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シリコンバレーに赴任して一番最初にやったこと(3)

アメリカ、カリフォルニア・シリコンバレーに来て7年近く経ちました。日本の大手企業に25年間勤めてアメリカで独立。普通のサラリーマンが初めての海外・シリコンバレーの生活で奮闘した記録を少しずつ残していこうと思います。

前回は自動車の購入について書きましたが、今回は家探しのお話です。

自宅のエリア探し

自宅を探すにあたっては、まず駐在できているメンバーにエリアを聞きました。私はサンフランシスコ市内がオフィスだったのですが、中学生と小学生の子供たちがいたので教育環境も大事でしたので、まず最初に決めたエリアは、ミルブレー(Millbrae)、バーリンゲーム(Burlingame)、フォスターシティ(Foster City)、ベルモント(Belmont)の4地域。妻は学校の状況をGreatSchools なんかを使って色々と調べてくれました。

日本にいる頃にシリコンバレーにある不動産会社に「オススメがあれば教えてください」とお願いしているにもかかわらず、全然具体的な物件を教えてくれません。なんでかなぁ?と思っていたら、こちらでは物件が出てきたらすぐに決まってしまうので、1ヶ月前などにあらかじめ手付けることができないことを後で知りました。。。

不動産会社との家探し

2015年4月1日にサンフランシスコに到着してから、私は諸々セットアップに加えて会社の仕事の立ち上げ。並行して妻が現地の不動産会社と一緒に家を見て回ってくれました。(「シリコンバレー」「不動産」などで検索するといくつか出てきます)ホテルはサンフランシスコ市内にあったのですが、見学したいエリアはシリコンバレーの真ん中から少し上のあたりで、市内からは車で空いていて30分。不動産会社はサンノゼ方面のかなり南のエリアにあったので、「迎えに来てくれますか?」との妻のお願いにも「ミルブレーの駅まで自分で電車で出てきてください」との冷たい対応。この頃は道路の混雑のことなど全く知らない時だったので、「冷たいなぁ」と感じた対応でした。(ちなみにサンフランシスコ市内からサンノゼまでは、東京駅と成田空港ぐらいの距離があります)

なかなか良い物件が見つからない

家にいる時間は妻の方が絶対的に長いので、妻が気に入らないと始まらない家探し。ミルブレー、バーリンゲーム、フォスターシティー、ベルモントの街並みはそれぞれに特徴があるのですが、フォスターシティーを見た瞬間、妻は「ここだ!」と魅了されたようです。(人工的な)エメラルドグリーンのラグーンに真っ平な土地でとても住みやすそう。アメリカでは小さい子は大人と一緒じゃないと公園でも自由に遊べないのですが、子供だけで公園で遊んでいるじゃないですか。都会のようにビルがなく、空が広いので、見るもの全てがキラキラして、「アメリカでもここなら平和に暮らしていけそう」と心躍る瞬間なのですが、アメリカの住宅は値段の割に1970年代の家など結構古いものが多く、なかなか気に入る物件が見つかりません。3LDK/4LDKで家賃が5000ドル以上の家なのに、白タイルの洗面やお風呂なんですよ。。。そのギャップは日本にいると想像もつかないでしょう。たくさんの家を見てもらったのですが、残念ながら一軒も良い家が見つからず、時間だけが過ぎていくのでした。。。(続く)

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