井上

「生きづらさ」がふわっと軽くなるように/井上いつか(編集部) #soar応援

こちらの記事には、ウェブメディアsoar2周年に向けて、soarインターンの私がsoarへの思いを綴ったコラムを掲載してます。

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こんにちは、はじめまして。井上いつかと申します。普段は言語聴覚士として、何らかの障害や発達に凸凹のあるお子さんの暮らしや学びのサポートをしています。そして、soarでは記事の監修やInstagramの更新などを担当しています。

soarをお手伝いしようと思ったきっかけは何だったけな・・・?と考えていると、小さい頃のわたしと、わたしの周りにいた“多様な”人たちとの出会いを、ふと思い出しました。

小さい頃のわたしは、身体が丈夫でない、コミュニケーションも上手でない、何だかいつも憂鬱(いま思えば子どものうつ病に片足を突っ込んでいたような気がします)。それでいて、得意・不得意の差が激しい、でも夢中になったものには脇目も振らず突進!というような、とってもバランスの悪い子どもでした。

あっちに行けば頭を打ち、こっちに行けば落ち込み、何をするにしても不安がつきまとう。たびたび「生きづらいなあ」なんて思う小さい頃のわたしでしたが、幸運なことに、要所要所で背中を押し支えてくれる人たちと出会うことができ、その度に救われ、何とか日々を過ごしていました。

そういえば、幼い頃からわたしやわたしの家族の近くには、様々な人たちがいました。一人で子どもを育てている人、血の繋がっていない子どもたちを育てる人、虐待を受けていた人、家族を亡くした人、セクシュアルマイノリティの人、職を転々としている人、うつ病や依存症を抱えている人、などなど。皆、いろんなトラブルやしんどさを抱えてはいるものの、自分に余力があるときには、助けの必要な人に手を差し伸べる、優しさを持った人たちでした。

わたしを助けてくれた人たちも、こういう、何らかの「生きづらさ」を抱えていたり、「生きづらさ」に寄り添うことのできる人たちでした。彼らが、わたしが「生きること」を支えてくれた。そんな思いがあります。

そんなこんなで、幼い頃から、「すごく苦手なことやできないことがあるままで、安心して生きていけるような場所はないものかなあ?」「自分やあの人たちが、その人なりに豊かに暮らすにはどうしたらいいのだろうかなあ?」なんていう思いを抱えてきました。

紆余曲折の末、そしてまた幸運なことに、わたしは言語聴覚士として、発達に課題をお持ちのお子さんとそのご家族をサポートする仕事に就くことができました。いまも、様々な人たちに支えてもらいつつ、やりがいを感じながら働いています。でも、わたしが直接会うことができる人たちはほんの一握り。世の中にはもっともっとたくさんの「生きづらさ」を抱えた人たちがいる。幼い頃のわたしや、わたしの周りにいた“多様な”人たちのように。そのような人たちを、直接的にもでいい、間接的にでもいい、何かサポートすることはできないだろうか?

ある時、『誰もが自分の可能性を活かして生きていける未来』を本気で目指している、soarとsoarのスタッフに出会いました。イベントに参加してみると、他にもたくさん、本気で“そんな未来”を目指している人たちがいました。“何か、ほんの少しでいいから、彼らを手伝いたい!”そう思って、編集長の工藤瑞穂さんにお声がけしたのが始まりです。

soarの記事を読んだりsoarをお手伝いするたび、小さい頃のわたしや、わたしの知る「生きづらさ」を抱えた人たちが、両手のひらで掬い上げてもらえているような、救われるような、そんな気がしています。

世界中の全ての人が抱える「生きづらさ」がすっきりとなくなることは難しくても、一人ひとりの抱える「生きづらさ」が少しでも軽くなるよう、soarはこれからも地道に活動し続けます。そして、わたしも微力ながら、soarを応援し続けます。

これを読んでくださった皆さまへ。寄付する、SNSをフォローする、イベントに参加するなど、soarでは様々な形でのサポートを募っています。記事を読む、心の中で声援を送るだけでも構いません!どうぞ、応援を、後押しを、よろしくお願いします!

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soarはNPO法人soarが運営するウェブメディア。「人の持つ可能性が広がる瞬間を捉え、伝えていく」ことを目指し、障害者や高齢者、LGBTなど様々な人の生き方やサポート事例について紹介しています。

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