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オールドレンズのマウント改造 その3

100年前のシネレンズ

入手状態

他の記事にも上げている100年前のフランス製ムービーカメラ・パテのレンズです。
レンズ名は Roussel 3.5F KYNOR で良いかと思います。
焦点距離はWEBで検索すると20mm のようです。
とても小さいレンズで外径は 16~18mm程度しかありません。
また、焦点を調整する機能もありません。
しかしながら、ちゃんとした羽の絞りがついています。
マウントはパテ用のフランジの専用マウントで汎用性はありません。
イメージサークルは
 APS-C   : 開放では若干けられる、絞ると丸く蹴られていく。
マイクロフォーサーズ : 開放けられない、絞るとかけて角が徐々に欠けてくる。

取り合えず撮れる状態にしてみただけでしたが、画質も良く、寸法も行けそうなので本格的に改造します。

さて、どのようにするか

当初はバックフォーカスがC-マウントでは若干短すぎるためC-マウント アダプターを加工してねじ込んで試写していました。
これでは、撮影できる距離に制限が多いので、この小さなレンズに合わせてヘリコイド(多条ねじ)を製作しマウントすることにします。
ただしスペース的に難しいと判断して、レンズ自体も回るシングルヘリコイドです。
また、操作性を考えてレバーも取り付けました。

諸条件からフォーカス範囲は無限から50cmぐらいです。
既存のC-マウントアダプターを削って取り付けることにしたので、マイクロフォーサーズと富士FXマウントの両用としました。

下はマイクロフォーサーズのマウントに組んだところです。

前から見たところ
後ろから見たところ、裏側にインフストッパーを付ける

試写

マイクロフォーサーズで(Panasonic G3)で

APS-C (富士 FX)で

これで百年前のレンズを手軽に持ち出せるようになりました。
ノンコートで2枚?のレンズでこの描写は驚きです。
フォルムはパンケーキレンズとなりました。

Fuji X-M に装着


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