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❄❄アナと雪の女王(2013)について語りましょうか❄❄
アナと雪の女王はディズニーの中でもかなりの人気作。
日本公開10周年が経っても色褪せない名作ですよね✨
そこで,自分なりの考察と音楽から見るアナと雪の女王について語っていきたいと思います。※この記事はネタバレを含みます。まだ映画を見ていない人は注意してください
概要
原題;『Frozen』 邦題;『アナと雪の女王』
原作;ハンス・クリスチャン・アンデルセン『雪の女王』
監督;クリス・バック,ジェニファー・リー
制作会社;ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ,ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ
公開日;アメリカ 2013年11月27日 日本2014年3月14日
簡単なあらすじ
アレンデール王国のアナとエルサという姉妹がいました。
エルサは生まれつき氷を操る魔法の力を持っており,妹のアナと魔法を使って遊んでいました。
しかし,ある時魔法がアナに当たってしまい怪我を負わせてしまいます。
それからは,エルサが自分の部屋に閉じこもってしまいます。
何も知らないアナは,何度もエルサの部屋に行きますが,追い返されてしまいます。
いつからかドアを叩かなくなり,アナは城の外にある愛情を求め始めます。
そこでエルサとすれ違い,王国を飛び出したエルサを連れ戻そうとしますが・・・
ネタバレ考察
エルサについて
エルサはとても堅実で責任感が強く,優しい性格です。
しかし,自分の持つ魔法の力が強すぎるあまり,その力を恐れて心を閉ざしてしまいます。
作中では,一見クールで強く見えるエルサが心の中に秘めていた葛藤や悩みと向き合い,成長していく姿が描かれています。
アナについて
アナは誰でもすぐに打ち解ける事が出来る明るい性格の持ち主で,素直で正直者です。
どんな時でも前向きな姿勢で,たとえ困難な状況でも周りを明るくしてくれるキャラクターでもあります。
作中では,エルサとの関係に思い悩んだりしながらも愛することの本質に気づき,たくさんの人たちに支えられながらも人との向き合い方を学んでいきます。
オラフについて
オラフはエルサによって造り出された陽気な雪だるまです。
お調子者で良くも悪くも素直な性格で,ものすごくポジティブです。
作中では,天性の明るさでまわりを明るくしたり,愛の本質を説いたりする重要なキャラクターになっています。
ハンス王子について
最初は,好青年で優しい王子様に見せかけて,実はとてつもない野心家なキャラクターです。
自分の国では王位を継げないが故に,アナを騙して王位を狙っていました。
作中では,国を乗っ取る悪役として描かれており,決していい人物とは言えないが,本物の絆の強さを描くためには必要不可欠なキャラクターといえます。
クリストフについて
クリストフはアナが国を出てエルサを連れ戻そうとしていた時に出会った青年です。
アナのことをいつも心配していて思いやりがあるキャラクターで勤勉で誠実な性格です。
作中では,トナカイのスヴェンと一緒にアナを助ける頼りになる存在です。
アナのことをいつも大切に考えていて,厳しい環境で育った彼の経験によってエルサの元へ行くことが出来ました。
物語の考察
この物語のテーマ
真実の愛とは
ありのままの自分でいることの大切さ
友情の力
家族の絆と愛
1,真実の愛とは
この物語の大きなテーマともいえる真実の愛ですが,真実の愛とはどんなものかというのは作中で答えが出ているんです。
True love is putting someone else before yourself.
ーーー愛っていうのは,自分より人のことを大切に思うことだよ。
byオラフ
なんでこのセリフをオラフが言っているのか,最初は少し疑問に思っていました。
オラフはこのセリフを何でもないことのように言っていつものように明るくいたのです。
でも,このセリフはオラフが言ってこそ意味のあるセリフになるということに,改めて映画を見て気づきました。
作中での愛の象徴はオラフそのものだと気づいたからです。
オラフはアナを笑顔にするためにエルサが造った雪だるま。
だから,オラフは愛とは何かを知っていて当然の存在ともいえます。
そして,アナはオラフに愛とは何かを教えてもらったことで,愛とは相手からもらうものではなく,自分から相手に与えるものだと気づきます。
2,ありのままの自分でいることの大切さ
これはこの作品の中に出てくるどのキャラクターにも言えることで,エルサにもアナにも,クリストフにもハンスにも言えます。
お互いにありのままで向き合うことで相手のことをより理解でき,自分のことも相手に理解してもらえるということが,作品の随所に描かれています。
ありのままを理解してこそ,本物の絆が芽生えるのではないでしょうか。
3,友情の力
アナとクリストフ,オラフとアナなどたくさんの友情が登場する作品でもあります。
友達を信じ,関わっていくこで芽生えた友情がアナを支え,アナを大きく成長させました。
4,家族の絆と愛
この作品では,ディズニーでは珍しい家族愛,姉妹愛に重きを置いた作品です。
ディズニー映画というと恋愛がテーマになっている作品が多いですが(原作の影響も少なからずあるとは思います),『アナと雪の女王』に関してはたくさんの形の愛が出てきます。
家族愛,姉妹愛,親愛,恋愛といったたくさんの愛が人を成長させてくれることを教えてくれました。
ここまでのまとめ
『アナと雪の女王』はたくさんの魅力的なキャラクターと壮大な物語,そしていつの時代にもディズニーが大切にしてきたテーマがちりばめられている作品だと思いました。
アナにもエルサにも未熟なところがあって,それを支えあっていく姉妹像に尊敬しますよね!
『アナと雪の女王』シリーズの続編制作も決定していて,ますます考察しがいのある作品になりそうです。今後の情報に期待ですね!
さて,次回はミュージックナンバーから見た『アナと雪の女王』について語っていきたいと思います。ここまで読んでくれた皆さん,ありがとうございました。