楽しいことをうまく伝えられない
こんにちは、西荻ぷれま委員会の北村です。だれかとはなしたものを記事にするシリーズの2人め。物理的な制約をとっぱらったヴァーチャルの世界をつかって人の創造性を広げていく会社で、プロダクトオーナーをしている東峰 裕之氏とのお話。付き合いが長くてずっととみねくんとよんでいるので「氏」とか書くと変な気持ちになります。
東峰:おはようございますー
北村:どもども。とみねくんとこんな朝早く話すことになるなんて。笑 さて早速、お題をきめましょう。それぞれが持ち出してとおもったけど、時間的に1つが限界っぽい。
東峰:うーんなんか漠然と趣味っぽいことかなあくらいですね
北村:じゃあそれで。とみねくんの趣味はー
・サバゲ
・コミック
・ラノベ
・キーボードづくり
ぼくの把握してるのはこんなかんじ
東峰:まあそうですね、漫画、小説、サバゲ、自作キーボード、コミケとかかなー
北村:ああ、コミケあった。コミケの運営もやってるもんね。
東峰:なんかよく多趣味だといわれるのだけども、そうですかね?
北村:あー、趣味がおおいというか「趣味について、人に話す機会が多い」ってことではないか。仕事関係のはなしも趣味みたいにはなすところあるよね
東峰:確かにね。多趣味って気はそんなにないけどなあとおもってて。
北村:いろんなことの好きをうまく伝えられてるから、聞いた人が趣味がおおいんだなーみたいに思うとか
東峰:オタクじゃんw早口オタクになるやつ
北村:悪い意味でのオタクは相手の状況を気にせずにそれやるけど、転校をたくさん経験した転校生のとみねくんは、相手の様子みながらやる
東峰:そうねー
北村:熱をつたえるみたいなの今ちょっと興味あるところでさ、わたくしあんまり得意じゃない気がするんですよ。どうおもいますか。
東峰:うん、そうだなー。おもしろそうにしてる時はわかるけどもね。相対化というか、さっきの話だと相手の温度感みて刺すみたいなそういう感じはあんまりないかも?
北村:「自分は楽しいんですこれ」で、おわり。「あれ?わからない?楽しいんですよ、きっとあなたも」みたいな感じにあまりならない。ぷれまを伝えるにあたって良くない。
東峰:ふむー、なんかぼくは、自分が面白がってる構造をとらえるのが得意なのかもなあとはおもう。ここが面白がりポイント、というのがあってそれをどう伝えるか結構常に意識してるかも
北村:ちょっとおれはそこはちがう意見だな。「構造をとらえる」でいうともっととらえるの上手な人はいるんだけど、とみねくんは話してる相手との状況を俯瞰してて、「相手がいやがらないラインの見極めや、押し加減」がすごくうまい。あと、「つたえたいという気持ちがつよい」ところが特徴なきがする
東峰:なるほどー
北村:対比してみると、おれはわからないならいいです、他の話しましょう
みたいになりがち
東峰:まあぼくも、わからないひとにつたえるのはまあ難しいかなとおもうんだけど、僕はなんか、外向けのおもしろさの定義みたいなのを
できるだけいうようにしているかなー
北村:楽しいを共有しようとしているよね。
東峰:うん、あいてにもわかるポイントをいれるとか。その趣味の価値を認めてもらいたいという気持ちなきがするな
北村:うんうん、そこだ、それほしい。「認めてもらわなくても、いいものなので。わからない方は残念ですね」みたいになっちゃうんだよなー。これさー、表現の仕方によるんだけども、ほんとひとをおこらせるんだよね。笑
ねこならそんな風にいっても「え?しりませんよ」ってなるのに
東峰:ぼくは相対的な関係性で価値を認識してるとこがあるとおもってて、かなり社会的なふるまいなんだろうなー。最近なかいい友達とかもそうなんだけど、自分の価値観が絶対的というか、ある種かたくななところがあって
北村:うん
東峰:でも、友達にとっては揺るがないことで、「もっとこうしたらやりやすいんでは」、とかいっても、なんか「地球が平だったら山とか上らなくていいんでは」、みたいなこといわれてるようなもんだろうし。その友達のそういうところ、かっこよいとおもう
北村:その友達の感覚わかるなー。「そりゃ平らだったらいいかもしれないけど、平らじゃねーし」みたいになって、「でも、確かに平らに見えてる人もいますよねー、それは知ってます」みたいになる。
東峰:そうそう、平らに見えるのはうらやましいけど、自分はそうじゃないのでみたいな隔絶というか。
北村:こないだ「権威」についてはなしたんだけどさ、権威の三分類っていうのがあって「カリスマ的、伝統的、合法的」の3つに権威はわけられるらしい。相手がどれに納得しやすいか、動かされやすいかみたいなことをあわせて伝えていくのが優しさなのかもなー。あれか、これとみねくんがいってた「相手にわかるポイントをいれる」にも通ずるところがあるね。
東峰:なるほどな。よし、やってみよ!
北村:う、やってみます。これも相手にあった伝え方かー。
次回は伝え方について話していきます。
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