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維持継続の両立

開幕が待たれるプロ野球。

その長い歴史の中には数々の偉大な記録があるが、なかでも最も輝かしい記録は「連続試合出場記録」と「連続試合フルイニング出場」、「連続イニング出場」だと思う。(個人的な感想です)


記録について考えていると、さらにちょっと超個人的な思いを無視できず…。

2つある在京チームのじゃないほう。そこに属するミスタートリプルスリーは、その二つ名がつく通り、史上初トリプルスリーを3度やってのけ、日本人右打者として最多のシーズン193安打を放ち、史上初ホームラン王と盗塁王を同時獲得した選手だ。プレミア12で優勝を決定づける一発を放ち、日本シリーズでは一試合で三本のアーチを描いた。

球場へ試合を観に行けば、打つわ守るわ、大声援で大人気だわ、走れば失敗しませんからで、すっかり虜になってしまった。

最大手とか、シェアNo.1とか、今売れてますなどが嫌いな天の邪鬼な僕は、ミスタートリプルスリーの9,000円のレプリカユニフォームを2着持っている。


話が脱線し過ぎました。すみません。

子供の頃に、継続は力なり、なんて言われれば嫌気しかしなかったし、皆勤賞を目指して規則正しく振る舞う同級生のI君は、遅刻魔の僕からしたらまぶしくも疎ましい存在だった。


歳を重ねればわかるようなる。

若い頃とは体が違うから、しっかり自己管理しているつもりでも、寝る前や朝起きたときどうにも体調が悪く、突発で仕事を休んでしまうことが年に1回はある。

何かあったとき、例えば緊急停止ボタンが押されてなんとかかんとか……、で数分間電車が止まることがあっても大丈夫なよう、余裕を持って家を出ているのに、もっと大きな遅延に出くわし、遅れますと会社に電話することも年に数回ある。

気をつけていても昔ほど体は言うことを聞いてくれず、また、ついてなかったと諦めざるを得ないこともよく起こる。

つまり、自分なんかは頑張っても、無遅刻無欠勤ですら1年間も続けることができないのだ。



怪我をしたらもちろん試合には出られない。厳しいプロの世界だから、不調になれば当然使ってもらえない。

記録に名を残すくらい試合に出続けたというのは、怪我をせず、長いことずっと第一線で活躍できる気力、体力、技術を持ち続けていたということ。

気が遠くなるほどの時間と期間…。

そこまでくるともう、心技体以外の力も必要だったのではと思ってしまう。



野球以外の多くを犠牲にしてきたのだろう。


「ハイキュー!!」に出てくる稲荷崎高校の横断幕が好きだ。

「思い出なんかいらん」


プロになってからも全てを野球に捧げてきたと想像すると、もう、ただひたすらに尊敬しかない。



記事の連続投稿が、一昨日8日となった。初めて一週間を越え喜んでいた。少しの喜びが油断に変わった昨日。文字を打ちつつ気付けば0時5分前…。

終わった…。


衣笠祥雄さん、金本知憲さんは鉄人であり、神様であり、化け物のような存在だ。




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