David Dean Burkhartが2021年にアップロードした楽曲全部聴いた
いつ頃からか、YouTubeにはDavid Dean Burkhartというチャンネルがある。
David Dean Burkhartについて
そのチャンネルでは、様々なミュージシャンの、ある一定の雰囲気を持つ楽曲が1枚の画像とともに毎日数本アップロードされている。それらの楽曲は、ダンス、リラックス、切ない、淡い、ドリーミーといった言葉が連想されるような雰囲気を持つ。
英語圏のインディペンデントなミュージシャンが取り扱われることが多いが、おそらく一方的に楽曲をアップロードしているだけで、必ずしもミュージシャン側との関わりがあるわけではない。(知名度や音楽チャンネルとしての評価からか、Officalと銘打たれた公式ミュージックビデオがアップロードされることもある。どちら側から打診がされているのかは謎。)
ただただ音楽がアップロードされつづけるチャンネルにも関わらず、その楽曲セレクトの異様な精度の高さからチャンネル登録者数は81.2万人(2022年1月14日現在)にも上る。キュレーション、レコメンド、プレイリスト的な音楽チャンネルとしては異例の存在ではないだろうか。(他のたいして知りませんが…)
関連動画やおすすめで、1度は見かけたことがある人も少なくないかもしれない。
匿名性の高さを漂わすアイコン通り、David Dean Burkhartの正体は一切不明。
チャンネルでは、毎日3~6本ほどの動画が公開されているが、そのほとんどは最近にリリースされた楽曲。英語で歌われた楽曲が多くを占めるが、台湾のSunset Rollercoaster (落日飛車)、日本ではBROTHER SUN SISTER MOON、She Her Her Hers、過去にはCHAIも取り扱われたことがある。(日本の前者2バンドはこのチャンネル経由で初めて知りました。)一体どのようにしてミュージシャンの膨大なリリース情報をキャッチし、そのなかからチャンネルにマッチした楽曲を選んでいるのか。
動画のほとんどは静止画で、その多くはアルバムジャケットやそのミュージシャン周辺のビジュアルが使用されるが、ときおりコラージュ写真のような出自不明の画像が使用されることがある。アルバムジャケット等が使用された場合も、わざわざ色調補正がされているような色合いになっていることがある。
チャンネルを運営しているのが個人なのかチームなのかさえはっきりしていないが、個人でやるにはその更新ペースは異常である。
2021年にアップロードされた楽曲全部聴いた
私が普段好んで聴く音楽はほとんどが日本のもので、海外の、とくに洋楽といわれるような西洋の音楽に深くはまっていたことがありません。(Toro y MoiやMen I Trustなど、好きな曲はあってもリリースをさかのぼって全部聴くまでのことはしてない。海外というかほぼ隣だけど台湾のバンドは好きなものがいくつかあります。)
Toro y Moiを初めて聴いたのは、2017年か2018年にYouTubeのおすすめに出てきたDavid Dean Burkhartの動画でした。もしかしたらMen I Trustもそうだったかもしれません。
なんとなく聴いてみると好きになれそうな雰囲気の楽曲であることが多い、というのがDavid Dean Burkhartの印象でした。2020年の良かった曲についてのnoteを書いた2021年の頭に、「海外の好きな曲も探したいな~。そのためにはまず海外の楽曲の雰囲気に慣れないといけない。じゃあもうDavid Dean Burkhart1年聴くわ!」と半ば自分に課すような気持ちでこの行動をスタートしたのでした。
David Dean Burkhartは毎日ほぼ3本以上の動画を公開します。この1年では1732本もの動画が公開(2022年1月8日にカウント)されてました。なかには削除もしくは非公開にされた動画もあるので実際にはさらに多くの動画が公開されていたことになります。
これらの動画を適当な日にただひたすら順番に再生していきます。基本的にはどんな曲かわかるくらい聴いてみて、気に入ったらSpotifyのプレイリストに追加していきます。(あまり好みではないと感じたときは30秒以内に再生を止めることも。良ければ最後まで聴くこともあります。)
気になるミュージシャンがいれば、その楽曲が収録されたアルバムなども聴いています。
全部の楽曲を聴き直すことはさすがにしなかったので、改めて聴いてみたらプレイリスト入りするものもたくさんあると思います。キャッチー度高めの曲がピックアップされやすい傾向にあるかもしれません。
結果的に、168曲のプレイリストができあがりました。統一されたムードの楽曲群から、さらに個人のフィルターを通したなんらかのプレイリスト。約10時間、直感で曲を選んだりシャッフルしたりしながら聴いてみてください。
プレイリスト
どうでしょうか。なにがしかの規則性が出ているような出ていないような…。薄曇りのなんとなくゆらめくようなムードがあるような気がします。確実に言えるのは、すぐに歌えるようなメロディと8ビートは最高!ってことです。
1年通して海外の音楽を聴いてきたので、さすがに脳に馴染んできた感はあります。印象としては基本的にどの曲も音がいい!低音とステレオ感が充実してます。どういう原理なんでしょうか、育ってきた環境が違うのかな…。
とにかく聴かなきゃならない量が多すぎたので好きなミュージシャンはよくわかりません!2022年もこれをやるかは悩みどころです。なぜなら結構大変だったから…。
最後に特に印象に残ってる曲のリンクをいくつか貼ります。
ありがとうございました!
iogi - you\me\everyone
maye - Yours
Benny Sings - Here It Comes
Kane Strang - Wholebody Blues
LOUD HOUND - Get U High
Aunty Social - Unsmiling
Robbing Millions - Family Dinner
sunflower tape machine - sophomore sweetheart
ADOY - Baby
SWANES - Hikikomori in Love
Magdalena Bay - Secrets (Your Fire)
Hala - Feels Like Yesterday
Walter Sprig - Dog Dayz
Cousin Kula - Now That You're Gone
TOPS - Waiting
MUNYA - Trésor
Woods - Where Do You Go When You Dream?
今日も、David Dean Burkhartのチャンネルには音楽が増えつづけているだろう。