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【ティール組織勉強会】第Ⅰ部 第1章 変化するパラダイムー過去と現在の組織モデル~順応型組織(P36)

<著書 要約>

 順応型組織では、正式な役職、固定的な階層、組織図によって、権力の安定がもたらされている。
上意下達式の命令系統が正式に採用されている。
人類の最初のグローバル組織は順応型パラダイムに従って組み立てられていた。法や規則で組織を維持する。
労働者はほとんどが怠け者で、不正直で、つねに指示を待っている存在であり、常に監督され、指導を受けるべき存在という考えに基づく。
社会的な仮面順応型組織は、役職、階級、制服を発明し、メンバーを役割に一体化させようとする。
順応型パラダイムで何よりも重要なのは、社会的な帰属意識だ。
「自分たち」対「彼ら」という問題である。
明確な縄張り意識があり、互いの境界線に目を光らせる。
雇用は終身雇用制を採用し、多くの従業員の社会生活は仕事や職場を中心に営まれている。

ティール組織(フレデリック・ラルー著)

◆◆スタッフYさんの感想◆◆

 順応型組織は、現在のような、組織の型だけではない要因も大きく作用していると思いますが、変化が激しい時代に柔軟に対応できない組織なのかなと思います。
 「労働者はほとんどが怠け者で、不正直で、つねに指示を待っている存在」とありましたが、このような組織員がいると、その組織は停滞(後退)し、そうではない人々の居心地の悪いものになってしまうと思います。
 「働き者で、正直で、つねに自主的に動く」前向きな人々が集まると、組織は自然と発展し、活性化するように思います。
私は読みはじめてからこれまで、どちらかというと組織の型からというよりも、世界観の変化はあるにしろ、どのような組織員の集まりかで、どのような組織になるかが決まるように思っています。
 同じ目的に向かい前向きな人々の組織にいられることは幸せであり、自分もその組織員として成長していくように努めたいと改めて思いました。


◆◆スタッフSさんの感想◆◆

 縄張りや境界にこだわったり、指示を待つだけでは上手く機能しない事は明確だと思いました。
各部署の垣根を越えて臨機応変に対応し、主体的に行動することを意識していきたいと改めて思いました。

◆◆加藤院長 コメント◆◆

ありがとうございます!
僕自身もまさにそこがポイントだと思います。
まさにティール組織は「枠」ではなく 組織員の意識の状態が出発点でその方向付けに 組織が使われる感じだとおもいます。 
また 組織化が そのチーム員の意識の成長を加速させるし、そのための組織化というのが、人類にとっての秘められた潜在能力としての最大の武器だとは 僕自身感じています。

◆◆スタッフNさんの感想◆◆

 人が型に目が行きやすいのは、型にはまっている方が安心だからなのかなと思います。
だから主体性を失って行くような気もします。

落ちるかもしれない見えない道に一歩踏み出すことは怖いですが、目的地がはっきりしていれば、道も自ずと見えてくると感じました。

◆◆スタッフHさんの感想◆◆

「労働者はほとんどが怠け者で、不正直で、つねに指示を待っている存在」と書いてありましたが、ほとんどの企業は縦社会で、常に指示を待っている方が正しいと思っている人が多いのかもしれません。
 枠から外れてしまうといけないということが組織の中では普通になってしまっている。
ほんの少しでもいいから主体的にしてみようと思うことで少しづつ変化が見られてくると感じました。


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