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VVV MUSIC LIVE2024 Day1 ライブレポ (後半)

Day1 (後半) のはじめに

Day1ライブレポの後半です。前半はこちら


足立レイ

バンダイナムコ組の次は等身大ヒューマノイドロボットの足立レイ。選曲は人間に向いてない「熱異常」ですが、彼女はロボット。ライブで完璧に披露する姿に説得力があります。

ロボットダンスから崩れ落ちるのがまたエモい。ロボットにとって、2本の足で立つことが、いかに難しいか思い起こされます。

足立レイが「足立」という名前なのは、2足歩行ロボット的な意味での「足で立つ0号機」という意味と同時に、「0から自分の足で立つ、独り立ちする」という意味合いも実は含まれているんです。

等身大ロボット「足立レイ」のテキスト読み上げソフトを開発するプロジェクト(クラウドファンディング)始めました: メカニカルガール

内省的な「熱異常」とうってかわって、次は「NIKOTTE」。楽しい楽しいエンタメライブ! 実はエンタメは彼女の本分。開発者のみさいるさんのブログから引用します。

「人型ロボットを売るのではなく、人型ロボットにしかできない「キャラクターのそのままの姿の実体化」という要素を武器にアイドル化してエンターテイメント分野で活躍させる事で、人間には及ばずともある程度の運動性能が発揮できる時点で実用になりうる」という事をずっと考えてきました。

等身大ロボット「足立レイ」のテキスト読み上げソフトを開発するプロジェクト(クラウドファンディング)始めました: メカニカルガール

実際にロボットが作られていることを思うと、トークパートも印象深いです。「この体はすごい機敏な動きができますね」や「今度はリアルでまたお会いしましょう」というセリフに夢を感じます。将来! リアルで! 物理の体で!

足立レイ・分散型自律ゴーレムりむる

ステージを終えた足立レイにトコトコと駆け寄ってきたりむるちゃん。話が噛み合っているんだかどうだかよくわかりませんが、「ゴーレム、のことなんでしょうか?」「ないしょ!」「なるほど、私もプラスチック製ゴーレムとして頑張ってみます」。曲はりむるちゃんの「And you Rinju」かわいい! がんばってるよ! 足立レイ!

京町セイカ

続いては実在する町精華町の広報担当を務める京町セイカさん。曲はおなじみ「メガロポリス納税」。セイカさんと言えばふるさと納税。納税と言えばこの曲ですね! 2曲めはうってかわってしっとりと「Camphora~託された明日~」。作曲しただいすけPさんによると、この曲はクスノキがモチーフだそうです。

京都府精華町にある「来迎寺(らいこうじ)」にあるクスノキをモチーフにした楽曲を制作しました。

Camphora~託された明日~ だいすけP feat.京町セイカ - ニコニコ動画

自分は学校にあった大きなイチョウの木のことを思い出してしまいました。

GUMI・京町セイカ・双葉湊音・ミライ小町

続いてはこの4人でこのライブのための新曲「-東京-(仮)」。どうしてこの4人で東京の歌なのかと疑問でした。Xで見かけた、様々な場所から人が集まる場として、東京をVVVに重ねているという解釈がとてもしっくり来ました。そう考えると4人のホームは見事にバラバラです、実在する町がのセイカさん、「自然が多いところ」と抽象的な田舎が出身地のばみちゃん。ボカロシーンでベテランのGUMIちゃん、いわゆる合成音声界隈からは少し距離があるミライ小町さん。

もう1つ疑問があります。「-東京-(仮)」の雰囲気が「ぼっち・ざ・ろっく!」系ひいては下北系の邦ギターロックだったことです。このジャンルを4人で歌うことってあまりないと思うんですよ。強いて言えば、田舎から自分のギターを抱えて上京して慣れてきたころのばみちゃんが歌っていそうなイメージ。

歌詞をちゃんと聴かないリスナーなので、譜割りまで含めた解説が読みたいところ。これを読んでいる方の中にどなたか識者様はおられませんかー?

琴葉茜・葵

この二人はいつも二人の空気を作ってくれますね。安心して見ていられます。曲は「じゃむ。」と「悲厭救済ガール」。茜ちゃんは2日目のコラボ枠で「ジャムって!」を歌います。ジャムつながり? コラボ枠にはjamバンドのリーダー弦巻マキちゃんも参加しています。言葉遊びの域を出ないかな? 

2曲目「悲厭」はこれで「ぴえん」と読みます。りむるちゃんの「毒deンぱ」もぴえん系。意識しての選曲でしょうか?

💜最強EDMエレクトロサウンド×カワイイぴえん系地雷ポップ💜

毒deンぱ / Capchii feat. 分散型自律ゴーレム りむる - YouTube

小春六花

ここからは小樽潮風高校のターンです。先陣を切るのは小春六花。「立花」と書くとトド岩送りにする人です。公式二次創作ではバンドのリーダーを務める彼女ですが、1曲目は意外にもユーロビート「ACCELERATION OF HEART-BEAT」。キレキレのダンスが見応えバツグンでした。英語曲なので歌詞を聴かなくても後ろめたさがないのがよいです(軽口)。

2曲めはバラード「追憶ポエジー」。このあと出てくる花梨先輩に「いつもと違う六花」と言われていました。私も六花ちゃんはいつも元気なイメージです。でも公式二次創作設定のこの側面なのかな、なんて思いました。

ふと真剣に何かを考えているときがあるが、何を考えていたのか聞くと大抵はご飯かお菓子の事とごまかされる

【公式二次創作設定について】 – TOKYO6 ENTERTAINMENT 公式サイト

今回は「かしこい六花でお届けしました!」なんて言っていましたがどんな気持ちで歌っていたのでしょうね。

夏色花梨

2番手は夏色花梨先輩。彼女が歌うのは「ゼロになって」と「唯独りの魔法使い」の2曲。2曲目が投稿当時からずっと好きなので盛り上がりました、それはもう大変に。花梨先輩が紹介したとおり続編「F.A-02」も素晴らしいのでぜひこちらも。

花梨先輩のモーションもとても素敵でした。六花ちゃんのキレの良さとは対象的な、とてもやわらかい動き。頭の天辺からつま先までとても素敵でした。きれい! かわいい! うつくしい! 語彙力!

花隈千冬

小樽潮風高校組のトリを飾るのは後輩の花隈千冬ちゃん。物静かそうな見た目の彼女ですが、度胸が座っているというか肝が太いというか言うことは言うタイプだと思っています。1曲目の「ヒメタルネ」で「ラッタッタラッタ」のコールアンドレスポンスを要求したり、六花先輩に言われたとはいえ観客へと堂々と呼びかけていました。

2曲目は「やなきもちさん」。3人ともいつもは表に出さない側面がテーマの曲を選んでいるのが印象的です。この3人のトークパートはお互いとも観客ともバランスがよくやりとりがあってライブ慣れしている印象で、選曲も3人で話し合って決めたのかな? なんて想像が膨らみます。

花隈千冬・宮舞モカ

そのままDay1のトリまで飾る千冬ちゃんのパートナーはみゃーまいちゃん。歌っていないときはネガティブの権化みたいな彼女なので「やなきもちさん」を沢山抱えていそうです。この二人はトークの声質は似た方向なのに歌うと正反対になるのがおもしろいです。千冬ちゃんは甘くて、みゃーまいちゃんはキレがあります。ところでいい写真が撮れていなかったよ、ワトソンくん……。

Day1のおわりに

Day1のオープニングアクトに初登場のばみちゃん。これはままみる抜擢ですがトリも後輩に新人というのは意外でした。振り返ってみると新しい魅力を発信しているのを重視しているように思います。

アーカイブ期間も終わってしまいましたが、Day2もなんとか書けたらなと思っています。ともあれ、ここまで読んでくださりありがとうございました。よい暇つぶしになっていたら、チップでコーヒーの1杯でも奢ってしてもらえると嬉しいです。

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