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自分と周囲にやさしくなるためには〜鈴木裕介先生による「働く人のメンタルヘルス勉強会」第2弾を開催!

日々の働き方やコミュニケーションをよりよいものにするために、soarでは内部勉強会を定期的に開催しています。5/9(木)には、前回に引き続き、soarの産業医である秋葉原内科saveクリニック鈴木裕介先生を講師としてお呼びし、soarで働くメンバーと、soarとオフィスをシェアしているinquireで働くメンバーに向けたメンタルヘルス勉強会を開催していただきました!

今回は、組織のなかで働く上で自分や周囲の人が心の不調になったらどうすればよいか。また具体的なメンタルケアの方法など、メンバーの日ごろの疑問にもお答えいただきながら、お話していただきました。

誰しもが持つ「~べき思考」とは

自分や周囲の人のために「もっと頑張ろう」「こうしなければ、~すべきだ」と頑張ってしまう人の多くが持つ考え方の1つに、「~べき思考」があると裕介先生は言います。このような「べき思考」に縛られてしまい、自分で自分を強く律してしまったり、自分とは違う周囲の人の行動が理解できなかったり。そんな経験をされたことがある方は多いのではないでしょうか。

しかしこの「べき思考」、幸福には本質的に関係ないものだそう。裕介先生はこの思考をできるだけ手放し、どうしても手放せないものは「信念」として心にとどめておこうと言います。

働く上で大切にしていきたい「自己肯定感」

またsoarメンバー内での関心事である「自己肯定感」についても触れていただきました。

「自己肯定感」は「共感的な他者」から育まれるそうで、組織の中で働くうえでの相手への気づかいやコミュニケーションにも深く関わってくると裕介先生は話します。そのうえで大切なことは、肩書や機能でその人を扱わないこと。つまり、その人の存在を認め、頑張らなくてもここにいてもいいよという姿勢です。

相手の肩書や機能だけを見てしまうと、無意識のうちに相手を比較してしまったり、自己否定に繋がったりしてしまうことがあります。無条件に相手の存在を受け入れる姿勢を大事にしながら、お互いの体調や限界点を共有できる組織が増えると、社会はもっと良くなるのではないでしょうか。

やさしさ=技術×配分

最後に裕介先生が教えてくださったのは、やさしさ=技術×配分であり、「知識」で人はやさしくなれるということ。1人1人違う人間だからこそ、完全に相手を理解することは難しいかもしれません。ですが、相手への少しの想像力と「知識」で、人はやさしくなることができます。

相手にやさしくできない自分を無理に責めるのではなく、まずは相手のことを知ること。相手への「知識」をどう「配分」していくかを考えることで、人はやさしさを身につけていくことができるそうです。

今回の勉強会を通して私は、今後自分が悩み、疲れたと感じた時にはまずは立ち止まり、裕介先生のお話を振り返ろうと思います。みなさんも、悩んだ時はぜひ先生の言葉をヒントに、自分自身と向き合う時間をつくっていただけると嬉しいです。

soarでは働きやすいよりよい組織を目指すために、今後もメンタルヘル勉強会を開催します!

written by 高荷真梨菜/soar事務局

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