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捕食植物解説

皆さんこんにちは
捕食植物の解説をします
解説だけ見たい方は前置きやら、あとがきやらは飛ばして読んでください
あと勝手に人の名前とか書きます
怒られたら非公開にします

前置き

唐突ですが皆さんは完結した呪術廻戦読んでいましたでしょうか?
呪術廻戦では術式を開示することで術式効果が上がります
リスクを取ってリターンを得るわけですね

では、デュエルリンクスでの術式こと情報を開示して得られるものはなんでしょうか?

そうメリットゼロです
強いて言うなら承認欲求が多少満たされることでしょうか?

2023年にWCSが復活、KCポイントが非常に大事になった昨今、最上位プレイヤー達が情報を隠蔽するのは小さな承認欲求を満たすことよりも大事なことが沢山あるということですね

もっと情報を公開してくれよな みんな

最近はカードプールがより現代に近くなり手札誘発の投げ合いが起こる現代遊戯王がデュエルリンクスでも行われています

長年続いているカードゲームの宿命ではありますが、どんどん複雑なゲームになってきていますね

複雑になったゲームを楽しむには情報が必須ですが、勝つための情報は世に出回っていないのが現状です

そこで"デュエルリンクス"を好きなプレイヤーが,難しくなってしまった"現代のデュエルリンクス"を楽しむための一助として久しぶりに記事を公開しようと思います

捕食植物ってどんなデッキ?


捕食植物はカードゲーマーが憧れる初動率がほぼ100%の夢のデッキです

強力な先攻盤面をつくり、後攻は壊獣が確定
リンクス史上最強デッキの1つで間違い無いでしょう

事実RYOSUKEさんがリンクス史上最高勝率の78.78%で金アイコンを取っています

遊戯王はマリガンが無いゲームですので初動率が高いデッキでも8割強から9割近くになることが多く10回に1回は負けるゲームです
どんなに強い人でも勝率6割強あれば高い勝率であると言えるはずです

もちろんRYOSUKEさんのプレイングありきの話ですが、勝率78%をたたき出せるデッキは異常、ぶっ壊れといって良いでしょう

また、デュエルリンクスではOCGやMDと異なり対戦相手のデッキがスキル宣言とキャラクターで概ね予想がつきます。
つまりは、対戦相手によって柔軟に展開を変えることができるということです

これまでのデュエルリンクスで対戦相手に合わせて展開を変えるようなデッキは数えるほどしか存在しませんでした
そもそも強力な先攻展開が出来るデッキは数えるほどしかなかったのです
捕食植物は新たな時代の到達を感じさせるデッキでした

デュエルリンクスの仕様のせいで明らかに操作時間が足りないのも新時代を感じさせますが…

このとんでもデッキを支えているのがとんでもスキルです


このスキルの②③の効果はEXデッキに「スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン」を入れている場合にそれぞれデュエル中に1度ずつ使用できる。
①:自分は「捕食植物」モンスターしか召喚・特殊召喚できない(EXデッキからの特殊召喚を除く)。
②:手札の「プレデター」カード、「融合」魔法カード、「フュージョン」魔法カードを合計2枚相手に見せて発動できる。自分のデッキ・墓地の「プレデター」カード1枚とデッキ外の「融合」1枚を手札に加える。
③相手フィールドにのみモンスターが存在する場合に発動できる。相手フィールドの表側表示モンスター1体に捕食カウンターを1つ置く。捕食カウンターが置かれたレベル2以上のモンスターのレベルは1になる。


初動と融合が確定するイかれスキル
なぜかプレデターカードだけでなく融合カードを見せてもスキルが起動できる おかしい

デッキ内のほとんどのカードが初動になってしまうこのスキルのおかげで初動率は不純物を6枚採用しても98.19%です
不純物を2枚以下の採用に抑えれば初動率100%の馬鹿デッキの完成です

カードゲームというよりほぼ将棋です

最近では展開を伸ばすスキルが多く
安定感に関わるスキルは少なかった印象でしたが久しぶりにトンデモスキルが来ましたね
これは…規制されること間違いなしでしょう

ですが、使えるうちに最強デッキを触っておいた方が絶対楽しいのも事実
皆さんも捕食植物のパワーを体感しましょう

カード解説

通常カード解説ではデッキに存在するカードを全て解説するのが基本ですが
ここでは解説したいカードだけをピックアップして解説していこうと思います
カードの効果は読めば書いてあるので…

おなじみオフリス君

オフリスを減らしている構築もありますが個人的には3枚欲しいカード
後手の強さや誘発受けの良さから素引きしたいカード
後攻はオフリスから入りトロイメアフェニックスで1罠踏むことがほとんどでした

捕食植物自体が規制されそう雰囲気もあるのでパックを剥け!とは言いませんが3枚ある方は使ってみることをおすすめします

強すぎる

どこからでも墓地におくられるとサーチ可能というイかれカード
僕がアニメを見ていた頃はユーリ君はこんなカード使っていなかった気がします
なぜ実装してしまったのか…

ルビで読む派が多い中僕は接ぎ木派

サーチ可能な死者蘇生
人によって採用枚数の分かれるカードでしたが個人的には複数枚投入することをオススメします
リンク値が伸びたり、ポン出しのスタペリアが強力だったり、セラセニのサーチ先として残っていると便利だったりと終盤勝ち筋が簡単になる要因のカードです
考える要素が多く、回すだけでも大変なデッキなので楽できる要素は多い方が良いと思います

誰やねんお前

KC中に他の人が使ってたのを見て試し使用したカード
こいつのせいでミラーのお作法が変わり大変でした
詳しいことはあまやみさんがnoteにまとめていたのでそちらを読んでください
素晴らしいnoteでした

デッキ構築

構築解説

今回は僕が実際にKCで使用したものを紹介します

ミラーを意識した誘発型
不利対面を補うサイクロン採用

不純物の枚数は6,7枚くらいが妥当な枚数だと思います

デッキの都合上メインギミックのほとんどが多くの人と同じような内容になるのであまり多くは語りません

ここでは、多くの構築に誘発が採用されていた理由とエクストラについて2つだけ深掘りします

1つ目、KC以前の構築にはほぼ採用されていなかった誘発の採用について

誘発が採用された最たる理由は、ミラーにおける先攻の圧倒的優位性です

KC以前の捕食ミラーはセラセニアントや墓地惑星により耐久性能に優れていたため、基本的にリソースの取り合いを行うゲームでした
先攻が増やしたリソースに後攻が追いつくことが出来ず、KC前の捕食ミラーは先攻ゲーと化していました

後攻が先攻の展開を止めるために誘発を採用えざるを得ないのは現代遊戯王と同じですね

僕もKC前日に誘発採用に気づき、調整に付き合ってくれていたつくねさんに試したところ誘発を引いた試合は勝利
誘発の強さを確信しKCに望むことができました

最終的にはドロール&ロックバードまで飛び交う地獄と化しましたが…

2つ目、エクストラについて

捕食は圧倒的な展開力からエクストラに対策を仕込むことが可能でした
ゴストリ対策のライゴウ、LLへの延命用のナイチンゲール、ミラー対策のトウテツドラゴン
これらを適切に使い分けることで不利対面を減らしていきました

僕自身はトウテツドラゴン絡みのプレイを練習しておらず
時間が足りなくなるという理由から最後は採用せず走りました

エクストラは自由なので今後さらなる展開が見つかるかもしれませんね

妥協構築

軽くですが妥協構築について

僕は3枚採用していますがオフリススコーピオが1枚でもスキルでサーチが可能なので遜色ないパワーで回せます

こんなに強くて楽しいデッキは1度は触っておいた方が良いと思うので是非使ってみてください
一応の妥協構築も載せておきます
持っている方はビブリスプとオフリスを増やしてください

展開解説

皆さんお待ちかねの展開解説です
あくまでも僕がやっていた展開であり最適解だったかは分かりません
ひとつの参考程度に考えてください

また、遊戯王のnoteを読むとき常々思っていたことなのですが、モンスターnsとかエクストラからssとか書かれても頭に全く入ってこないんですよね
僕の頭が悪いせいなのでしょうか?

というわけでスクショをペタペタ貼って解説したということにします
文句は受け付けてません

初期手札の画像を見て展開を考えると勉強になるのでお時間のある方は是非挑戦してみてください

基本展開

最終盤面
再生機構、プランター、スタペリア、墓地罠、生成、手札セラセニアント×2

初期手札

初期手札
スキル起動ビブリスプサーチ
オフリス召喚コストビブリスプ
ダーリング特殊召喚
ダーリング→再生機構
ビブリスプ→ドロソ
ドロソとオフリスでアンブロメリドゥス融合
アンブロ効果で惑星サーチ
持っている場合はプランター
再生機構で惑星を切り
置換融合をサーチ
アンブロ効果でコブラをセラセニアントに変換
置換融合でスタペリアを融合
セラセニアント効果で生成サーチ
置換融合効果で1ドロー
プランターでビブリスプ特殊召喚
再生機構でセラセニアント回収
最終盤面

盤面と墓地融合で3回の妨害
さらに、ビブリスプを巻き込み相手ターンに融合するとセラセニアントの3枚目を持って来れます
環境外のデッキはこれを越えられません

ナイチンゲール展開

最終盤面 スタペリア、ナイチンゲール、再生機構、プランター、墓地罠

初期手札

初期手札
スキル起動
ビブリスプサーチ
オフリス召喚
ダーリング特殊召喚
セラセニサーチ
セラセニ巻き込み融合
アンブロ効果プランターサーチ
プランター効果セラセニ蘇生
アンブロ効果セラセニをビブリスプに変換
セラセニ効果接ぎ木サーチ
接ぎ木でビブリスプ蘇生
ナイチンゲール特殊召喚
再生機構で罠を切り、置換融合サーチ
置換融合でスタペリア特殊召喚
置換融合で1ドロー
再生機構で回収して最終盤面

セラセニを巻き込みながらアンブロを出し、プランターをサーチ、その後アンブロ効果でセラセニを変換する動きは後手でもよく使うので覚えておきましょう


ライゴウ展開

これは展開とも呼べないので割愛
モンスター4面並べてユニコーン挟みながらリンクするだけ
ゴーストリック対面にしか使わないです
ライゴウを守るための超融合を構えるのを忘れずに
どうしても見たい方はうずまきさんのポケポケに負けるな杯の決勝2戦目をご覧あれ

https://t.co/roZHrESyCK

ヴェーラーケア展開


最終盤面 スタペリア、ラフレシア、墓地罠、再生機構、手札セラセニアント

初期手札

初期手札
スキル発動ビブリスプサーチ
オフリス召喚コストビブリスプのタイミングでヴェーラーのチェーンが見えたとする
ビブリスプ効果キンジーサーチ
セラセニとキンジーでアンブロ融合
ここでアンブロにヴェーラーを貰ったものとする
セラセニ効果で接ぎ木サーチ
接ぎ木でキンジー蘇生
キンジー効果、アンブロとキンジーでスタペリア
接ぎ木でアンブロ蘇生
アンブロ効果でオフリスをコブラに変換
コブラ効果再生機構サーチ
再生機構コスト罠置換融合サーチ
置換融合でキメラフレシア
置換融合1ドロー
プランターツモったので
ビブリスプ蘇生
再生機構でセラセニ回収
最終盤面

ここに記載した方法以外にも、捕食活動などで盤面にキンジーを送り出せばヴェーラーやしぐれを貫通できることがあります
プランターでは効果が無効になっているため貫通できないことは覚えておきましょう
また、ヴェーラー、しぐれを貰った後にナイチンゲールを立てて延命を図るパターンもあります

あとがき


今回は2年ぶりの3度目の金アイコンでした
あと3勝とか70dp足りなかったとかそういうのが続いていただけに本当に嬉しいです

最近は強い人の友達ポジションだったので金が沁みます

ところでなのですが、デュエルリンクスの先行きが不安ですね
環境デッキが複雑になりすぎ、かつ時間がかかりすぎだと思います

大学の友人を遊戯王の沼に沈めまくってきましたが、残念ながらリンクスだけは長続きしている友人が居ません
MDと紙ではそこそこ遊んでもらえるのですが…

本格的に不安です

次の金アイコンが2年後にならないこと、2年以上リンクスが続くことを祈っています

ではまた

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