Dの意思
我が家のお掃除ロボットはネイトです。
お掃除ロボと言えばルンバが確固たる地位を確保していますが、僕はそういう代名詞みたいな、その道の第一線みたいなものは何となく避けたくなる性分ですので、ルンバはやめました。
ネイトの最大の特徴はフォルムです。丸型だと部屋の隅っこに届かない、四角いと曲がるときにぶつかる、ってことなのか分かりませんが、ネイトはDの形をしています。これだと部屋の角にも届きますし、向きを変える時はちょっと下がって、回転してから曲がります。
なるほど、考えられたデザインです。終わった後にダストボックスを開けてみると、ビックリする量の埃が入っています。こんな埃の中で生活しているのか・・・と恐ろしくなるほどの量です。
ルンバや他の製品を知らないので比較はできませんが、割と静かなようです。購入した当初はレビューにそんなようなことも書いてありました。
そんなとっても頑張り屋でいい子のネイトくんですが、たまに抜けています。
まず、自分の基地に戻れないこと多数。感覚としては2回に1回は戻れていません。正確に言うと戻り切れていないです。あとちょっと、あと数10cmというところで力尽きて止まっていたりします。
そして、充電できていないことも多数。
お掃除ロボを稼働させるにはその前の準備が必要です。床に散らかっている物を片付けたり椅子をあげておいたりと、ネイトがスムーズに通過できるように障害物をなくしておかなければいけません。埃がとりきれなそうな部分をあらかじめ箒で掃いておいたりと、結局人の手が全く必要なくなるわけではないのです。
で、さて準備万端、ネイトの出番だ!とスイッチを入れてもバッテリー低下のため充電してから始めますとか言い出す始末。いや、今まで何してたんだよ! 会社で言うと、散々連休で休んでおいて、その最終日に熱が出てさらに仕事を休むようなもんです。
他にもそこまで頻度は多くないですが、玄関から落ちそうになって助けを呼んでみたり、どっかに引っ掛かって動けなくなっていたり、と決して優等生ではない、何かと手の掛かるロボです。
ただ、床をあっち行ったりこっち行ったりしながら、せっせと掃除している姿を見ると、なんだか愛着が湧いてくるんですよね。
コーヒーを飲んでいる僕の足の周りで、「ちょっと失礼しまーす」みたいな感じでクルクルするのも、猫が足元でスリスリしているようにも思えます。
時短家電の一つとして、現代の三種の神器のひとつとも言われるお掃除ロボ。僕が買ったのは2年ほど前で、最新の高性能のものなら、上に挙げたようなストレスもなく快適に掃除をさせられるのかもしれません。
ただ、ネイトがしっかり掃除をできるように下準備を人間がしていることで、結果的に一緒に家をキレイにしていくことも、それはそれでいいかと思います。だって自分の家ですもんね。それに少し抜けてるくらいがロボっぽくなくて、愛嬌があってかわいいものです。基地に戻る際のクイクイお尻(?)を振りながら進む姿は最高にかわいいです😍
でもたまに思い出したかのように急に活動しだすのだけは、ビックリするのでやめてほしいですけどね。(予約設定の誤作動?)
お越しいただきありがとうございました。ではまた!