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岸岡智樹のNZ留学第2弾 Week4

2月20日からNZのウェリントンにラグビー留学に来ています。
今週で4週目になります。
これまでの3週間の日々は以下のマガジンにあるので見てください!

突然ですが、水曜日に帰国することにしました。
理由はコロナウイルスによる飛行機の減便、欠便です。
世界中で話題になっており、日本では社会問題になりラグビーの試合はおろか、学校は閉鎖になり卒業式、入学式、各種イベントが中止になっている中なのでニュージーランドではまだ社会的には問題視されていませんが航空事情には敏感になる必要があると思い、帰国日を早める決断をしました。

ニュージーランドという日本では味わう事のできない体験を日々できるこの環境が本当に僕自身を人間として成長させてくれた部分は多くあると思います。

そんな心惜しい心境の最中ですが、限りある時間の中で最大限楽しみます。


〇Sunday

前日の試合はチームの150周年記念試合となるとても大切な試合でした。
その様子も書いてるのでWeek3の記事もみてください。

先週に引き続き日曜日はアクティブレストということも含めて、NZウェリントンにいる日本人ラガーマンを集め、タッチラグビーをしました。

僕個人として試合の次の日ですが、その疲労を忘れるかのように走り回っていました。

メンバーは先週に加え、中部大学ラグビー部のメンバーが参加してくれました。

全体でタッチをした後に個人練習としてドロップキックの練習を行いました。

次回このドロップキックに関して記事を書きます。
楽しみにしていてください!!


〇Monday

●午前

個人トレーニングを行う日。
この日の午前中はジムに行きました!
目的は体のメンテナンスです。

2日前の土曜日に試合があり、次の日はアクティブレストといいながらもがっつりと走ったので体の疲労はとれていませんし、この状態を放っておくとよくないです。
そのためにトレーニングを含めながら体のメンテナンスを行う日にしました。

有酸素トレーニングとしてバイクを漕ぎました。
その後体の柔軟性を出すことと、体の疲労回復を兼ねて入念にストレッチを行いました。
「ストレッチとトレーニングは紙一重」という本当なのかわからないような言葉を耳にしたことはありますか?
この意味を考えればすぐに納得できると思います。
もちろん100kgの重りをもってストレッチはできませんが、自重トレーニングとストレッチは本当に似ています。

ストレッチはリラックスして行うものですが、ある程度の刺激は必要です。
感覚的には少し汗をかく程度を目安に今日は行いました。
最後にプールです。
激しく泳いだりはしません。
目的は水の中で動き続けること。
完全なリカバリーではなくトレーニングに意味も込めているので、泳ぐのではなく動き続けることを意識しました。
(ジムでの写真を撮り忘れました。。。)


●午後

午後はこれまで僕のSNSにたくさんでてきているりんぺいくんがホームステイしているおうちにお邪魔しました。

とても気さくで歓迎していただきました。

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生後3か月の男の子、トム君がお出迎えしてくれました。
6歳の長男、4歳の長女、トム君です。

初めはよそ者だ!といわんばかりに僕の顔をみてくれませんでしたが、心を開いてくれたのかこの写真のように、こんなにも笑顔を見せてくれるようになりました。
まさに天使ですね!!

僕はこちらではトモ!と呼ばれていることもあり、トム君には「Tom!!Tomoだよ!!」と紹介してもらい「似てるね!」とみんなで笑っていました。

夕食を一緒に食べさせていただいたあとは長男、長女との遊ぶ時間です。

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庭にはこんなにも大きなトランポリンがあり、そこで元気に遊びました。
まだ小学生にもなっていない二人はこれほどかというまでにはしゃぎまくります。

日本のおうちの庭にこんなトランポリンをおいている家庭は見たことがないのでそういうところでもニュージーランドを感じます。

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家族での写真を撮るのを忘れました。。。

〇Tuesday

最終日、最後の練習など、することすべてが最後の一日です。

クラブの練習は18時からなので午前はトレーニングではなく、観光をすることにしました。
なんとなく家をでて歩いていくと徒歩10分ほどでつく美術館の前にたどり着きました。

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なんの目的もなく歩きついて美術館ですが、本当にお勧めできる美術館でした。
中の写真もいくつか載せたいのですが、権利の制約があるのでできません。
気になる方は是非足を運んでみてください。

僕のお勧めは「タトゥー」ゾーンです。
2019年ラグビーワールドカップ日本大会でかなりタトゥーについて考える機会がありました。
日本ではまだまだ懸念される事柄ではありますが、一度おの場所に訪れると考え方はかわります。
考え方に正解はないと思いますが、普段は考えることのないことを考えることができる空間であることには間違いないでしょう!!


その後スーパーやデパートなどしらみつぶしに歩き回りました。

プチ話なのですが、ニュージーランドにもマスクはありません。
というのも日常的にマスクないそうです。
現在はコロナウィルスによって日本では品切れ状態になっていますが、ニュージーランドでは普段からマスクをするという感覚がないそうです。

マスクをして外に歩けば変な目で見られます。
マスクをして学校に行けばみんなに心配されます。
「大丈夫か?????」と。

日本のように医療は発展しないので便利な風邪薬もあるわけでなないそうです。
極端にいうと自然治癒力にすべてお任せです。
免疫力の強さを物語っていました。

日本のように技術の発展により進歩してきた国もあれば、自らの力で発展している国など世界を見れば本当に様々です。
どれが良い悪いではでしょう。
それよりも自分たちと違うことをしている人(国)を認め、時には参考にしていく必要があるのでしょう。
このままだとなにがいいたのかわからなくなるのでこの辺にしておきます。

いい意味でニュージーランドでは雑です。
「なんとかなる精神」ではないですが、あまり深く考えすぎることはありません。
そんな環境に身を置くことで見えてくる世界があるはずです。


夕方は最後の練習でした。
最後は先週の試合の振り返りです。
部室のような空間で40~50分ほど反省を兼ねて確認をしました。
2週間後からシーズンが始まるので自分たちが今後どのようにラグビーと向き合っていくのかなど話し合いました。

ここでも日本とは異なる発見がありました。
よく言う事かもしれませんが、よく発言します
それもキャプテンなどの特定の選手ではなくチーム全員が各々発言します。
時には「その話いる?」や、「それあたりまえだよ!!」、「ちゃんとわかってるの?」と思わず突っ込みたくなる内容の発言も飛んできます。

ですが、恥ずかしいや、みっともないよいうような雰囲気はひとつもありません。
わからないことには正直にわからないといいますし、教えてと普通に言います。
間違った発言に対しては全員でサポートして上げます。

学校や教育現場でも同じことがおこなわれているんだろうなと強く感じました。
なので良くも悪くも話が脱線することも笑い話が続くこともあります。
ですが、自分たちがしっかりと理解するまで話はおわりません。
この雰囲気は本当によいもでのです。

しっかりとミーティングを行った後にグラウンドにでて練習です。
ミーティングで出た反省をもとに練習が組み立てられました。
練習の前半はスキル重視でしたが、後半はフィットネスとコンタクトでした。

シーズン前なのでこのふたつは欠かせない要素です。
いきなり走り出しますし、いきなりコンタクト練習が始まります。
スイッチが入れば全員が目の色を変え、ぶつかり合いますし、敵味方関係なく指摘し合います。
そのON/OFFの切り替えのうまさは見習うべきことだなと感じました。

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この日はミーティングが長引いたので練習が終わるころには日が落ち始めていました。
練習後は全員でストレッチを行い、最後に円陣で締めます。

そのときの掛け声は「1・2・3 AXEMEN(チーム名)」なのですが、この時は「1・2・3 TOMO!!!!!!!」とこの日で最後の僕を温かく送り出してくれました。


いきなり参加してきた日本人にも関わらず本当に暖かく迎え入れてくれ、丁寧に教えてくださいます。
ラグビーには本当にたくさんの考え方があります。
監督、コーチによっても変わりますし、プレーヤーによっても異なります。

そんな多様性を認めてくれるのがラグビーの良いところであり、それが世界共通なこともラグビーの魅力でしょう。

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楕円球一つで全世界とつながることができますし、その仲は永遠繋がります。
国籍や人種、地域などは本当に関係ありません。
真剣に楕円球を追えば皆仲間です。

こんな素晴らしいスポーツをもっと多くの人に知ってほしい。
観てほしい。体感してほしい。
そんな思いがより一層強くなりました。


最後にこの3週間お世話してくれたトム、ジャスティン(下記写真)には本当に感謝でいっぱいです。

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その他、マレー、スティーブ、グラント、だいすけさん、、、
チームのみんなお世話になりました。

この写真だと細く見えますが、お二方もそれなりに大きいので、、、


帰国後も僕にしかできなしことを探し頑張ります。
4月以降は次の目標に向け走り続けます。
この異国の地ニュージーランドで学んだことは必ず僕を成長させてくれています。
1人でも多くこの経験をしてほしい。そんな風にも思います。
質問があれば気軽に相談してください!


今後も応援よろしくお願いします!!

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岸岡智樹/Kishioka Tomoki
いつも読んでいただきありがとうございます。 一人でも多くの方に読んでいただき、ラグビーをより楽しんでいただけるようこれから頑張っていきます。 コメントお待ちしています!! よければスキもお願いします。