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LINNのスピーカー

オーディオはわりと好きである。とは言っても大変お金のかかる趣味なので深入りはできないが、同業者の友人が無垢材でスピーカーの制作をしていたので何度か視聴しにいった。それは専門家と一緒に開発したスピーカーで、かなりよい音がして魅了された。友人曰く、スピーカーの箱は平行にしてはいけないそうだ。詳しいことは忘れたが、スピーカー内部の音の反射や流れの問題なのだろう。そうやって見ると確かに最近のスピーカーは流線型や台形型になっているものが多い。

それからしばらくして帰省したついでに、実家に置きっぱなしにしてあったスピーカーのことを思い出し、押入れから引っ張り出して自宅に持ち帰った。

それは25年ぐらい前に中古で買ったスピーカーLINN NEXUS LS-250

これだって音は悪くないはずで(記憶では)当時しては中堅どころのスペックである。さっそくアンプにつないで音が出た時は軽い感動を覚えた。それは友人宅で視聴した音のよさではなかったが、なんとも柔らかく懐かしい音だった。見た目も四角いブックシェルフ型ですっきりしている。

そんなわけで、久しぶりにオーディオで音楽を聴くのが楽しくなり、夜な夜な大音量でマーラーやらマイルス・デイヴィスを聴いている。

実家の押入れにはレコードプレーヤーとLPレコードが段ボール箱に3箱ほど残っているが、それはまた次の機会に。

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