【数学】飛行機が墜落しなくなるライフハック
明日は楽しみにしてた海外旅行だから…
明日は推しのアイドルのライブだから…
明日は出張で大事なプレゼンがあるから…
この飛行機、絶対墜落して欲しくない!!
突然ですが皆さん、
乗っている飛行機が絶対に墜落して欲しくない時って、ありますよね!
今回はそんな時に使える、飛行機が墜落する可能性を限りなくゼロに近づけることができる、とっておきの裏技をご紹介しようと思います!
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飛行機が墜落しなくなる方法って?
その方法はとっても簡単。
飛行機に乗ったら、隣の座席の人に「ご職業は何ですか?」って、聞いてみてください!
たったこれだけです!
え、何でこれだけで飛行機が墜落しなくなるって?
その仕組みを今からご説明しましょう。
なぜ墜落しなくなるの?
正確には、絶対に墜落しなくなるわけではありません。
墜落する確率をゼロに近づけることができるのです。
確率論の話
少し数学の確率論の話をします。
ある2つの出来事が同時に起こる確率は、それぞれの確率のかけ算で求められます。
教科書によく載っている例で言うと、サイコロを一つ振って1の目が出る確率は$${\frac{1}{6}}$$ですよね。
じゃあ二つのサイコロを振って両方1の目が出る確率は?
答えは$${\frac{1}{6}}$$と$${\frac{1}{6}}$$のかけ算で、$${\frac{1}{36}}$$になります。
細かいことは抜きにしても、1の目が一個出るより、二個同時に出る方がレアだというのは感覚的にわかりますよね?
今回のケースでは?
これを今回の飛行機の話に応用しましょう。
乗った飛行機が墜落する確率を、まぁ高く見積もって0.1%としましょう。$${\frac{1}{1000}}$$の確率です。
そして、隣の席になった人の職業が例えばお医者さんだったと仮定します。
飛行機で隣の席が医者になる確率は?
これもまあ高く見積もって1%、$${\frac{1}{100}}$$としましょう。
さて、では飛行機で隣の席になった人が医者で、かつその飛行機が墜落する確率は?
これは前項で話した通り、それぞれの確率のかけ算になります。
すなわち飛行機が墜落する確率$${\frac{1}{1000}}$$と、隣が医者になる確率$${\frac{1}{100}}$$のかけ算です。
計算すると、$${\frac{1}{100000}}$$になるのです!
どうですか?
最初飛行機が墜落する確率は0.1%だったのに、隣の人に職業を聞くだけでその確率が0.001%にまで下がったのです!!
すごいでしょう!?
実際に試してみた
私の説が正しいことを身をもって検証してみようと思います。
12月某日、私は推しのライブに出席するために飛行機に乗って東京に向かいました。
大好きな推しに生で会えるまたとないチャンス…
この飛行機、絶対に墜落して欲しくありません!
搭乗し自席に座るやいなや、私は早速隣の人に「ご職業は何ですか?」と聞きました。
するとその人は「力士」だと答えました。
これは珍しい!確率0.2%ってところでしょうか。ラッキーです。
私の理論だと、職業はたくさんの人に聞けば聞くほど飛行機は墜落しにくくなります。
飛行機が墜落する確率に職業の確率がどんどんかけ算されていき、確率は0に近づいていくからです。
そう考えた私は隣の隣の席の人にも「ご職業は何ですか?」と聞きました。
するとなんと、その方もまた「力士」だというのです!
そして、機内をよく見わたすと、周りは恰幅のいい着物姿の男性で埋め尽くされていました。
なんとその日は力士達の部屋間交流旅行だったらしく、私以外の乗客全員が力士だったのです!
これはすごい!すごい確率ですよこれは!!
自分以外の乗客全員が力士になる確率なんて0.000000……
0がいくつあっても足りません!!
この飛行機が墜落する確率は0%と言っていいでしょう!
私はなんて運がいいんだろう!
神様ありがとう!!
その飛行機は結局、乗客の重量オーバーで墜落しました。
私の理論は完璧なはずなのに、一体何が間違っていたのでしょう。
何か条件付きで考えなきゃダメだったのかなぁ?