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日記一ただ所感を一

苦しい。苦しい。くるしい。ひとりで生きるのは、ひとりで死ぬよりずぅっとくるしい。
頭に残る思い出が愛おしくて、身体の痛みが消えるのが空しい。心は私を楽にはしてくれない。苦しみが耐えぬよう、絶え間無く独りの孤独を想起させる。

どうして生きようか。

ただ起き、働き、食べて、寝る。それだけの日々に何の意味が、価値が、生きる理由があろうか。ひとりで耐え抜くことの先に何が待っているのだろう。

誰かを想うということは、私の日常に指針をくれる。今日を越えていかんとする活力が生まれる。あなたのために、がない生活はほんとうに味気のないものだ。

寄りかかる先がなくなった後の、ひどく不安なこと。幸せから転落する。自分は幸せになることを許されざる者なのだ、と思う。何かしただろうか、いや生きているだけでこんな自分は生きているだけで罪だ。良いことなんて幸せなんて、降ってくるはずがない。駄目なんだ、生きてちゃあ無駄なんだ。どうしようもない、産まれてこなければ良かった存在。だって、誰からも認められず、理解されず。言いたくないが、愛、に飢えている。幸せに思えた一時をしがんでしがんでその日を越えることでしか生きられないのだから。空しくって苦しくって死にたい消えたい。寒いなぁひとりで生きるっていうのは。意味がないと寒いんだ。燃やすものがなければ寒いままなんだ。行く先がないと凍え死んでしまいそう。

許されるのならば、もう一度会いたい。私を必要としてほしい。求められることでようやっと、生きていることを感じられる。自分が在ることを、認めてあげられる。他人を介することでしか、私は私を抱き留められない。私が1番、私の不幸を祈っている。私が1番、私の幸せがわからない。わかってあげられない。与えてあげられない、ごめんね。
あの夜にぜんぶぜんぶ壊されてしまいたかった。絶望のどん底まで突き落として、私のすべてを終わらせるきっかけを与えてほしかった。そうしたらきっと、もう生きていることに耐えられないという大義名分のもと被害者面でいなくなれるでしょう。

会いたいなんて思っているのは私だけ。今日もあなたは好きなものに埋もれて呑気に生きている。人を喜ばせることが好きな人だから、今頃は愛しい彼女との記念日を控えて色々な計画を練っているのだろう。羨ましいな。そんなふうに今自分が感じているはずの痛みや苦しみから目を背けて、都合の悪いことからはそっと身を引いて、日々を重ねることの愉悦に人生の意味を見出だせる人間が。まぶしすぎる。一緒におちてほしかった。

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