リアルタイム音声配信サービス Bluecast をリリースしてから 3 ヶ月くらいが経ちました
0. はじめに
Bluecast は 2024/5/3 に正式にリリースされ、同日に初回のデモ配信がおこなわれました。本記事を執筆している 2024/8/12 時点で、それから 3 ヶ月間くらいがたったことになります。そのことをかんがえると、時間がたつのがおそいのかはやいのかよくわからないような不思議な感覚におちいります。あらためて振り返ってみておもうことは、この 3 ヶ月間はあんまり人生をやれてなかったな、という反省ですね。開発とか運営とかそんなことばっかりやってた気がします。いわゆる "丁寧な生活" はぼくには無理だとしても、もうちょっとちゃんと人生をやっていきたいところですね。
1. Bluecast ってなに?
まあ自分語りはほどほどにして、Bluecast とはなにか、ということについて説明します。機能の詳細な説明やアピールは別の機会にゆずって、今回はかんたんに Bluecast がなにかという説明にとどめたいとおもいます。
まず、Bluecast はこれです:
Bluecast は "リアルタイム音声配信サービス" です。着想のもとは X / Twitter のスペース機能です。Alt-Twitter である Bluesky にはそういう機能がないし、将来的にも追加されそうな気がしなかったので、つくってみるか、とおもってつくりました。
Bluecast の特長について以下にざっと述べます:
いろいろなデバイスに対応したウェブアプリである。ほぼあらゆるデバイス、プラットフォーム上で、インストール不要で動く。アップデートの手間も不要。
音声、チャットの両方ともにレイテンシー(遅延)が非常にすくない。配信者とリスナーはリアルタイム性のたかいやりとりをおこなうことができる。
BGM を流したり、効果音を使用したりできる。声にリバーブやディレイなどのエフェクトをかけることができる。これにより、かんたんなラジオ番組風の演出が可能となる。
ゲストを招いて複数名でのトークを配信することができる。最大 9 名のゲストを招待し、10 名でのトークを配信できる。
チャットに画像をアップロードして、説明を補足したりすることができる。
チャットで Emoji のスタンプやカスタムスタンプを送ることができる。
アーカイブが残らない。
もっとかきたいこと / かけることはあるのですが(たとえば AI 機能なんかもついてたりします)、とりあえずはこのへんにしておきます。
2. Bluecast をどうしていきたいのか
今後、ぼくはこの Bluecast をどうしていきたいのか。端的にこたえてしまうと、おおくのひとにつかわれるサービスにしたい、とおもっています。せっかくいいサービスをつくった以上はおおくのひとにつかわれてほしいとおもいますし、そうしないことには持続可能なサービスにすることはむずかしいです。
そのためにはうまくマーケティングしていかないといけないのですが、Bluecast は Bluesky ユーザしかつかえません。それで、自然とマーケティングは Bluesky 内でのものへとなりがちでした。ただ、さすがに Bluesky 内でのマーケティングにも限界がでてきたな、というのがいまの率直な感想です。
いまの Bluesky は Alt-Twitter としてかなりよいものになっているとおもいます。まださわったことがないひとには、ぜひいちどさわってみてほしいですね。公式のウェブクライアントやネイティブアプリの出来なんかもかなりよくなってきている。そして、それを支えている技術である AT Protocol も非常におもしろいです。
ただ、事実としてみたときに、2024/8/12 現在、Bluesky は登録ベースでユーザ数が 600 万人ちょっとしかいないローカル SNS にすぎません。よいものが正当に評価される世の中ではないとはいえ、この数字はすこしさびしいものです。ぼくは Bluesky にはもっと発展してほしいとおもっているし、Bluesky にはそうなるだけのポテンシャルがあるとおもっています。
ぼくはいま、Bluecast をどんどん Bluesky 外部に宣伝していきたい、とかんがえています。なんなら、日本において Bluecast を "Bluesky のキラーアプリ" の位置づけにしたい、とすらかんがえています。
Bluecast と Bluesky はいいかんじに連携しています。Bluecast の売りのひとつは、そこにあります。Bluesky におけるユーザ同士の関係性があるからこそ Bluecast はよりおもしろくなるし、Bluecast でうまれたり発展した関係性が、Bluesky へと還元され、Bluesky がよりおもしろくなっていくんです。
Alt-Twitter としての Bluesky は、広告もないし、フィード機能があったり、優秀なモデレーション機能があったりします。これが普及して社会インフラのレベルまで発展したらいいな、とぼくはおもっています。そして、そうなったとき、Bluesky のおともとして、Bluecast がおおくのひとにつかわれていたらいいな、とおもいます。
3. Bluecast をよろしくおねがいします
というわけで、みなさん、ぜひ Bluesky に登録し、Bluecast をためしてみてください。いま、Bluecast で配信をはじめても、まだユーザ数がすくないのでリスナーはなかなかこないかもしれません。それでも、おもしろい配信ができるかたにはすぐに固定リスナーがつくでしょうし、最初は友人や知人をさそって、相互フォロー限定で配信をしてみたりするのもいいかもしれません。
あるいは、まずはリスナーとして、公式の配信に参加してみるのもいいんじゃないかとおもいます。Bluecast では不定期に公式のイベント配信をおこなっていたり、土曜日の 20 時 ~ 21 時に公式番組を定期配信したりしています。ぜひ、こちらにお越しいただいて、Bluecast の雰囲気を味わっていただけたらなとおもいます。
はんぶん寝ながらかいた駄文で恐縮ですが、どうか、Bluecast をよろしくおねがいします。Bluecast については、自己評価がきわめて低いぼくが、よくできたサービスだと自負できているほどのものです。ためしていただければ、きっとたのしんでいただけるとおもっています。
まずは以下から Bluesky に登録しましょう:
そして、Bluecast に飛び込んでみてください:
公式のドキュメントはまだ整備できていなのですが、anon さんにかいていただいたドキュメントはとても詳しく、ぼくの指摘による修正もはいっているので、半公式といっていいものになっています。Bluecast をはじめられる際には、ぜひ、こちらをご一読いただけたらとおもいます。
眠気と腰痛がひどいので、このへんで筆をおこうとおもいます。駄文を読んでいただき、どうもありがとうございました。Bluesky ユーザのかたも、そうでないかたも、どうか Bluecast をよろしくおねがいします!
ではでは。