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VVV MUSIC LIVE2024 Day2 ライブレポ (後半)

Day2後半のはじめに

VVV MUSIC LIVE2024ライブレポ最後の記事です。フリモメンがイケおじのガワを「クロスアウッ」したあとから続きます。インタネさん(㈱Internet)のターン。Day1の前半後半、Day2前半中編も合わせてどうぞ。


神威がくぽ

アクセルを踏み抜いたフリモメンのあとに舞台に上がったのはがくぽ。さすがの貫禄でただの一声で緩んだ空気を一変させてくれました。曲は「In the name of God」。ハイトーンが美しい耽美なヘビィメタルで、マイクスタンドを刀に見立ててのパフォーマンスも見事でした。

2曲めはビジュアル系ロックな「接吻は刹那」。こちらは低音ボイスが響き渡ります。さきほどは「見立て」だった刀が抜かれたのには驚かされました。ライブ後に知ったのですが、銘は〈楽刀がくとう美振みぶり〉。実は楽器だとか。

 「楽器を持たせて欲しいとの製作者からの要望があり、神威がくぽが持つ刀を〔楽刀・美振〕(がくとう・みぶり)と設定することを提案した。その刀にある紋様は音を発すると考え、持ち主〔神威がくぽ〕が美しく相手に振り下ろすことにより、相手の体にあるビート感を刺激し、相手を感化したり、仲間と共に音楽を楽しんだりする楽器だと設定した。この設定で神威がくぽに武器を持たせることの抵抗感をなくした」(三浦さん)

プロがなぜ、二次創作を願うのか--Gacktが歌い、三浦建太郎が描く「がくっぽいど」 - (page 2) - CNET Japan

GUMI

続いて登場はインタネさんの会長(自称)GUMIちゃん。前回はDay1のトリでした。今回はDay2の最終盤で満を持しての登場です。1曲めはさわやかなポップソング「夢地図」。ある種の素朴さを感じるくらいに、創作のもたらす苦しみと作品の持つ力がまっすぐに歌われていて、音声合成に興味を持った原点を思い出させてくれます。

2曲めは「愛包ダンスホール」。「愛包」の読みはアイパイ。こちらは現代的なザ・ボカロ曲(個人の感想です(予防線))。アップテンポで、音はキラキラとしていて、挑発的な韻が多用された歌詞。写真はウィンクをする直前なのですが、これはこれでいい表情だと思って載せてみました。

音街ウナ

そしてそしてインタネ組の、さらにエンディング前の大トリを飾るのは大天使音街ウナちゃん。1曲めは「アユミ☆マジカルショータイム」。ウナちゃんのこういう歌には元気をもらえます。キラキラ魔法エフェクトもついてウナちゃんも楽しそう。

ついに最後の2曲めは「Sheepret!」。つむぎちゃんの「君の推し!」と同じく思いを寄せるのは少し変わった人なのですが、ウナちゃんが歌うこの「Sheepret!」の方が歌詞が大人! ちなみに締めの「現場からは以上です!」がフリモメンとおそろなのは偶然だそうです。

エンディング

偶然のオチにターコイズブルーのことを思い出してしまっていたら、エンディングがこの映像から入ってきたので心臓に悪い。何をしれっとインタネ組みたいなポジションに収まっているんだ、この全身タイツは。予備のガワはなかったのか。お祭りだしこういうのが一人くらいいてもいいか。

曲はオープニングでも使用された「Vritual Voice Verse!」のリアレンジver。音声合成キャラクタとユーザーのことを歌っていて、こんなにたくさんのキャラクタとそれ以上の数の創作が生まれているのを改めてお祝いしたくなります。VVVは祝祭だったんだと感じるひととき。祭りの終わりの一抹の寂しさも伴います。そんな感情と紐づいているので、私にとっては同じ曲でもエンディングの方が染み渡るのがこの曲です。

「Day2後半のおわりに」は省略して「VVV MUSIC LIVE2024ライブレポのおわりに」

あっという間でした。もっと長くやってほしいくらい。1人2曲では到底足りません。それだけ密度の濃い2日間でした。全体を振り返ると、今回のライブは「新たな魅力」が一つのテーマだったのでは? と想像します。

わかりやすいのは初出場のモカちゃん、ユキちゃん、ばみちゃん、ミライ小町さん、りむるちゃん、足立レイ、フリモメン。連続出場のみんなも花梨先輩が六花に言ったような「いつもと違う」側面が見られました。

どの一面が「いつも」なのかは人によって異なることでしょう。みゃーまいちゃんの喋っているときと歌っているときのような、公式プロフィール上の(人が誰しも持っている)多面性だったり、二次創作で生まれた数多のイメージだったり、イケおじのガワと全身タイツだったり。

そう考えるといつものデュエットがIA・OИEだけだったのにも頷けます。コラボは所属をまたいだものばかりでした。4人コラボの集まりによくわからないところがあるのは、私が見ていないところで何かあるのでしょう。誰も見ていなかったとしても、実はオフではみんなよく集まっている可能性を想像するのも悪くありません。それに、ゆづきずは「結月ゆかり・紲星あかり誕生祭記念・公式生放送2024」で拝めるはず……! あ、キービジュ衣装のあかりちゃん描いたのでついでに見ていってください。

本人も驚きの長さになってしまったレイブレポもこれで終わりです。数えたらこの記事だけでもまた2000文字を超えていて、5本合わせたら1万文字を優に超えていました。最後にステージ後方からみんなを――出演者も参加者も――を見て終わりにします。暇な人は自分を探してみてください。それでは。また会えることを願って。

最後の最後まで読んでくださってありがとうございました。「スキ」ボタン押してもらえたり、おひねり代わりにチップいだけたりするとさらに嬉しいです。

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