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ティール組織勉強会 第Ⅰ部 第1章 変化するパラダイムー過去と現在の組織モデル~多元型組織(P55)
<著書 要約>
多元型パラダイムでは、人生には成功か失敗か以上の意味があると考える。
人々の感情にきわめて敏感で、あらゆる考え方は等しく尊重されるべきであり、公平、平等、調和、コミュニティー、協力、コンセンサスを求める。
仕事の成果よりも人間関係の方が価値が高く、ボトムアップのプロセスを模索し、リーダーは自分が率いる人たちのために奉仕すべきだと主張する。
気高く、寛容で、他人の気持ちを理解し、相手への思いやりがある。
ところが、明白な矛盾があり、だれかが多元型パラダイムの寛容性を悪用してとんでもないアイデアを提案してきたときにも、平等に扱わなければならないことになってしまう。
ルールに対する多元型の関係は曖昧で矛盾しており、ルールは常に、最終的には裁量によって決まる不公平なものだ。しかし、ルールを全部なくしてしまうと現実は回らず、権利の乱用が始まる。
◆◆スタッフYさんの感想◆◆
全員に平等な権利があり合意を得ることは、小規模な組織であれば可能かもしれませんが、規模が大きなものになればなるほど難しくなると思います。
多元型組織は、十分と言えるほどの規模で成功した事例はなかったとありましたが、一見理想的にも思える極端な平等主義は、足かせになることがあるのだと思いました。
平等主義も大切だとは思いますが、自分が主体となっていれば、不公平感などあまり感じないのかもしれません。
あまりにも、な不公平なら感じると思いますが。
やはりここでも、組織員が目指す目的が明確でないと組織運営が難しくなる、目的が明確であれば発展していけるということが表れているように思いました。
◆◆スタッフNさんの感想◆◆
スタッフYさんがおっしゃるように、平等は時に不公平感を生むように感じます。
公平であっても平等である必要は必ずしも無いように思うのは、主体性を持った集団であれば自ずと組織の方向性に則して動くと思うからです。
◆◆スタッフSさんの感想◆◆
人々の感情に敏感で…とありますが、色々な人の感情に振り回されながら、平等、公平、調和を重視する状態はとても不健康な状況に陥ると思いました。
◆◆スタッフMさんの感想◆◆
「尊重されるべき」「奉仕すべき」という表現は、交流分析でいえば、CP(critical parents)という自我状態から発せられる代表的な言い回しで、権利者が決めたことに従わせるような心理的ポジションからくるこの表現には公平、平等、調和、寛容、思いやりなどはかんじられず、そもそも矛盾があると感じました。
スタッフYさんのいわれるとおり、自分が、主体であることが大切だとあらためて思いました。
◆◆加藤 院長コメント◆◆
組織員それぞれが、 背景が違うし、年齢も、性別も、 違う、 よく見ると かなりの違いが それぞれある中で、 そもそも 平等 という 言葉が 非常に 矛盾で、 平等とは 視点の軸が 組織からの視点であり、それに対しティール組織は それぞれ 組織員からの軸をもつ それが主体性ということであり主体性の組織形態、 不平等も 軸が自分軸になると チャンスと感じたりする。
流石に極端な不平等は 是正すべきものの 絶えず 軸は 自分に持ちたいです。
組織が軸になると、馴れ合い、談合、 利権 の 温床となり、 組織以外の点が落とし穴となります。
これが、「仲良し」「チームワーク」「同色」を価値観の最上位に持ってきてしまう組織の落とし穴となります。
◆◆スタッフHさんの感想◆◆
主体的であれば、不公平感は感じないと本当に思いました。
どこか他人事であれば、不公平感を感じてしまうことが多く感じます。
自分が主であれば他人と比べることなく物事が進むと思いました。