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新卒採用マッチングイベント基本のき! ①イベントのいいとこ・大変なとこ

ここ数年、「新卒採用マッチングイベント」が注目を集めています。従来の大規模な合同説明会に代わり、新しい学生と企業が出会う場として、有効活用している企業が増えています。

新卒採用マッチングイベントを制す者は、新卒採用を制す

なんて、誰かが言ってたかどうかは知りませんが、新卒採用マッチングイベントを検討されている方のため、新卒採用マッチングイベントについて「基本のき」をお伝えしていきます。このようなイベント参加を検討している方の判断材料になれれば嬉しいです。

初回は、新卒採用マッチングイベントとは何か?そして、新卒採用マッチングイベントのいいとこ・大変なとこについて考えていきます。

新卒採用マッチングイベントとは?

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新卒採用マッチングイベント(以下、イベント)は、学生と企業のマッチングを視野に入れたタイプのイベントです。

今までのよくある就活関連イベント(合同説明会など)では、学生とまず出会うことが主な目的でした。一方イベントでは更にもう一歩踏み込み、学生と企業が理解を深めることを目指します。

細かい部分は違いがありますが、イベントの多くはだいたい以下のようなプログラムを含みます。

1. 企業によるプレゼン
2.座談会
3. 各イベント独自のプログラム


1. 企業によるプレゼン
まず最初にあるのが、企業をアピールする時間です。一般的には一社あたり5-7分程度、学生に対してプレゼンをします。
目の前の学生に直接、企業について伝えることができるチャンスです。その一方で、時間が限られているため、事前に内容をブラッシュアップし、伝えたいことが伝わるようにプレゼンの練習もきちんとしておく必要があります。

2. 座談会
座談会もまた、数多くのイベントで行われています。座談会にて接触できる学生は、イベントによって様々です。企業側が参加学生から座談会参加者を選べることもあれば、参加した学生全員と話す機会が設けられているイベントもあります。
プレゼンよりも距離が近く、人を通して企業のリアルを伝えられるチャンスです。また、学生側が自社に対して抱いている印象なども、間接的に知ることもできます。

3. 各イベント独自のプログラム
以上に加え、イベントによって、様々なプログラムが組み込まれていることもあり、自社にとって最適なイベントを決める指標になるでしょう。例えば、学生のPRタイム個別面談が行われる、選考直結型イベントがあります。また更に深いレベルでのマッチングのため、ディスカッションやビジネスゲームを行うイベントもあります。


イベントのいいとこ・大変なとこ

このように、様々なアプローチで学生と接触できるイベントですが、どのような特徴があるのでしょうか。

まずはイベントの「いいとこ」ですが、以下の3点が考えられます。

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1. 単独の自社説明会だけでは出会えない学生にも出会える

既存の採用関連イベントとの一番の違いは、出会える学生です。それもそのはず、イベントに訪れるのは、就職活動のために自ら調べ、自ら足を運ぶ、就活に前向きな学生です。イベントに参加すること自体、学生の情報感度の高さや行動力、そして自主性の証明と言えるでしょう。また、特定の層の学生だけが参加できるイベントもあるため、自社の採用方針によって、適切なイベントを選ぶことができることも。

更にイベントでは、複数の企業が一同に会します。そのため、自社での説明会には来ない学生にも出会えるチャンスが広がっていると言えるでしょう。イベントの中には、どの企業が来るのかさえも、事前に学生に知らせないものもあるのです。

2. ナビ媒体などでは伝えきれない情報を直に伝え、興味づけができる

イベントは、複数の企業が一堂に会します。そのため、自社での説明会には来ない学生にも出会えるチャンスが広がっていると言えるでしょう。イベントの中には、どの企業が来るのかさえも、事前に学生に知らせないものもあります。まさに偶然の出会いを通して可能性を広げることができます。

3. 個々の学生の様々な側面が見ることができる

イベントの独自プログラムからは、面接などの一般的な選考からは見えづらい学生の一面を垣間見ることができます。例えばビジネスゲームでは、主体性や積極性、プレゼンテーションの能力や、チーム内での動き方なども見ることができる機会があり、学生をより多面的に評価できるチャンスが得られるのです。

さて、いいとこがあれば、大変なとこもあります。

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1. 入念な事前準備が必要

出会える学生の数が多い分、今後もつながっていたい学生を選抜する必要があります。複数の担当者が参加しなければ対応できません。そのため担当者同士で、どういう学生が欲しいのかを共有して、評価の精度を高めていく必要があるでしょう。事前のすり合わせがイベントの成果につながってきます。

また、説明会参加や選考への誘導など、イベントのゴールについての認識合わせも非常に大切です。どうしても担当者の負荷が高くなってしまうのが、イベントの性。そのためイベント終盤、タスクの山を乗り越えられた達成感に浸ってしまい、肝心のゴールを見失ってしまうことも少なくありません。実際に私たちのお客様の中でも、説明会への誘導がゴールだったにも関わらず、うっかり告知をし忘れてしまったという事例もありました。このような失敗を防ぐためにも、事前に何を成し遂げたいのかをしっかり共有しておく必要があるのです。


2. 当日に並行してやらなければいけないタスクが多い

先に見てきたように、イベントは様々なタイプのプログラムが組み込まれているものばかりです。数時間から半日かけ、学生を評価し、個別選考まで行うイベントもあります。ビジネスゲームがあるイベントでは、企業側にも役割が与えられており、通常の自社説明会に比べて、多種多様なタスクを並行して実行しなければいけません。


3. 複数名の担当者による参加が望ましい

学生と接する機会がたくさんあるイベントでは、対応できるだけの体制作りをすることも大切です。イベントにもよりますが、3-4名が参加できるのが望ましいです。1人はプレゼン担当、あとの2-3名が学生担当です。


まとめ

新卒採用マッチングイベントでは、学生にアピールできる企業プレゼン、お互いを深く知れる座談会、そして学生とより接触できる学生自己PRやビジネスゲーム、個別面談など、各イベント独自のプログラムがあります。

このように様々なプログラムを通し、普段の自社説明会では出会えなかった学生に出会えたり、直に企業の興味づけができたり、学生の様々な側面を知ることができる可能性があります。

以上のような、いいとこがある一方、大変なところもあります。事前準備が欠かせないというのが一番大変なところですが他にも、イベント当日の多種多様なタスクに対応すべく、複数の担当者が参加できる体制が必要です。

ということで、次回は、この「大変なとこ」の解決方法について。イベントをより有効活用するため、企業担当者ができることを考えていきます。お楽しみに!

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