ウィスキーとおつまみ⑤:オリーブの塩漬け
ウィスキーとおつまみの組み合わせ研究第5弾は、オリーブの塩漬けだ。
合わせるウィスキーはアードベッグ10年をロックで。アードベッグはアイラウィスキーの中でも特にスモーキーで個性が強いと評されることが多いが、個人的に10年はロックにするとピート感がきついということもなく、むしろまろやかで飲みやすいと感じる。
アードベッグを少したしなんだところで、早速オリーブの塩漬けを口に含んでひと噛みしてから、アードベッグを少し流し入れる。オリーブの塩漬けはその名の通り塩味があるのでスモーキーなウィスキーに負けない。さらにそれだけでなく、オリーブの果肉の油分が、ウィスキーと混じり合うことでよりまろやかになっておいしい。
グリーンオリーブとブラックオリーブのどちらもアードベッグに合うが、あえて言うなら食感がしっかりしたグリーンオリーブのほうが、ウィスキーを味わいつつオリーブも噛みながら楽しむという点で優れているかもしれない。
なお、グリーンオリーブとブラックオリーブの色の違いは、品種ではなく成熟度の違いによるようで、若いうちはグリーンだが成熟が進むにつれて黒くなるとのことで、収穫のタイミング次第らしい。
ということで、アードベッグ10年とオリーブの塩漬けは合うというのが今回の結論である。