よい対立とわるい対立
「チームの中に質の高い対立を生みだそう!」と話したところ、聞いていた人たちから「対立」という言葉に対するたくさんの拒否反応をもらった。じつは想定外の反応だったので、びっくりしながらその後の話を続けていた。
対立って悪いことなのかなあ。どういう表現をするとよかったんだろう。1年くらいそんなことを考えていた。
書籍『システム・インスパイアード・リーダーシップ』を読んだとき、やっとその答えにめぐり会えた。
そう、僕は対立を上手に扱おうと言いたかった。
ひとりのプロフェッショナルとして働いている以上、仕事をするうえで対立は必ず起こる。それを人同士のケンカとして扱うのか、意味のある対話として扱うのかで結果は大きく違ってくる。
人と対立を切り離し、よりよいチームに変わってくための安心安全な場を用意するのだ。