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Pauper ブラッドノワール簡単紹介


はじめに

OONSが擦り続けているオリジナルデッキ「ブラッドノワール」の紹介記事です。

今回は簡単な紹介としつつ、いずれ細かく深掘りした解説なんかもできたらなと思っています。興味が出たら、そちらも是非!

構築例

黒単のフェアデッキです。
詳細は次の章で!

メインギミック(マッドネス)

マッドネス持ちクリーチャー

マッドネスという、ザックリ言えば「これを手札から捨てる時、捨てる代わりに唱えてもいい」という能力を持つクリーチャーを、2種8枚体制で採用しています。

本来そのまま捨てるカードをついでに唱えるにしては、「1マナ2/2、飛行速攻」「2マナ2/4、概ね接死」と、コモンどころかレアにもそうそう居ない、破格のスペックです!

「捨てて引く」能力持ち

「1枚捨てて、1枚引く」というカードも多く採用しています。これをマッドネス持ちクリーチャーと組み合わせることで、「カードを引きながらクリーチャーを展開する」ことができます。

《血の泉》《吸血鬼の口づけ》から出てくる《血》トークンは、インスタントタイミングでマッドネス持ちクリーチャーを唱えることができるのが優秀です。
《屑鉄造りの雑種犬》は、自分自身がアタックしやすい優秀なウィニークリーチャーでもあるので、クリーチャー展開を止めることなくマッドネスをサポートできます。

このシナジーが、このデッキのメインギミックです!

補助カード

ライフを詰めるのが得意なクリーチャー達

軽量マッドネスクリーチャーのサイズの優秀さを後押しするように、軽いマナで攻めていけるクリーチャーを多めに採用し、基本的にはデッキ全体として「攻め」に寄せています。

マッドネスと噛み合う墓地回収

墓地回収系の軽い置物も積むことで、息切れせず絶え間ない攻め(相手次第で絶え間ない守り)を見せつけます。

特に《拷問生活》は起動するたびマッドネスクリーチャーをついでに出すことができ、マッドネスクリーチャーが死んでも無限に帰ってくる地獄の盤面を生成します。また、何度でも使えるので単純に「相手に相性良く刺さるクリーチャーを叩きつけ続けることができる」のも良い点です。

《血の泉》もこれはこれで強く、1ターン目に設置することで、2ターン目から《台所のインプ》で駆けることができます。

やはり黒は除去の色

最強の確定除去《喪心》と、トップクラスの全体除去《墓所のネズミ》を採用。
特に《墓所のネズミ》は黒単デッキだからこその選択肢で、このデッキの主役と言っても過言ではない活躍を魅せます。

必殺技

この記事はカジュアルな初心者の方に向けつつ書いていますが、パウパーに慣れた方からすると「このデッキ歪んでないか?」と思われそうなカードがあります。

こっちのイラストの方が好き

《墓所のネズミ》の3枚採用(時折サイドにも1枚)です。
一般的に、自分自身が小粒のクリーチャーを採用するデッキは、フレンドリーファイアを回避するために《墓所のネズミ》を採用せず、全体除去が欲しいなら《息詰まる噴煙》や《アームズ・オヴ・ハダル》を採用します。

しかしこのデッキでは、このカードが様々な局面で八面六臂の大活躍を繰り広げます。

まずは、単純に高火力な全体除去としての役割。特に壁コンボやファミリアなど高タフネスなクリーチャーが多いデッキは、ネズミでないと一掃できません。

次に、本体火力のフィニッシャーとしての運用。なんならここが一番大事です。
もちろん自分も食らってしまいますが、《鋸刃蠍》や《吸血鬼の口づけ》のドレインがここで活きます。《血の泉》や《拷問生活》で何度も叩きつけてライフを削り切りましょう。

また、《鋸刃蠍》の死亡誘発を発生させる仕事もあります。《鋸刃蠍》は《スレイベンの検査官》や《ボーラスの占い師》などパワー1にソフトブロックされて死なせて貰えないことが多く、能動的に彼を死亡させる手段としても活躍します。

強み

基本的に「シンプルな黒いフェアデッキ」なので、どんな相手にも最低限戦えて、相手サイドボードのカードが激刺さりすることが少ないのが強みです。

全然効かない
そんなには効かない

勝ちきれるかどうかは《台所のインプ》周りの動きで決まることが多く、それが通りやすい「飛行ブロッカーや除去の少ない相手」には優位に立ち回りやすくなります。(逆に《コーの空漁師》などは天敵です)

また《血の泉》《拷問生活》によってクリーチャーを何度も使い回せるので、《台所のインプ》や《墓所のネズミ》など特定のキラーカードが刺さる相手には同じカードを使い続けて圧倒的マウントを取ることができます。

魅力

クリーチャー陣に「攻め寄りだけど守りも一級品」なカードが多く、状況次第でアグロになったり除去コントロールになったりする柔軟性が、難しい点ですが楽しい魅力でもあります。
実際、対戦相手に「黒単バーン」「黒単アグロ」「ブラッドバーン」「黒単コントロール」「拷問生活」など様々な呼ばれ方をしたことがあるほど変幻自在なデッキです。

ただ基本は少しアグロ寄りなミッドレンジなので、「フェアデッキとして駆け引きを楽しみたい」心と「対戦相手を絶え間なく殴りたい」心がふたつある方はすごく楽しめるデッキだと思います!

おわりに

おわり!

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