坂本龍一さんの記憶
坂本龍一さんの訃報から1か月が経過しようとしています。
YMOでの世界を舞台とした活躍やラストエンペラーの映画音楽でアカデミー賞を受賞など、日本を代表する音楽家なのですが、自分にとって最も印象に残っているのは、私にコミックソングへの窓を開いて下さったことです。
中学時代だったと思います。NHK-FMの番組でサンドストリートという番組が月曜日から金曜日まで流れていました。
そのうち、私は、佐野元春さん、山下達郎さん、渋谷洋一さんと坂本龍一さんの番組をよく聞いていました。(欠かさず聴いていたというわけではありませんが。)
その坂本龍一さんの番組で大瀧詠一さんと植木等さんをゲストに2週にわたりハナ肇とクレージーキャッツの曲を紹介するプログラムがありました。私はそれを録音し、繰り返し、繰り返し聞きました。
その後、その録音テープはどこに行ったのか、行方不明となりましたが、その代わりにハナ肇とクレージーキャッツのCDが手元にあります。
そのいずれのCDでも、シビレ節の一部分(3番の歌詞)が放送コードの問題で改変されているのですが、放送では原曲のまま放送されていました。
出演された坂本龍一さん、大瀧詠一さん、植木等さんは、いずれも鬼籍に入り、同じメンバーでの放送は二度と実現しません。
現時点で、「サウンドストリート 坂本龍一 植木等」で検索するとその時の録音を聴くことができるようです。