ティール組織勉強会 第Ⅱ部 第4章 全体性を取り戻すための努力/一般的な慣行~内省のための空間(P258)
<著書 要約>
ビュートゾルフでは看護師全員がインタービジエと呼ばれるオランダで生まれたピアコーチングの技法の講習を受ける。
インタービジエのプロセスは、グループが助言、勧告、なぐさめの言葉といったあまりにも当たり前の対処に終わることのないよう、厳格な形式と基本ルールに従っている。
プロセスの大半では、チームメンバーはオープンクエッション(はい。いいえとならないような質問)しか尋ねることができず、彼らはその人が取り組んでいる問題を一緒に考える同行者、いわば旅の道連れになる。
じっくりと耳を傾け、自分らしさや弱さをさらけ出せるような安全な空間が作られる。
この指導は、看護師が新しい視点から自分の問題を見つめ直し、自分自身で解決法を見つけ出せることを目的とする。
単純だが美しいプロセス。
尊敬と同情の念をもってグループに包んでもらえることは多くの人々にとって新鮮で忘れ難い経験となる。
◆◆スタッフHさんの感想◆◆
質問の尋ねかたによっても、他の人の言葉を引き出すことができるのだと知ることができました。
私も同意を求めてしまうような言葉がけをしていると気がつけたので、はい、いいえの答えにならないような問いかけ方を考えながらいきたいと思いました。
それとともに、人の話を最後まで聞ける姿勢で接していきたいです。
◆◆加藤院長コメント
(スタッフHさんの感想について)◆◆
根底に、相手への「興味」と「理解したい」という、温かい気持ちが必要かもしれません。
◆◆スタッフNさんの感想◆◆
答えを伝えるのではなく、相手の考えを導き出すようなアプローチによって、常に互いが考える過程が生まれるのだと感じました。
◆◆スタッフSさんの感想◆◆
どうしても「答えを導くように誘導するようなアプローチ」になりやすいと思うので注意していきたいです。
◆◆スタッフMさんの感想◆◆
オープンクエスチョンから入るのは、医療面接ではイロハのイだと思います。
問診票がその役割を果たしていると思いますが、囚われずに患者さんに寄り添って、本質的な問題を引き出せる存在でありたいです。
同様に、働く仲間や家族、友人にもそんなあり方をいつも持ち続けたいです。
◆◆スタッフYさんの感想◆◆
質問の仕方で、相手への理解の深さが変わるんだと気付きました。
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