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2019年の良かった曲(とアルバム)


2019年にリリース(アップロード?)された楽曲で良かったと思うものを並び連ねます。

12月のいつ頃からか、今年の良かったアルバムなんだろな~と年間ベストアルバム的なものをぼやぼや考えながら音楽を聴いてたんですが、数日前にやっと決めまして。こういうのって大体は気軽な気持ちで始めるのに一向に終わりが見えてこない。

いいアルバムってなんだ…。いいってなんだ…。

最初は良く思えたけど段々落ち着いてくるものと、最初ふつうだったけど段々良く思えてくるものを比べて選ぶってなかなかの苦行です。しかも精神状態によって印象変わるし。精神状態はこの世のあらゆる事象から影響を受けますからね!時間帯とか気温とか人間関係とか今日の予定とか… これは大変だね… そんなちゃんと選ぼうとしなければいいだけなんだけど


それでも… それでも… と選んだらこうなりました

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OGRE YOU ASSHOLE『新しい人』
パソコン音楽クラブ『Night Flow』
KIRINJI『cherish』
ナナビット『机上の空論』

ジャケットもかっこいいね…


これいろんな人の様々なチョイスを見るのも楽しくて、全然知らんのが並んでて全然知らねー!ってよく思います


良かった曲の話でした

良かったアルバムって言われても結構アバウトな印象があって、結局どの曲がいいんだ~!と思ったりもするので、曲単位でもやってみようかなというのが事の発端、ということでした。

アルバムリリースは2019年でも、MVやシングルとして前の年に発表されていたものは除きました。YouTubeにあるものはリンク貼りつつ、ひと言ふた言書いたのでスクロールしながら「へ~」と思ってください。

挙げた曲をまとめたSpotifyのプレイリストは一番下にあります。結論は後!順番はとくに関係なし


2019年の良かった曲



東郷清丸 - L&V

歌詞が愛。たしか2018年のクリスマスだかにこの曲のデモ版がSoundCloudにあがってて、うわいいな~と思いました。



OGRE YOU ASSHOLE - わかってないことがない

前作『ハンドルを放す前に』もフラットな感じがしてとてもよかったんですが、まだ感情なくせるのかよと思いました。

ぞっとするくらい穏やかで相当淡々としてます。特に1曲目の「新しい人」がやばい。アルバム通して嘘っぽい気持ちでそれらしく振舞ってるだけみたいな雰囲気があって聴きながら内心ニヤニヤしてました。

この曲はシンプルなリズムで耳馴染みもいいんですが、その穏やかさそのまま受け取っていいのか?みたいな空気が漂ってます。表面はフラットでも裏側や経緯が見え隠れするようなものに惹かれる傾向がある。サビ,間奏と続いて何音か高くなった(もしくは転調した)Aメロに戻って後奏という流れなんですが、その展開がキモくて最高でした。

感情を超越した人類とか、AIのおすすめ機能の果て的な歌詞がSFっぽいです。



Toro y Moi - Ordinary Pleasure

トロイモアのこの笑顔



パソコン音楽クラブ - In the eyes of MIND, hikari

パ音またはパ。90年代ハード音源がVoperwave的に捉えられてる気もしますが、アートワークもMVもわりとハイファイ(公式HP以外)なのがいいな~と思う。西山くんが『Night Flow』に対して歌モノとアンビエントの共存がうまくいったみたいなことを言ってて、比較的インストをそこまで好きになれない(聴き方がわからない?)自分としては共感できる言葉だった。

hikariは長谷川白紙の柔らかい声質でたまに節をつけるボーカルが激ハマりしている。



South Penguin - idol

年の初めに聴いたこれが結局1番よかったかもしれない。帰りの電車のドア付近で、リリースの情報を見てすぐさまイヤホンつけてMV再生した記憶があります。

急にドラムが鳴ってそのまま始まるイントロの時点でかなり良いんですが、Aメロの歌が特に最高。初めて聴いたときはイントロの左で鳴ってる距離の近いキーボードが印象的でした。

ミックス:岡田拓郎、マスタリング:Klan Aileenの松山さんで信頼が厚いです。アルバム収録のマスタリングよりシングル版のほうが低音への配慮があって好き。MVもいかしてる。



土岐麻子 - That Summer

節つけて歌うのめっちゃいい~。シティポップ源流寄りの人がtoeのグッドバイを歌ってると思うとうけてきますね。アルバムタイトル『PASSION BLUE』ってかっこいいです。



KIRINJI - Almond Eyes

ありがとう高樹

リード曲でラッパーをフィーチャリングしがちこと堀込高樹ですが、なんか歌うまくなってるのが面白かった。

冒頭2秒のパーカッションからすでにかっこいい。基本的に歌メロはどっちつかずでゆらゆらしてる印象だけど、”遠い海からのギフト、ギフト!”で決めるとこがめちゃくちゃいい。

鎮座DOPENESSパートの言葉選びが浮いてる気もしてたけど今ではいい感じに思えるし、終盤の鎮座DOPENESS→堀込高樹へのパスがスムーズで最高です。



ナナビット - Moving Forward Looking Background

厚みのあるシンセサウンザーなインスト。パ音のlnu_wanwanwanさん経由でTR-707をつかった動画を見たのが知ったきっかけ。

しばらくしてアルバム出すということで楽しみにしてたら超よかった。



Klaus Johann Grobe - Downtown - Extended Version

どこの誰だか知りませんがずっと良い具合のテンション。間奏のソロがハッとするくらい良かった。MVテンションあがる。



おやすみホログラム - ghost rider - パソコン音楽クラブ Remix

パソコン音楽クラブにつられて久々におやすみホログラム聴きました。カチッとしたピアノ?バッキングがテンションあがります。



んoon - Gum

んをhに見立てる視点。ジャンル感の薄さと間の多さが心に訴えかけてきます。MVすごすぎ。



長谷川白紙 - ニュートラル

アルバム『エアにに』は、色んな音が色んな所から聞こえてなんか楽しい~の超アップデート版で、体験的な音楽という印象でした。この曲だけはかなりプレーンでほぼピアノ弾き語り。でも全然いかれてる



yui × ミゾベリョウ - ばらの花 × ネイティブダンサー



ずるいだろ!!!!!






ネイティブダンサーのピアノの途中で右から入ってくるばらの花のギターが熱い。あとyuiの声!そして っつつつつつドン これです
ピアノの音がもう少し硬めだったらいいのにな~と個人的に思います。

山口一郎がくるりのワールズエンド・スーパーノヴァに影響を受けたみたいな話を思うとグッとくるね…



サカナクション - モス

山口一郎がこれでもかとキャッチーを詰め込んだであろう曲。ウケそうな要素全部乗せ。やりすぎじゃない?Aメロ入ってすぐのシンセの低音がめっちゃ好き。



tricot - あふれる

不穏なAメロから開けてく展開かっこいい。tricotのここ1,2年のメロウ気味なモード好きです。



Sweet John - 直到你帶走我

読めません。1サビ後フィルインからの前進感のある展開にイーンシザジェシャンショ~がまじで最高。

YouTubeのおすすめで出てきたデモを気に入ってて、しばらく経って急に思い出して検索したらちょうど数時間前にMVがアップロードされてたという。こういうのたまにあるよね



No Party For Cao Dong - 還願

Steamで販売停止をくらった台湾製ホラーゲーム『還願』のエンディング?曲。

No Party For Cao Dongの今までリリースされた曲は男性ボーカルメインだったんですけど、この曲はギターの女の人が歌ってるっぽいです。オクターブ下のコーラスがちょっとホラー気味。

ゲーム自体はP.T.的なシステムで、家族内のじめじめ物悲しいストーリーでした。曲と共にゲームが完結する作りで結構心にきたのでゲーム実況かなんかで見るといいと思います。自分は小っちゃい音量で薄目になりながら見ました。



ミツメ - エックス

静かで薄暗くて好きです。この曲でMVを作るミツメ。



wai wai music resort - 大圏航路

最近聴いた。ずっと低空飛行で最高



1983 - 1984

Spotifyのおすすめでアルバム収録曲のマンダリンブルーが出てきて、そういえばあんまり1983聴いたことないなーと聴いたら管楽器のいい気配がしたので、アルバム再生してみてよかった曲。イントロ爆発。アルバムも結構よかった。



The Whoops - 春について

おもしろ3人組ことフープス。リバーブがかってちょっと奥まったボーカルがいい。全体的に音かっこいいです。スローな入りから一気に駆け抜けてくのがエモい。



Stella Donnelly - Tricks

今年のフジロックに出ててYouTube配信もされてました。奔放な雰囲気がよかった。



kumagusu - エッセイ

夜。ジャケットめちゃかっこいい。顔のパーツ消して匿名性のあるアートワークは最高。



People In The Box - ミネルヴァ

波多野さんは人間の生態を薄気味悪く書くの得意だな~って思います。語感もよくて聴いてて楽しい!



Suchmos - ROMA

サチモブルース。木々たちよ
ROLL CALLもだけどYONCEの歌にゆらゆら帝国のときの坂本慎太郎を感じる。普遍的なメロディが書けるってことなんでしょうか。ベース最高



木 - BALANCE

謎の集団こと木。インタラクティブ性のあるMG(ミュージック・ゲーム)なるものを制作中らしい。気になる



赤い公園 - Highway Cabriolet

イントロのギターとディレイからもうストレートで悪いとこなし。煙を吐いてる遊園地って歌詞から浮かぶ情景の切なさがやばい。YouTubeのMV期間限定公開だった気がするけど取れたっぽい?



SHE IS SUMMER - 嬉しくなっちゃって

作曲編曲:東郷清丸 何でも作れんのかよ!オリエンタルな雰囲気が似合ってます



ビイドロ - 氷の砂漠

これもわりと最近聴きました。ビイドロの他の曲より温度の高い感じがする。



北里彰久 - 子午線

丁寧な音の重ね方でじわじわとテンション上がります。



ナツノムジナ - 煙の花束

今までスケール大きい小難しい印象だったんですが、この曲は懐かしい雰囲気もあってとてもよかった。



amazarashi - 未来になれなかったあの夜に

こんなまっとうなロックバンド他にいるのかと思うくらいでした。思い入れがあるだけかもしれないけど本当に説得力ある。




プレイリスト(Spotify)


ということで計33曲でした。なるべく絞ろうとしたらリード曲ばっかになった気がしますが。そして相変わらずのほぼ日本。海外アーティストの曲もたまに聴いてはいるんだけどな~ 良さそうなのあったら教えてください




結論:好きなものを並べると楽しい


ありがとうございました

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