宿泊療養施設とは・・
先日新型コロナウイルスに感染しまして
ホテル療養をすることになりました。
今回はそのホテルの紹介です。
なんとホテルではなく仮設住居
無言で運転をする
(当たり前だよ、感染者相手に会話をして、わざわざ飛沫を飛ばさせるようなことは御法度だからね)
僕と同じ頭をしたおじさんの運転するワゴン車に揺られること40分くらい
首都高を滑るように走り着いたのがお台場でした。
ここは
お台場にある船の科学館の駐車場に
昨年、この緊急事態を受けて急遽建てられた
ペット同伴可能宿泊療養施設なのです。
仮設住居で部屋の数は140室。
消毒の関係もあって満室にはせずに運用しているようで、
昨年の10月頃から
宿泊療養施設として運用開始されたようです。
僕はペットを飼っているわけではないのですが
こちらの施設が空いていたということで
案内されました。
ホテルじゃねえじゃねえか!!!
どうせならホテルに宿泊したかったよ〰️
とんでもございません。
今自分が東京で一人暮らししているアパートよりもはるかに
ランクアップされた住居なのです。
①草原のように広い!!
療養施設の部屋の広さは全部で12畳ほど
一方、僕の住むアパートは6畳ほど。
倍広いのです。もうそれは僕にとっては大草原に感じられます。
②風呂とトイレが別々
東京に一人暮らしを始めてもう10年以上経ちますが、
そのほとんどがユニットバス
(風呂とトイレが一緒の空間にある)でしたが
ここは別々。
浴槽はなく、シャワーを浴びるスペースだけなのですが
それでもシャワーの水圧はしっかり強いし
明るいし
キレイだし
とても水はけがよいし
(シャワーを浴びた5分後にはもう一滴も浴室内には残っていなかった)
トイレも水流は強力だし
明るいし
ウォシュレットもついてるし
とても"便はけ"がよいし。
(便を流したら5分後にはもう一塊も便は残っていなかった)
③キレイな洗面台
いつもはユニットバスについている
浴槽と便器の間にある簡易的な洗面台ですが、
こちらは全然違う。
大きな鏡。
この鏡の前で髪をセットし放題、
お化粧し放題、
お肌の潤い確認し放題です。
しっかりハンドソープ「キレイキレイ」も置いてあり
歯ブラシ、ヒゲソリ、ヘアブラシといった
アメニティも置いてありました。
そして明るい。
④洗濯機がずっしり
室内に洗濯機。
僕の家ではベランダに雨ざらしの状態で洗濯機を置いていますが、
こちらは一滴も雨を浴びない状態で置かれています。
しかも、
洗剤も備え付けてある始末!!
室内で衣類も干せます!干し放題!!
アジの開きも干せるかも!!
もし外で野球やサッカー、ラグビーをして
泥だらけ草だらけになっても、
こちらで衣類を洗って干せるのでとても助かりますね!!
⑤ベッドがうねる!!
備え付けてあるリモコンを使うことで
上半身側も、下半身側も上げることができます。
ベッド自体の高さも変えることができて、
高くしたら最長で1mくらいの高さまでたり上がる可動式ベッドなのです。
寝返りで落ちないように柵も付いてますね。
ベッドにいながら食事できたり
本読んだり出来るベッド用のテーブルもあり
病室みたいです!
一応
病人なので病室で合っているのか・・
⑥圧倒的な作業スペースでやりたい放題
ベッドの横には事務机があり、
その上にはテレビやデスク用ライトが置いてあり
勉強とか読書とか作業とか
なんでもし放題です。
Wi-Fiも通っているので
パソコンを持ってきてインターネットもできます。
もう僕は寝る暇もないくらい作業
(ノートにひたすら”えがお”と書きまくる)
をしてしまってますねここでは。
ああ忙しい、ああ忙しい。
⑦おいしいであろうお弁当!!
朝8時~9時
昼12時~13時
夜18時~19時
この時間になると、外の大きな小屋
(大きなテントと言った方が正しいかもしれません)
に弁当を取りに行きます。
このときだけ外に出れるのです。
お弁当ゲットチャンスは1日3回、それぞれ1時間だけなので
それを逃すともう外には出てはいけません。
さすがにこの時間を逃すことはいまのところなく
毎回この時間になると
外に出て弁当を取りに行くのですが
ほとんど誰にも会いません。
今朝、1人男性を見かけたくらいです。
弁当の置いてある大きなテントにも誰もいなくて
たぶんその中には仕切りがしてあるので
その仕切りの向こうに職員さんがいるのかもしれませんが、
そこでも人との接触はありません。
そしてこれが凄いのですが、
この1日3回ある
大きなテントに弁当を取りに行くときに
他のことも済ませることができるのですが、
それがゴミを出したり
足りなくなったアメニティや
飲み物、
室内で使うタオルやマット、
ハンガー、
洗剤やスポンジ
ペットを連れてきている人のための様々な用品を
そこから補充できるのです。
飲み物は
お湯で溶かして飲む粉末タイプの
お茶やコーヒーや
紅茶のティーバッグ
水のペットボトルと、紙のパックのお茶や
ボディメンテというドリンクなどがあります。
コンビニとかに売っているのはよく目にしますが
少しお高いのでなかなか買わないやつですね。
もう生きていくには十分なくらいです。
そして1日3回出るお弁当も
おそらくおいしいのでしょうが
味覚が鈍ってるので
存分に味わえないのがとても悔しいですね。
冷蔵庫も
電子レンジも
お湯を沸かすケトルもあるので
飲食はとても不自由ないです。
見えないたくさんの人たちのおけげで・・
エアコンもついているので
(自宅にはエアコンがないのでとてもありがたみを感じます)
一日中ずっと暖かいです。
こんな快適な生活を僕がしていいのでしょうか?
ずっと
ここに住んでいたいくらい過ごしやすいです。
しかしこれも
東京都の、
都民の皆さんが払っている税金の恩恵。
そして
これに関連して働いている
都の職員さんや
看護師さんやお医者さん
保健所の職員さんとか
ホテルを手配してくれた人や
自宅待機をしているときに体調確認で電話をしてくれたお姉さん
この施設を運営するために働いてくれている人
お弁当とか色々な必要物資を用意してくれている人
送迎してくれた
親近感を覚えたおじさん。
もう僕の見えないところで
たくさんの人のおかげで
こうして感染が拡大しないように、
そして感染者にもしものことが起こらないように、
感染しても安心して療養できるように
こういうことが行われているということに
改めて感動いたしました。
感謝してもしきれません。
よくテレビとかネットニュースで
政治批判とか
行政批判とか聞くけどもけども、
もちろん悪い人もいるかもしれませんが
こういう恩恵を受けることが出来るのは
必死に頑張ってくれてる方がいるということで。
ただ、ただ、
僕はその事に感謝をしたいです。
ありがとうございます。
僕も感染拡大防止のために
自分ができることを真剣に取り組まないといけませんわ。