"特別な日々への感謝の気持ち"結婚記念日のプレゼントに込めた思い
昨日は7月7日
会社の先輩後輩はパチンコ店のイベントだと盛り上がっていたが一般的には七夕と言われる日だ
私達夫婦にとっては結婚記念日だ
私は記念日というものに疎い
付き合いたての若いカップルが付き合って1ヶ月記念とか半年記念とかやっている話を聞くと凄いなぁと思う
他人事だからその程度だが自分がもしその当事者だと考えるとゾッとする
無理だ
そもそも日付が覚えられない
毎回プレゼントやら食事やらをセッティングするのも私には出来ない
最初の頃はまだ良いかもしれない
付き合いたては何をしても新鮮でラブラブで嬉しい楽しい大好き状態だ
だが回数を重ねるとマンネリ化して新鮮さ楽しさと共にそのクオリティはきっと下がる
○ヶ月記念の他にお互いの誕生日やクリスマスやバレンタインといった行事まであるとなるとその記念日の"特別感"というものが薄れるだろう
だから私の中では記念日といえば誕生日とクリスマスくらいだ
それくらいならば全部で年に3回だ
特別感もありプレゼントを考えるのもそこまで大変でも無い
ちなみに私達夫婦は結婚する数年前に互いの誕生日に"物"を送り合うのはやめようと決めた
2人ともあまり物欲が無かった事と欲しいものがあれば自分で好みの物を買うから別に良いよねというスタンスが一致したのだ
これによって必然的にクリスマスもプレゼントは用意しなくなった
でも何もしないのは寂しいし記念日っぽくもない
ということで誕生日は相手の行きたいお店に連れて行き食事をご馳走するという事に落ち着いた
クリスマスはケーキを買って少しだけ手の込んだ料理を作り家で楽しく過ごしている
しかし結婚してからは新しく"結婚記念日"というものが参入してきた
これはどうしたものか…
1年目はせっかくなので旅行に行くことなった
近場だが1泊2日で美味しいものをたらふく食べた
お互いにとても良い思い出になったと思う
さて問題は今回の結婚記念日だ
去年とは異なり子供もいてまだ小さい
旅行はまず無理だ
とりあえず夜は美味しいものを食べに行こうとなったがその他は特に決めていない
もちろんプレゼントは用意しないつもり
だったのだが…
子供が産まれて育休を半年とり育児にフルコミットして分かったのだが子育ては半端なく大変である
私は半年で職場に復帰したがその間も妻はずっと育児に奮闘中である
それまで2人でどうにかやっていた事を妻は1人でやっていると考えると本当に頭が下がる
すくすくと育つ息子の宇宙一可愛い笑顔を見る度に妻には感謝しかない
な、の、に!
結婚記念日にプレゼントも無しってそれどうなの?
と記念日プレゼントアレルギーの私ですら思ってしまった
さすがに何かプレゼントしたいなーと思った
まず最初に思いついたのはプレゼントのド定番である"財布"だ
妻が今使っている財布は昔私がプレゼントしたものだ
かなり深みが出ていた
そこで新しい財布をと考えたが最近は基本的にクレカやバーコード決済で会計を済ますので全くと言っていいほど財布が活躍しない
普段使いするアイテムをプレゼントして使われないのは無意味だと判断し財布は却下になった
色々とあれやこれやと考えていくうちにそもそも使われない前提のアイテムならプレゼントもありなのでは?という逆転の発想にたどり着く
そういう観点でプレゼントを探していった結果、見つけたのが【ハーバリウム】だった
ハーバリウムとは瓶の中にドライフラワーとオイルが入った鑑賞用の置物である
ただ飾って眺めるモノなので機能性は全く無い
そして妻はドライフラワーが結構好きである
普通のドライフラワーをあげる事も考えたが
以前飾っておいたドライフラワーはしばらく経つとホコリまみれになりポロポロと花や葉が落ちて最終的に無惨な姿になってしまった
ドライフラワーが悪いわけでは無く手入れしない私達が悪いのだがそうなってしまったドライフラワーを処分する時、妻はどこか寂しそうだった
でもハーバリウムならホコリが溜まったら瓶を拭けば良いしポロポロにもならない
よし、これだ!と決めて結婚記念日当日に届くように注文した
7月7日、当日
ピンポーンとチャイムが鳴る
『お届け物です』
玄関で受け取り箱から出した
『何か頼んだの?』と聞いてくる妻に
『いつもありがとう、これからもよろしく』
と短いメッセージとハーバリウムを渡した
(メッセージの内容は恥ずかしいのでここでは秘密にしておく)
妻は想像の7倍は喜んでくれた
私も嬉しくなった
記念日にプレゼントも悪くないなと思った
ちなみにハーバリウムの中身は【カスミソウ】
花言葉は【感謝の気持ち】
最後まで読んでくれて
どうもありがとう