2021年の良かった曲
着実に思いだせないことが増えてきているみなさん、こんばんは。書こう書こうと言い聞かせていたら2月になってしまいました。去年のまとめっていつまで見られるのかな?たどり着いた方はありがとうございます
良かった曲をならべてはひと言書くというのを、2019年,2020年とやってきたので2021年もということなのですが、さっそく面倒だなという気持ちに直面しています。慣れは最悪!
世の中の危機でさえ、しばらく続くと「それってそもそも危機なの?」ぐらいの慣れムードがどこからか発生してきて、こわいなこわいな~と思ったりします。不安を和らげる効果もあるとは思いますが。ストレスになりそうな面倒事からは目を背けたくなるものですね…
でも面倒という気持ちこそ無視していかないと何もできないのでやります!
良かった曲についてつらつら書いておくことにあんまり意味とかはないんですが、どうせほとんどのことは忘れてしまうし後に見返したら面白いかも程度の忘備録、もしくは音楽の趣味が合いそうな人へのメッセージボトル、と同時に孤独の再確認だと思ってください。でもいろんな人がどんな音楽に良さを感じているのかには興味があるので、これきっかけでもぜひ教えてね
今回はSpotifyのプレイリスト機能を超活用して、気に入った曲は大体そのときに追加していたので、年末になってから「良かった曲なんだっけ!?」と神妙な顔をする時間が減りました。前からやってればよかった
プレイリストへの追加日が記載されるのは個人的に嬉しいポイントです。日付は思いだしの補強をしてくれるので「あの日な~」と思うことができます。同じ日付が二度とやってこないと思うと途端に悲しくなってきませんか?時間なんてものは後付けの便利概念でしかないとも思いますが
(2/5 19:39に下書きを保存してから2/13の夜になりました)
よろしくお願いします!
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どうやら埋め込みしまくったせいで重くてクラッシュするようなのでスマホやタブレットから見てる方は軽量版を用意しましたのでこちらから…
2021年の良かった曲(軽量版)
https://note.com/soberym/n/nc19ee94f84c5
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2021年の良かった曲
ミツメ - フィクション
イントロのギター夢見心地サウンドから”君の部屋で”のメロディのその冷静極まりなさにやられました。フィクションというには何も起きない歌詞だけど、ゆっくり展開していくきれいな描写はまさに頭で思い浮かべたもののように感じます。フィクション音楽。
吉澤嘉代子 - 鬼
かわいいモードの吉澤嘉代子とアレンジがバッチリハマってて最高!やっぱり声色の使い分けがいいですよね。MVもかわいすぎ
くるり - I Love You
マリンバの反復的なフレーズに合わせてあれこれしてる楽器が楽しい。シンプルグッドメロディに乗った社会生活にまつわる批判の空気を感じる歌詞もいいですね。モジュレーション?オートチューン?を使ったデジタルなダブらせボーカル処理はちょっと流行り感ありました。
KIRINJI - 再会
バンド形態を解消し「変動的で緩やかな繋がりの音楽集団」となって初めてのリリースだったのでとても楽しみにしてました。KIRINJIストレートな曲で当然のように素晴らしかったです。最近続いていたダンス的な曲調を継続してくれたのも嬉しい。2020年頃から続く状況に対する気持ちを表したスタンダードになる曲だと思います。”ディスプレイ”の発音がめっちゃ好き。
踊ってばかりの国 - Twilight
明るいのか暗いのか分からない不穏の空気から一気に広がる音像がきれい。きれいだけど悲しい。
くるり - ナイロン、grito latino (feat. Tomi Lebrero & Loli Molina)
ベースとピアノが重なったベースラインの勝利!ブラジルの風が吹いとる!
シュガーダンス - 風邪をなおす
音楽知り合いのツイートから知りました。スムーズな進行にフルートが乗ったらそれはもう最高。声とメロディもすごい良くて、なんといってもタイム感の心地良さ!エレピとギターの小気味いいリズムにも嬉しくなってきます。歌詞がわからなかったので違ったらあれなんですが”くびなが竜のくれなかったマフラーを思い出す”になぜかハッとする。
MONO NO AWARE - 孤独になってみたい
Bメロの展開の軽やかさとサビで畳み掛ける”孤独になってみたい”が何度も聴きたくなる。
NakamuraEmi - drop by drop
神妙なギターに一点を見つめてるようなリリック。揺られるけど物悲しいトラックがいい。間奏のトランペットの存在感やばい
TAIKING - Easy
SuchmosのギタリストTAIKINGのソロ。風通しがほんとによくてSuchmosが一気に目立ってきた2015年とか2016年の感覚を思いだしました。フレーズや音作りのチョイスがめちゃくちゃいい。イントロの漂うようなカッティングはもちろん、サビ直前の展開とクラップにかかる超リバーブの爽快感!
ユメリアソラ - ノクターン
これも知り合いのツイートから知ったと思います。繰り返しのフレーズにエイトビートで優しいメロディが乗ればそれは切ない。アウトロのギターソロを聴いてください。切ない!
bonobos - Not LOVE
楽曲アレンジとポストプロダクションの追求具合にビビりました。3ヶ国語が入り混じる歌詞も楽曲の多層性をさらに強めていると思います。「それ愛かよ?」という怒りとか呆れを感じる。ライブ映像がリリース前に公開されていて違いを聴き比べるのも楽しいです。孔雀の羽!
AAAMYYY - TAKES TIME
Tempalay等でも発揮されてますがAAAMYYYの歌声が圧倒的によすぎる。
キヲク座 - かもめの水兵さん
童謡がアレンジされたものとは思えないほどかっこいい。海辺の清涼感。吉田ヨウヘイの弾くギターが好きなのでレコーディングに参加していてかなり嬉しい、そして最高。
リョウコ2000 - Deep Forest
持ってかれそうなアンビエントマリンバにテクノティックビートが乗っかってきてアツい。
NTsKi - On Divination in Sleep
音の隙間やサブベースが心地良いダウナー感。メロディも切ない。
ザ・なつやすみバンド - #1 entrance
元気!
ミツメ - Intro
「フィクション」のアコースティックアレンジだと思うんですが、響きとノイズがきれい。
ミツメ - リピート
各楽器がかっちりかみ合うようなアレンジが聴いてて楽しい。メロディもちょっと前向き。
arauchi yu - Whirlpool
先輩のツイートから。cero荒内さんのソロ。クラシカルな楽器群とサンプリングがせめぎ合うダークさがかっこいい。ベースの弦が震える音!Black BoboiのメンバーのJulia Shortreedのボーカルもピッタリ。
ermhoi - Mountain Song
幽玄な音像が祈りを感じさせます。
んoon - Lobby - feat. valknee
最高ビート!メロディもハイ・キャッチー!もうLobbyってタイトルからしてかっこいい。ギャルみたいなラップ入ってくるけど最高じゃん
んoon - Godot
最高ビート2. 複雑なベースがグッドグルーヴです。全感覚祭の映像があったと思いますが、そちらの鳴りや画角もかっこいいです。
tofubeats - CITY2CITY
またしてもトーフ先輩によるドライビング・ミュージックへの回答が。シリアスなサウンドから都市の素っ気なさを感じます。
ナナビット - Doukutsu Kaigi
執拗なまでのミニマルさにのめり込みます。
星街すいせい - 駆けろ
あーーーーー! 往年のボカロPのサウンド使いを感じるぜ!
この曲はみきとPという方が手掛けているそうです。サビよりイントロAメロが好きです。”駆け引き上手な大人は”、”進化し続けるテクノロジー”のメロディがツボ。歌うまくない?何者なんでしょうか。VTuberは全然詳しくないもので後輩のツイートから知りました。
ALL OF THE WORLD - Depicting
レミ街の深谷さんのツイートきっかけで聴きました。裏をかくようなベースラインがもはや歌です。
Perfume - ポリゴンウェイヴ
チャキりギターだ!切ない四つ打ちこそPerfumeというイメージがあります。1つのモチーフを連ねたようなサビがご機嫌です。
東京事変 - 孔雀
のっけからヒップホップノリに思わず笑顔。浮雲のギターのタイム感がやばですね。繰り返されるマイクチェックワンツー!
Ogawa & Tokoro - Soft Oversight
TVアニメ「Sonny Boy」より。参加ミュージシャンがかなりアツいというニュースだけ知ってて、アニメ観ずにサントラ聴くっていう。ワンフレーズがいくつか重なったような曲構成ですが十分最高。
ユウテラス - 心中
2021年でいちばんハートウォーミングな曲だったかもしれない。歌が優しすぎる。ベースはthe band apart原さん
キヲク座 - 竹田の子守唄
重厚なアレンジが心にずしりときます。ここもギター・吉田ヨウヘイの独特の揺らぎが最高です。
D.A.N. - Fallen Angle
めちゃくちゃなスケールを展開しているD.A.N.ですが、インストのこの曲が特に好きです。有機サイバーというか人みたいな動きするアームというか。
堀込高樹 - 3000+3万円
映画「鳩の撃退法」より。「オープニング」のバージョン違いですが、始まりのホーンとギターがないとベースが目立ってきて渋い。堀込高樹はこういう曲調得意なんでしょうね...。
堀込高樹 - 氷の世界
タイトル見ただけで笑ってしまいました。これはかなり最高なカバーです。粘りニューウェーブ歌唱もっと聴きたい…。「都市鉱山」が好きなので...
折坂悠太 - 炎 (feat. Sam Gendel)
深層に沁みこんでくるような音の説得力を感じます。MVのわけのわからない世界をボーッと眺めてしまう。
パソコン音楽クラブ - Dehors (Intro) ~ Listen
重力から放り出されそうになるイメージが多いアルバム「See-Voice」のなかでは比較的これまでのスタイルに近い曲調。相変わらずのドキドキとワクワク感です。ちょこまかせわしないフレージングが最高だと思います。ayU tokiOの声のよさも際立ってる。弓木ちゃんと川辺さんの参加嬉しかったなぁ。
CAPSULE - ひかりのディスコ
CAPSULEはほとんど聴いてこなかったんですが「フューチャー・ウェイヴ」がテレビで流れてたのがきっかけでちょっと興味を持ちました。イントロからテンション全開で上がりますね。サビ前の展開が特に最高!
tricot - 餌にもなれない
いつにも増したヘンテコさがよかった。中尾憲太郎プロデューサーによりシンベが採用されたそうです。
キヲク座 - ちいさい秋みつけた
ピアノのリフが印象的です。元の曲を知ってるとさらに凄味が伝わってくる。
ROTH BART BARON - Ubugoe
ずっとなにかをリリースしてるような気がするロットですが、またもやいい曲でした。メロディの強さが曲を引っ張りつつ、ときおりひりつく言葉が刺さってくる。左チャンネルのフヨォって音がめっちゃいいんだけどなんの音なんでしょう。ギター?
South Penguin - vitamin
暴力的なベースが素晴らしいです。South Penguinはアカツカさんの歌詞の空虚さがほんとにすごくて好きです。プラダの安全靴...
tricot - カヨコ
これはまじで開始30秒の音像がやばかったです。音の体験。左ギターのカッティングの隙間と、右ギターのトレモロの隙間。サビは急に澄んだ晴れ空って感じでこれはこれで爽快です。
土岐麻子 - NEON FISH
土岐さんの歌のうまさ。
bonobos - KEDAMONO
音がよすぎる。聴いてて圧倒されます。余裕の長尺イントロ、爆裂タム連打からの満を持して登場する歌がかっこよすぎる。
”blue little birds 확산중”、”戦争をスワイプして ありふれた食卓につく”。
”blue little birds”の発音がかなり好きです。
CHAI - ACTION (with ZAZEN BOYS)
現代のサウンドクオリティでZAZENの音が聴けて感無量です。カシオメンの比較的シンプルなギターカッティングがやばいですね。2:24からベースがこじ開けてくる感じがかっこいい。
South Penguin - fancy
グッド・スムーズ
APOGEE - Sink/Rise
ドリーミーサウンドに漂う儚さが素敵です。
ROTH BART BARON - みず / うみ
音の重なりが綺麗。イントロ~Aメロのベースが結構えぐいフレーズでストレンジですね。
吉澤嘉代子 - グミ
シンセがペカペカ鳴ってて平和な雰囲気かと思いきや、サビでガラッと表情が変わって意味深なフレーズが繰り返されます。
KIRINJI - ただの風邪
リリース前に曲タイトルが一部発表されたときは、「あ!悪口!?」と思いましたが違いました。マットな響きでもたついたビート感からサビで広がるのが美しいですね。”不思議な夢をいくつも見たな いくつも”のぼやーっとした感覚の描写がいい。全体的に愛情を感じる歌詞です。
ひとつの言い回しにはいくつかの解釈があって、発言の裏には陥れるための悪意や悪気のない無自覚があったりする。それは言葉や歌詞の面白さでもありコミュニケーションの難しさでもあるなと思ったりしました。
KIRINJI - first call
なめらかな音が組み合うリズムが楽しい!歌詞に”first take”とかいれちゃうのが憎いですね。TLで「サイコゥ!サイコゥ!サイコゥ!」っていうフレーズをよく見かけるタイミングがあって後から「もしかしてみんなKIRINJIから!?」と一瞬思ったんですがもちろん違いました。この曲はどうなんでしょうか。
KIRINJI - 気化猫
薄暗いコード感が好きなので好きです。びたーっとしたビートもかっこいい。猫に対して気化を持ってくる堀込高樹の知性が光ってます。
ちなみにですが、KIRINJI公式グッズの堀込高樹ミニアクリルスタンド購入させていただきました。ありがとうございます。
陳嫺靜 - 輕輕 (Original)
台湾インディー(?)のコードのチョイスは個人的にめちゃくちゃわかる。
Sorry Youth - 百百人生
過去に「無題」という曲が好きでよく聴いてました。イントロにキャッチーなギターが乗ってくる展開がアツい。日本語でも英語でもない言語のノリを感じられるいい歌だと思います。
Tommy Guerrero - Down Thru Light
淡々とつづく優しい音色がかなしい...
ザ・なつやすみバンド - 風の谷のナウシカ
よすぎて笑顔になるカバー!早めのテンポ感がご機嫌です。
millennium parade - U
フジロックの配信ではじめて聴きました。マイナー調で壮大なトラックが中村佳穂に合いすぎてる。映画は観れてません。これが流れたら超かっこいいんだろうな。結局「君の名は。」も観てないし「未来のミライ」も観てない。ジブリもしばらく観てないし、ハリーポッターもラスト何作か観ていない。このまま何も観ずに終わってくのだろうか...
グソクムズ - グッドナイト
夜を匂わす勝利のベースリフ。YouTubeチャンネルがインターネットから消滅した悲しみのP-VINEの新チャンネルを覗きにいったときに自動再生でこの曲が流れだしました。気怠そうで真顔の歌も本当は優しくてロマンチック。
NINJA BOYZ - SUPER NERD
速い!短い!音がでかすぎる! やるしかねー!
NINJA BOYZ - emo3
駆け抜けるギターたちは言うなればドライブ忍者。終わったと思ったらまた始まる展開と、ラストのジャージャージャ~ジャ~の遅くなり加減が手裏剣3つ(★★★)です。
Kaede - malizia
不思議さと穏やかさに包まれた世界に飛び込みたくなってきます。
Kaede - 化石採集
年代を感じるビートやシンセ使いに笑顔。なぜか晴れの外が浮かぶ。
つぶあん - 平凡
切なさにまみれた歌詞とメロディのノリがよすぎます。ジャケットのイラストもいいなぁ
Kaede - ((( escape )))
この曲やばくない?と思って調べたら溫蒂漫步(Wendy Wander)が作編曲をしてました。遠くまでつづいてる景色と悲しみを表してるような楽曲イメージに脱帽。
長瀬有花 - 駆ける、止まる
再生してすぐにアレンジと音色からただ者じゃない空気を感じました。高城みよさんという方が作詞・作曲・編曲・ミックス・マスタリングを担当しています。やばい
Chilli Beans. - lemonade
こんなのみんな好きになっちゃうやつじゃんと思って追加するか迷ってたんですが、やっぱりどうしたっていい曲でした。すべてがまぶしい
uku kasai - 大気を食す
すごい人がたくさんいるもんですね。”大気を食す”という異物感と混ざり合うぐにゃんぐにゃんのボーカルパートから一気に景色が進んでいく展開がかっこいい。
uku kasai - 秘密を
歌が作るシリアスな空気がすごい。音が重なったときの音のよさを感じます。
Inondo - Tesche
ceroのサポートでもお馴染み、厚海義朗のプロジェクト。全部がグルーヴしてませんか
Kawabe Moto - Lonely Alien
ミツメ川辺さんによる架空のゲームサウンドトラック。手作り感が最高!ミュージック・プレイ動画もやばいです
Sleepy Monkey - Old Men at Midnight
velvet room studio横尾さんプロデュースの1曲。切ないシンセループにどこまでも続くビート、ささやくメロディに心が締め付けられます
やっと終わりました(+プレイリスト)
スクロールお疲れ様です。どうでした?今年も長かったです。2月の頭に書きはじめた気がしたんですけど今2月27日の19時ですよ!「書くのめんどくさいな~音楽でも聴こ、あ、この曲いいな…」とかやってプレイリストに曲が増えてくのがやばかったです。終わりがなさすぎる。2021年のまとめを書くのに2022年もすでに2ヶ月が過ぎようとしていて、このままどんどん後ろ倒しになっていったらどうしよう。
2021年の良かった曲は約75曲でした。なぜか毎年増えてきてます。時代の空気や個人の状況に影響を受けながら、ある音楽と自分の感性が合ったり合わなかったりするのは面白いところです。いよいよ自分の趣味の範囲がバレそうな気配がありますが。以下プレイリストです。Spotifyになかった曲もあるので注意!すべてを補うプレイリストがあったらいいのに!
ありがとうございました!2022年も続くのか!?
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