技術士 (電電/電設) むけ研鑽 - 白書選定 -
通り一遍の展開が済んだのでいよいよ研鑽活動の中身に入っていく。
1. どの白書を読むか
以下サイトから直接技術面につながる技術系と、社会課題として間接的につながりがありそうな社会系とに大別して選定。正直これだけの種類があるとは知らなかったが、少なくとも省庁の数だけあるということなので納得。海外まで手を広げる案は却下。まずは日本の技術士になってから海外に羽ばたく。
選んだ白書は以下の通り。
技術系
エネルギー白書
ものづくり白書
原子力白書
文部科学白書
科学技術イノベーション白書
DX 白書
情報通信白書
社会系
環境白書
通商白書
消防白書
防災白書
少子化白書
高齢者白書
障害者白書
中小企業白書
社会系の方は読んだこともなかった領域なのでどれだけ活かせるかは自分の研鑽次第というところ。技術系についても決してアグラはかいていられず、アウトプットに結びつける意識がなければフーンで終わる恐れがあるという意識を持つ。
2. どのように白書を読むか
過去にザッと読んで身にならなかったどころか眠っちまいそういなった経験から、どう読むのかが大事だと考える。白書に目を通す時間は通勤時や昼食休憩時なので負荷が高すぎても低すぎてもいけない。また、移動時や出先であることから使えるリソースも限られた状態であることに注意する。その上でイメージする状況は以下。
出勤時
座席に座れた場合に限りタブレットを開き保存した白書.pdf を開いて読む
どの白書を読むかはその時の気分次第でヨシとするがトピックの塊で読む
電子ファイル書込環境がないので手元 A5 ノートに気になったところを緑インクでメモる
気になるかどうかの基準は分野分析とコンピテンシ分析で紐解いた領域に入る可能性があるかどうか
コンピテンシが備わっていないと気にも留められず卵鶏問題になるがここでは気にしない
タブレットは WiFi 仕様のためその場ではネット検索はせず書き溜める
座席に座れなかった場合は無理をせず余暇扱いとする。長距離走なのでペースを心得る。
もし体力と精神力が有り余っていればメモしたノートを見返しても良いが強要はしない
1-2 を朝のルーチンとして繰り返す
ここまでが朝の出勤時であるのでだいたい 20 分間/日、ひと月で 400 分ほどになる。候補に挙げた白書は 15 ほどあるので、目安は 2 白書/月であり 200 分/白書となる。書いていて気づいたが、すでに今の時点であまり時間がないッ。なお当然の如く週末は研鑽時間から除外している。父であり夫の週末は自身のものではなく家族のものであるから、当然のスケジューリングと言えよう。ちなみにノート手書きというアナログ手法を選ぶ理由は、叔父から譲り受けた万年筆を使いたいからの一言に尽きる。モチベ最重要。
昼休憩時 # 箇条書きを 2 から開始するにはどうしたら良いのか…
社内休憩所にタブレットと A5 ノートを持ち込み座席に座る
座席に座れなかった場合は潔く諦める
ノートを開き分野・コンピテンシに当てはまりそうな部分を青インクで囲う
タブレットにて分野・コンピテンシ表のマトリクスにピックアップしたネタを追記する
この表はこれから固定 note に準備しておいて順次更新していく。
1-3 を昼のルーチンとして繰り返す。
ひとつのトピックが終わったらタブレットにて web 補習する
トピックを適当に検索して類似トピックや文献を読む
ChatGPT にお伺いを立てて気がつけなかった観点があるかどうか調べる ← 一応これが卵鶏問題への対策
補習内容は A5 ノートに雑に記入しておく
5 の内容について 1-4 を繰り返す
ここが昼の出勤時の話であり業務負荷や出張等によってブレるところではある。逆に言えば業務モードに半分入った状態での研鑽であるので、喫茶店で勉強するかのごとく緊張感のある状態で取り組めるという利点はある。以上の中では補習が研鑽の成否を分けるという気はしているので GPT に限らず観点漏れを防ぐ策は考え続けていきたい。
退勤時
出社時とほぼ同
その他: 遠所出張など
特に定めない
すなわち両者とも丸ごとバッファ。半年もやっていれば特段の事情なくとも朝から眠い事はあるだろうし、業務でヘトヘトになった時に堅苦しいことを考えたくないこともあろう。なおこのくだりにして昼休憩時を是とするのは、業務の合間での研鑽は間違いなく休憩と断言できるから。比較した時に心安らぐのであれば自然と手は動く。
3. 読んだ後はどうするのか
ここをあまり決めていない段階ではあるが小トピックごとでも note を書き起こしていこうと考えている。技術系であればボトムアップで社会課題に結びつけても良いし、社会系であればトップダウンで技術課題に結びつけても良いと思う。
内容の陳腐化については少し警戒が必要で、年度が変わった時に世間の興味関心がガラッと変わってしまわないかは常にモニタ必要。とはいえ、自分のスタンスとしては身についたものはたやすく失われないという想いがあり、一通りの取り組みで社会課題〜技術施策を考えるトレーニングを積めば、外的環境が変わっても対応はできるものと信じる。
技術士試験自体が変わるのではという話も聞くが、それについても同様。試験対策をダシに技術者としてのレベルを上げようとしてるので、その時その時の試験にオーバーフィッティングするつもりもない。
読んだあとのことをあんまり考えられてないということがはっきりしたところで、いったんこのコラムは閉じておこうと思う。
以上。
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