bluetoothヘッドフォンは慎重に
やはりワイヤレスは難しい・・・。
単純にbluetoothのヘッドフォンを買おうと思ったら、色々と自分のもっているものの規格を調べておいたほうが良い。
まずはbluetoothの規格なんだけど、最新バージョンはBluetoothバージョン5のようだけど、いまはまだあまり普及しておらず、バージョン4.0であればいいかというと、実はバージョン3と4には互換性がないらしい・・・。
なので、とりあえず最新式のバージョン4を買ったとしても、使っている機器がバージョン4.0でなければ使えない。
実際、ボクはPCがバージョン3.0しか対応していないのに、バージョン4.1のキーボードを買って失敗した。
また、Bluetoothには電波の到達距離においてClass分けされていて、以下の通りとなっている。
・Class1:最大100m
・Class2:最大10m
・Class3:最大1m
これ知っておかないと痛い目にあう。
PC用のキーボードやマウス、ヘッドフォンぐらいなならあまり気にしなくて良いかもしれないけど、TVやAV機器と繋ぎたい場合、Class3なんか買ってしまうと大変。
スマートテレビ用にマウスとキーボードを買ったとしても1m以上離れられないとしたら、涙目。後悔しないためにも最低でもClass2以上のものを買いましょう。
また、面倒くさいことにBluetoothには対応しているプロファイルというものがあり、これもチェックしておかないと残念なことに。
LRの音楽再生だけであれば、そこまで気にしなくても良さそうだけど、パソコンで動画を見たり、ゲームするときなんかは、プロファイルによっては遅延が起こるようで、映像に遅れて音が来るなんてことも!!!
オーディオ用のプロファイルにおいては「A2DP」というものがあり、さらにはファイルの圧縮・伸長を行う「コーデック」というものがある。
そのコーデックにも種類があって、大抵の場合「SBC」は対応しているが、この「SBC」のみのものを買うと痛い目にあう。
少なくとも、AAC、aptX、aptX LL、aptX HD、LDACのいずれかは欲しいところ。
これ、音質にも関わるのでね。
iPhoneであればAAC対応のものを(apt-XやLDACには対応していないそうな)、Androidであればapt-X、LDACは、96kHz/24bitのハイレゾ音源にも対応しているけど、ソニー製品以外のものでは、多分使われていない。
んで、これらのコーデック、データ転送の遅延時間が異なっており、音楽だけならともかく、動画、ゲームなどの映像が絡むと遅延が少ないもののほうが良い。
まぁ、遅延を気にしてたら、ワイヤードにするべきなんだけど、やはりコードが邪魔。
なので、ざっくりいうと、Apple製品ならAACを探して、それ以外ならapt-X、ソニーでオーディオのみならLDACというところですかね。
いや~。しかしこんなトラップ、一般ユーザは見抜けないよね・・・。
なので、Bluetooth製品を購入する前には、それぞれつなぐ製品の情報を確かめておいたほうがいい。