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ぽんず通院日記202406-07

ぽんずのオドントーマ闘病に関する備忘録です。
当時色々検索したけどデグーのオドントーマの記録があまり見つけられなかったので、誰かの役に立てればと思い記録に残す事にしました。

【普段のぽんず】
食は細い。草もあんまり食べない。
おやつが多い訳でもない(はず)。
体重は200g程が平均値。
よく鳴く。懐いてはいる。でも抱っこは嫌い。
かじり木はほとんど齧らない。
随分前に近所のA病院にて不正咬合と診断され、月1で前歯の歯切り、奥歯も定期的に歯切り(麻酔有)してもらっていた。くしゃみは何度か相談するもずっと治らず。

歯切りの影響もあり、主食はふやかしペレットorペレット団子。


2024/6/15
定期の前歯歯切りの為かかりつけのA病院へ。
特に変わった様子はなく、帰宅後も元気に爆走しペレット団子も食べる。


2024/6/21
朝起きるとぽんずの様子がおかしい。四つん這いで立ったまま浅い呼吸を繰り返し苦しそう。抱っこしてみるとお腹がパンパンに張っていてまるで風船みたい。ひくほど張っていて怖かった。手のひらに乗せると普段は嫌がるのに大人しくしているから相当苦しかったんだと思う。病院が開くまでは膝に乗せて、ひたすらお腹をマッサージ。ぽんずは苦しそうにしつつも、マッサージは受け入れてくれて膝の上で数粒のうんちをしてくれた。試しに大好きなおやつをあげてみてもどれも食べず。通常くらいの大きさのうんちを4粒程したら、少し動けるようになったがまだお腹は張っていた。
A病院に電話をしてから行くとすぐに診てもらえ、点滴をしてもらい飲み薬を処方される。「食欲が戻らなかったら明日も来てください」と言われて帰宅。
注射されたぽんずは呆然としていたが、帰宅後はお豆腐、りんご、芽キャベツのおやつを食べ、牧草も食べる程の回復を見せる。
そして何故か1号の手に盛る…(´・ω・)ナニコレ
呼ばれたから撫でに行ったら、手のひらに擦り付けるようにデグニーするぽんずwどしたん、お前w

少し食べてる様子はあったがお腹の張りは完全にはなくならず、貰った飲み薬をあげて様子を見る。


2024/6/22
前日ほどでは無いもののお腹の張りが残っている。ペレット団子も食べていないので、この日もA病院で点滴をしてもらう。
辛そうな時はマッサージをしてあげるとうんちが少し出る。ぽんずも楽なのか腕に上半身を乗せてマッサージ待ちをするようになる。


2024/6/23
食欲戻らず。うんちも少なくなりサイズも小さいのでもう一度A病院で注射をしてもらう。前日までは鎮痛、消炎剤の注射だったのがステロイドへ変更となる。処方薬も、お腹のガスが気泡状になってるのをひとつにして出やすくするという薬に変更。(薬名は不明)
このまま良くならなければ酸素室の導入を勧められる。
マッサージをすればうんちが少し出るがものすごく小さい連なっている状態のものしか出ない。

処方されたステロイドが気になる。あげても本当に大丈夫なの?ステロイドって人間もあんまり良くないって聞くし…と不安に思う。


2024/6/24
朝からおなかが張っていて辛そう。お友達が紹介してくれたB動物病院に電話して、その日1番最後の時間に予約をねじ込んでもらう。

無麻酔でレントゲン撮影。「歯の根っこが丸くなっていて1度CTを撮った方がいい」との事で、先生に紹介してもらったC病院にて翌日CTを撮ることにする。
「外科手術になるとしたら前歯の抜歯がいい」と言われる。
てっきり穴を開ける円鋸術かと思っていたので質問したら、現時点では円鋸術は必要ないというのが先生の見解。
この日は酸素を吸わせてもらい、点滴をしてもらう。飲み薬も処方してもらった。
前日までに貰った薬はやめて、新しく貰った薬に切り替える。「ステロイドはやめましょう」とハッキリ言われて安心した。

相変わらず食欲はないのでベジサポを強制給餌開始。少し食べさせられた。


2024/6/25
朝は、お腹の張りもやわらいで比較的元気が戻る。前日の酸素が良かったのか点滴が良かったのか?しかし食欲は無い。

C病院でCT撮影(麻酔有)とネブライザーをしてもらう。
「CT撮影の結果オドントーマと思われる。ただ、オドントーマの先に出来物や腫瘍がある場合があるから開けてみないと(オドントーマのみなのかは)わからない。この症状で外科手術するなら額に穴を開ける手術(円鋸術)になる」とのこと。

この日は比較的お腹の張りも少なく、先生にも今はそんなに酷い状態ではないと言われる。酷い時はカエルのようになりますと。…うん、カエルみたいだった時あるわ。

B病院の話も聞きたかったのでここで結論は出さず帰宅。


2024/6/26
B動物病院の薬が効いたのかC病院でのネブライザーが良かったのか、今までで1番調子を取戻す。お腹もぽよぽよ。元気もあるしペレットのお団子も8割食べられる。
久しぶりに病院に行かない日となる。
体重166gまで落ちる。


2024/6/29
B病院でCT結果をみてもらう。
やはり穴を開ける手術(円鋸術)はまだ必要ない。やるなら右上前歯だけ抜歯がいいだろうと。
薬で容態が安定したので内科治療でいけるか聞いてみるも、「内科治療は根本解決にならないからまた繰り返す可能性が高い」とのこと。
しかし手術はリスクが高いことも説明され、日和るニンゲン2人。ぽんずの容態が回復した事もありここで決断は出来ず持ち帰りとする。
下の前歯カットしてもらう。
体重173g。


2024/7/3
6/21の朝と同じくらいお腹パンパンなので急遽B病院へ。主治医がお休みなので別の先生に診てもらう。
「状態が悪いのでこのまま入院か通いで点滴をした方がいい。入院しても夜は人がいないし最悪そのまま亡くなる可能性もある。家で酸素室が作れるならお家で見てあげた方がいいかも」とのことで酸素濃度の説明を受ける。
また、「お腹がパンパンなので自発的にご飯は食べれないはず。でも食べないとどんどん悪くなるから食べさせてください。1番いいのはこまめにちょっとづつ。嫌がったら途中で辞めても良い」と指示を貰う。
色々考えひとまず点滴してもらい帰宅。

お友達に酸素マシンを借りて夕方から酸素導入。すごく辛そうで食欲もない。
わけてもらった無添加野菜のパウダーを溶かしてお皿に乗せてあげてみるも興味無さそうにする。

食べないのでベジサポを強制給餌。強制給餌が下手なのか食べた後お腹が張ってしまう。

マッサージのしすぎなのかお腹におハゲが出来る。人間の円形脱毛症のように丸く綺麗なおハゲ。地肌をマッサージするのは痛そうなのでタオル越しのマッサージに変更。


2024/7/4
昨日の夜に入れておいたペーストは朝起きたら完食していた。お団子は手付かず。

B病院で主治医の先生に点滴打ってもらう。
お腹のハゲは床に擦れているのでは無いかとの事。真菌ではないと思うと言われ特に検査はせず。
抜歯手術をお願いする。
月曜日の夜に手術となる。

食欲はないが、野菜ペーストなら食べる事を伝える。「炭水化物なので本当は沢山あげて欲しくないが、食べないよりマシです。食べられるならあげてください」とのこと。
強制給餌が上手く出来ない事も伝えるとデグーは我々(獣医側)も難しいと言われホッとする。


2024/7/5-7
いつの間にか体重が160g程まで落ちている…。
友達からのアドバイスを受け強制給餌を続ける。あまり空気を飲まないで給餌出来るようになってくる。ぽんずはベジサポは好きではないようですぐに拒否するが、ある程度の量は食べさせる事が出来るようになる。
お腹は張ったりぽよぽよに戻ったりを繰り返すも、明らかに呼吸が楽そうなので酸素室の効果を感じる。

強制給餌はしつつ、野菜ペーストも皿に作って入れておくと食べる。お団子も食べる時がある。


2024/7/8
体重177.5gまで回復する。
ぽんず抜歯手術の為、夕方B病院へ。
いつも食べているペレット団子の粉や大好きなおやつ、一応牧草、お友達に貰ったお守りと自分のよく効くお守りをぽんずと一緒に預ける。
夜の診察後に手術になる。終わったら電話で報告しますと言われ帰宅する。

20:54 B病院から着信
「抜歯後レントゲンをとっても鼻筋にまだ何かある。上からアプローチして原因を取り除かせて欲しい」と手術室から一時退室してきた先生から相談の連絡を受け、そのままお願いする事に。麻酔時間が伸びるからリスクは上がるとも言われたが、お願いするしかなかった。

21:56 再びB病院からの着信
オドントーマの塊が癒着していた。全て削り取った。麻酔から目も覚ましました。あとは腫れがひいてみないと鼻の通り具合は分からないとの事。

手術の成功に安堵するニンゲン2人。先生には感謝しかない。


2024/7/9
術後の面会に行く。
よぼよぼなのを想像するが思ったより元気。プラケースに入れてもらっていた隠れる用の箱の上に自分で乗り降りするくらいにら元気。ただ、顔は腫れているので目もしょぼしょぼしていて痛々しい。あと思ったより顔の毛剃られててびっくりした。傷跡も痛々しいし苦しそう。それでも呼べば反応してくれるし箱の乗り降りを見せてくれたり。いつものぽんちゃんだった。顔のキズもカッコイイよ!

昨日は麻酔から目覚めて自力で、野菜ペーストを食べたとの事。今日は自力では食べないので強制給餌してくれている。
ちなみに麻酔から目覚めて自力で食べる事はほとんどないよって先生が言ってましたwどんだけ好きなのそれw入院セットに入れておいて良かった。

顔に大きな傷があるからブラックジャックみたいだね、と言ったら2号には「え?ハリーポッターみたいだねって言おうと思った」と言われ、密かにジェネレーションギャップを感じる1号でした。いや絶対ブラックジャックやろ!!


2024/7/10
術後2日目。
昨日より腫れも少しひいてる気がした。昨日に比べて動きもよく何度も箱に乗り降りしてたし、呼べば反応してくれる。調子に乗って箱に乗り降りしてると思ったら苦しそうに止まったり。動きたい、けど痛くて動けないを繰り返しているのかも。

今日は強制給餌もしてるけどぽんずも自力ではご飯を食べてたとのこと。ライフケア?(ウサギのご飯)を食べたらしい。
ケースの中にうんちもあって安心。

術後3日くらい経過しないと痛みがひいていかないと先生から説明された。まだまだ痛いので痛み止めを使ってる。
お腹のおハゲについて聞いてみたらカビではないと思うとの事。カビだと左右対称にハゲたりしないらしい。


2024/7/11
術後3日目。
鼻筋に開けた穴から呼吸をしているので上の糸だけ抜糸した。
まだまだ痛そうでじっとしている。呼んだら目を開けてくれたけど動くのは辛そう。
でもだいぶ自分でご飯食べてたらしく安心する。まだ鼻が腫れてて口呼吸だからお腹も張るけど仕方ないとのこと。

預けてたやさいペースト完食したと報告を貰う(笑)


2024/7/12
術後4日目。
奥に置かれた箱の中でじっとしている。相変わらず痛そうだが呼吸は前より楽そう。鼻筋の穴から呼吸しているからかもしれない。
新しく追加で持ってきた野菜パウダーを渡すとすぐにペーストにしてくれて入れてくれる。先生と話していると食べに来るぽんず。他のご飯も置いて貰っていて見向きもしてなかったくせに、これはすぐに食べるんかーい!と笑ってしまった(笑)自力で食べる事を忘れないでくれるのは本当にありがたい。このパウダーにとても助けられました。
しかし体重は152gまで落ちる。


2024/7/13
外出中に病院からの不在着信。
ビビりながら折り返すと調子よさそうなのでそろそろ退院出来ますとのこと。
7/16に退院と決まる。
体重166g。


2024/7/14
術後6日目。
寝床にしている床をほりほりしてペットシーツを引っ掻く行動をする。ほりほりしてからそのまま寝の体制。なんの行動だったのか…と思ったけどもしかしてお布団のふかふかが恋しくて毛羽立てていたのかも?お布団大好きだもんねえ…と泣きそうになる。
相変わらず痛そうにしていて口呼吸もしているので、本当にこれで連れて帰って大丈夫なのかと頭の中が?だらけになる。


2024/7/15
ニンゲンの体力が限界に達する


2024/7/16
ぽんず退院!!!
体重168gまで回復!


この後ぽんずにも人間側にも地獄の日々が待っていましたがそれはまた別のnoteで…。
(まとめられなかったらすみません)

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