい。
身体をみくびらないで。
60兆という数の細胞たちが、
あなたの中で生きている。
そのうち、3000億個の細胞が死んで、
それと同じ数だけの細胞が生まれて、
あなたという身体を作り出している。
その細胞ひとつひとつを、
たった一瞬の点で切り取ったその数値が、
そんなに大事かな?
あなたとともに、何十年と生きてきて、
あなたを守ってきてくれた身体なのに?
身体はね、もっと私を見てって
言っていると思うよ。
見てほしいのは数値じゃない。
わたしという、身体を見て。
感じてほしいって。