かわいいくまのキャップ
先日、スタバに朝活をしに行ったら定休日だったので、リベンジしに行ってきた。
朝活と言っても、この日は2か所銀行に行く予定があったのでさくっと朝ご飯を食べようと思い電車乗った。
お店は無事開いていたのでホッとして席を決めてカウンターに並ぶ。
横にあるショーケースからクラブハウスサンドイッチをひとつ取り、自分の番を待った。
ほどなくして私の番がきたので店員さんと朝の挨拶をかわしてメニューを見る。
「あれ、ドリップコーヒー載ってない?」
そんなはずはないのだが、いつもドリップコーヒーが載っていたところが「カプチーノ」になっていて、私はドリップコーヒーを注文するつもりだったけれど、気づいたら口が
「カプチーノのホットをトールサイズでお願いします」
と言っていた。
ちょっと大きめに書かれた「カプチーノ」の文字に口が持っていかれてしまった。
メニューってすごいなと思った。
(前回の話でもメニューのことを書いているが、メニューはとても考えられて作られているのだなと関心した)
私はタンブラーを持参していたのでそれに入れてもらい、サンドイッチとともに席に着いた。
クラブハウスサンドイッチはベーコンにローストチキンも入っているので、肉々しく食べ応えがあってとても美味しかった。
前回のリベンジも無事果たせたので目的である銀行に行き、用事を終わらせた。
しかし銀行は朝からあんなに混んでいるものなのか。
平日の朝一だからそんなに待つことはないだろうとのんきに構えていたら銀行の入り口には「ただいま待ち時間90分」と書かれた紙が貼ってあった。
私は2か所も行かなくてはならなかったので一旦別の銀行に移動して、そちらは地方銀行ということもあり空いていたので先に用事を済ませてまたさっきの銀行に戻った。
すると待ち時間こそ90分と書かれていたが、待っている人は半分くらいに減っていたので、受付番号を発券し、おとなしく待った。
大体40分くらいして呼ばれたので、本当に待ち時間も半分になった。なんだかUSJみたいだなと思った。
用事が済み、次の予定まで少し時間があったのでタンブラーの中も空っぽになったしまたスタバに行って次こそドリップコーヒーを注文した。
朝行ったときには気づかなかったのだが、なんとレジの横に限定のリユーザブルカップが置いてあった。
(リユーザブルカップっていうのは、繰り返し使えるプラスチックカップのことです)
私はずっと限定のリユーザブルカップが欲しかったが、すぐに売り切れてしまうのでなかなか買えなかった。それが今、目の前にある。
いやしかしちゃんと手に取ってみた方がいい、ひとり暮らし始めたばかりでお金の使い方考えないとと思っていた矢先だったので、手にとって見ていると店員さんが
「それ、もうあと一つなんです」
と小声で教えてくれた。
「買います。ありがとうございます」
私は気がついたらリユーザブルカップと飲み口につけるくまのかざりのキャップを買っていた。
私は「あとひとつ」というワードに弱い。
しかしこのリユーザブルカップは私の大好きな桜柄なのでゲット出来てとても嬉しい。
値段も600円とお手頃だ。
ただこのくまのキャップ、なんと1200円もした。
いや、すごくかわいいのだ。桜のレイみたいなのかけてて手にも桜を持っているし、とてもかわいいんだけれども、高くないか。
さすがに高いと思う。だってカップは600円だぞ。倍である。
しかしもう買ってしまったのであとのまつり。きっと店員さんも私に買ってほしくて残りひとつであることを告げてくれたのだろう。だとしたら買ってあげられてよかった。すごく優しい店員さんだったし、このくまも買ってくれてありがとうって言っている。私には聞こえる。
私はホットコーヒーをまたタンブラーに入れてもらい、次の目的地に向かうためバスに乗り込んだ。
バスに揺られながらくまを見つめてため息をついてしまったのは、このくまがかわいいから、と思うことにしよう。
スタバが定休日だった日の話
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