【ロボットイベントレポート】ロボットプロレスできんのか!45観戦記
【はじめに】
この文章は、2021年7月3日、ポートシティ竹芝で行われたロボットイベント、ロボットプロレスできんのか!45の観戦レポートになります。
公演を見ながらリアルタイムで打ち込む実況スタイルのため、本文だけを読んでも文意が伝わりにくいかと思いますが、何分ご了承頂いた上でご覧願えればと思います。よろしくお願い致します。
【公演以前】
ひっさびさのオンライン公演から一週間、こんどはひっさびさの実機公演! ロボットプロレスできんのか!45、ポートシティ竹芝での公演です!
本日は3回公演、一回目の公演は11:30より。さあお時間となります。
【公式動画】
【第一回公演】
まずはオープニング映像の後、対戦カードの紹介。
第一試合はアフロvsトコトコ丸、メインイベントは関東ロボットヘビー級王者決定戦、ワルーvsサアガの二試合となります。
第一試合
アフロvsトコトコ丸
紹介画像に「どっちも弱そう」と、お子さんの声がこっそり飛んだ第一試合。まずはトコトコ丸がリングに登場です。トコトコ丸といえばですが、考えて見ればこれもひさびさ。まずは演舞のデモから入ります。ひとさしふたさし優雅に舞えば、桜吹雪も元気に飛んで、トコトコ丸の舞いのあと。続いてリングイン、胸のAの字もまばゆいアフロがリングに登場です。
リング前方のお客様に隙無く愛想を振りまいて、さあ相対しました。試合開始です。
開始、まずは両者一礼。近付いて言った両者。ところでレフェリーのファントムの待機ポーズが密かにかっこいいです。中央でひそひそと、扇子を広げて打ち合わせの構えの両者。
まずは頭突き合戦、頭をがちっと打ち合わせた両者。二度、三回、トコトコ丸が仰向けにダウン。
立ちあがった両者、再び正面、扇を広げて、再び打ち合わせ。さあ向き合って、アフロが泡を吹き出しました。シャボン攻撃、いつもよりかなり出ております。はりきって久々のバブルスリップのアフロ、トコトコ丸は目を擦っております。
アフロが再度バブルスリップを繰り出す、今度は逆襲、トコトコ丸が扇を出して、さあ扇いで押し戻した。仰向けにダウンしたアフロ。
復帰から、両者向き合って、みたび打ち合わせの構えのあと、今度はトコトコ丸が攻めた。
頭をぐるぐる廻してファンの風で押し込む、いよおー、の声とともに、仰向けに倒れるアフロ。さ復帰、再び正面から向き合い、頭を回して連獅子攻撃、今度はアフロがかがんでかわした。
数周周回、頭をぐるぐる回して倒れたトコトコ丸を、アフロがひょこひょこと歩いて、そのままフォール!
カウント3、このまま決着。第一試合はアフロの勝利となりました。
メインイベント
関東ロボットヘビー級選手権試合
ワルー vs サアガ
リングの清掃のあと、メインイベント! ワルーvsサアガのヘビー級タイトルマッチです!
まずリングインしていたのはワルー…… 大きい! もともと大きいワルーですが、下半身まわりを中心にさらに一回り巨大化、かかと外側には最近流行の兆しが見えるローラーダッシュを装備、隙無く武装したワルーがリングに登場!
続いてサアガ、安定のリングイン。ブリッジからのローラーダッシュで自力でロープを潜り、サアガがリングに入ってました。
両者睨み合い、さあゴングだ! 互いにダッシュで一瞬で距離を詰めた両者、ワルーが強烈な打撃を放って打ち込んでいく、サアガを崩し、さらに重量で押し込んでサアガに体勢を整えさせない。足を掴んだ、投げ、しかしワルーが掴んだところで転倒、カットされた格好。
サアガがローラーダッシュでリン狭しと走り回る。やや遠い距離からにじり寄りで掴みに行った。掴めない、何度かトライ、うまく掴んだ、ワルーを持ち上げて横へと放った! 巨大なワルーを。サアガ、投げ飛ばしました。
正面からサアガ、再び掴みに行くが、ワルーを抱えきれない。打撃で攻め込むワルー、サアガ、距離を取りつつぐるりと回り込みにかかる。お互いローラーダッシュを持ってはいるが、速度とコントロールはサアガが一枚上手、位置取りを狙ってワルーの腕を掴んだが、ワルーが持ち上がらない、崩れた、
サアガ、背後からの投げを仕掛けるが、ワルーはこちらもうまい。かかとのローラーで立ち位置をゆっくりとずらして、サアガに掴みの位置に立たせない。掴ませずの反撃で、ワルーが打撃で崩していく。
サアガが苦戦している。ワルーの真横を取って横から掴みに行くが、掴み切れない、持ち上げられない。ワルーの腕と足の太さはかつての対戦相手にないもので、サアガの腕の長さでは掴み切れてない状況。、サアガ、しかし行った、横から掴んだ。持ち上げにかかるが、足を前に繰り出して、体ごと投げ上げにかかったが、それでもワルーを上げきれなかった。
重い。太い。ストロングワルーを崩し切れないサアガ、投げの攻め手はそれでも緩めない、掴んで行った、これは、投げた! 片腕と片脚を諸共に絡めて、そのまま一気に転がす投げ!
サアガ、ここを狙い目と腕脚を同時にクラッチしに行くが、今度は投げ切れなかった。なおも攻め続けるサアガ、引き倒しの格好の投げ、これは両者絡んで分けた、
これは変わった形になった、上手投げで掴んで転がした格好のサアガ。ワルーが転倒、どうした、ロープで絡んだか、起き上がれなかった。起き上がりにちょっと苦労したが、ワルーが復帰した。
ローラーを駆使して、思惑ありげなその場回転。ゆるやかな旋回でサアガを正面に捕らえるワルー。サアガは攻める、投げに掴み切れない、正面から蹴り、いったん離れて、ローラーダッシュで一気に掴みに行った、しかし掴み切れない。
両者いったん距離を置く。ダッシュの速度で攪乱していくサアガ、腕を掴んだが、崩し切れない。ロープに絡まって復帰したところから、行った、これは綺麗に入った!
ワルーの腕と足をもろとも掴んで一気に投げた! 肩から落とし、一気に崩す!
復帰。両腕を突き上げる双手突きで牽制するワルー、一方のサアガは、遠距離からのローラーダッシュで、一気に掴みから投げ崩す構え、ワルーがローラーで自転しながら、サアガの投げをいなしていく。背後から接近、掴んだサアガ、しかしワルーが耐えた。
残り3分、ロープに突っ込んだサアガ、ダッシュで駆け回って距離感を乱し、一気に強襲の掴みへつなぐサアガ、しかしワルーも掴ませない、投げが綺麗に決まってくれない状況、これは、しかしサアガが行った、掴んで裏投げ、背中から叩きつけた!
残り2分。睨み合いから、サアガが一気に四角を描くボックスダッシュで背後へ回り込む。ワルーは旋回しつつフックで迎撃。背後から迫るサアガ、しかし掴めない。背中側からでは、なかなか掴みどころのないワルー。背後からだと掴み切れない。しかしとうとう捕らえた、足首を捕まえたサアガ、ワルーを引っくり返した!
残り1分、中央でワルーが旋回し耐える、サアガが投げた、ワルー、立ち上がれるが、なんだかちょっと腿がおかしいか。時間切れぎりぎり、ワルーの腕先を掴んだサアガ、ゴングぎりぎりのところでワルーを腕一本で投げ崩した、ここで時間切れ!
時間切れにより、この試合は引き分け。
規定により王座はサアガの防衛となりますが、サアガ相手に引き分けに持ち込んだワルー、これまでにない展開で、一回目の公演終了となりました。
続いて第二回、13:30からの公演となります。
【第二回公演】
さあ、13:30。第二回公演のお時間です。
まずは対戦カードの紹介から。第一試合はアフロvsトコトコ丸、メインイベントはワルーvsサアガとなります。
第一試合
アフロvsトコトコ丸
さあ、先陣を切って登場したのはトコトコ丸! リング中央で一礼し、まずは演舞の披露から。鼓の音ともに扇を広げ、するすると優雅に舞い踊ります。
桜吹雪が舞い散る連獅子の演舞に続き、大急ぎのリングの清掃に続いて、アフロがリングに登場です。
コーナーに分かれた両者、向き合って、ゴングです! 一礼したあと中央に詰めて行く両者、横に並んで、扇子を広げて、なにやら密談を始める両者。
両者見合って、頭突きの打ち合い、結構いい音がします、ごつ、ごつと鈍い音、トコトコ丸が背後に倒れた。
観客席にアピールするアフロ。その背後、立ちあがってトコトコ丸、再び扇子を広げて、両者こそこそと密談です。
さあ正面、アフロが泡を吹き出しました。バブルスリップ、泡を吹き出すアフロ、トコトコ丸たまらず痛がる。分けて再開、再度のバブルスリップ。しかし今度はトコトコ丸、扇子を広げて、風を起こして押し戻した。アフロがダウン。
復帰から三度の密談を経て、正面から対峙した両者。トコトコ丸が頭を振り回す連獅子の構え、頭頂のダクテッドファンから猛風を吹き出す。いよーお、ぽん、の鼓の音とともに、アフロがあおむけにダウン。
復帰したあと両者、トコトコ丸、ふたたび頭を回しての連獅子攻撃。しかしアフロ、かがんでこれを交わした。起き上がってはしゃがみ、たくみに連獅子攻撃を躱したアフロ、トコトコ丸が頭を廻して目を回したところで、アフロがちょこちょこ近付いてフォール!
そのまま3カウント、アフロの勝利となりました!
リング清掃のあと、メインイベントです。
メインイベント
関東ロボットヘビー級選手権試合
ワルー vs サアガ
つづいてのメインイベントは、王座を賭けた頂上決戦。王者サアガ対挑戦者ワルーです。
まずリングに登場したのはワルー。巨大化した下半身、ローラーダッシュを装備し、強力強化を果たしたワルーが登場。続いてはチャンピオン、サアガが花道からリングイン。今回はロープをセコンドの手で越えての入場です。
両者で揃った。コーナーに陣取るワルー、サアガがベルトを返還し、さあ。試合開始です。
両者間合いを詰める、横向きで間合いの計り合いから、変則の打ち合いに変わる、バックブローで攻めるサアガ、ワルーのパンチが強打、サアガがダウンした。さらにもう一撃、ワルーの打撃で、サアガが仰向けにダウン。仕掛けたサアガの投げが一回抜けたあと、サアガとワルーで両者投げ合いになった、がっぷり四つに組み合った状態から、どちらも投げ切れず、、これは両者切れて分けた。
サアガが高速移動に切り替えた、ローラーダッシュで素早く位置を取りに行く。背後から行った、ワルーが屈み込む。姿勢を落とし、サアガの掴みをすり抜けて、頭で受けた格好。投げを切り抜けましたが、これはどうした、ワルーがしゃがんだままになってしまった。
ちょっとワルーの調子がよくなかったか、緊急でメンテに入りました。しかしほどなく復活。さあ、試合再開です。
やや離れた位置からワルーが両腕を振り回すパンチ、投げを狙うサアガの接近をパンチでいなす。しかしサアガ、高速ダッシュから近付いた、パンチをすり抜けて強引に胴体を掴みにいった。ワルーを抱え、無理やりに投げ落とした、つづいて今度は脚、ドラゴンスクリューだ、腿を掴んで、ワルーをひねって投げ落とす。
再開、旋回しつつ様子を伺うワルー、掴みに行ったサアガ、いったん仕切り直し、再びダッシュで突っ込んでいく。ワルーの腿を掴んだ、投げにかかるが、ワルーの重量が持ち上がらない。サアガがしかし投げを続ける、サアガの腿に狙いを定め、掴みはするが、持ち上がれなかった。
一端ちょっと離れた両者、サアガが高速ダッシュ、背後にローラーで回り込んだが、ワルーもゆっくりと旋回して位置を取らせない、今度はしかし入った、サアガが掴み上げて、ワルーが横から持ち上げられて崩される! 投げが決まったサアガ。
さあ再開、背後方向へ仕掛けるワルー、サアガの掴みを、脱力するようにいなしたワルー。いったん下がっていき、ダッシュで一気に突っ込むサアガ、今度は綺麗に決まった! ワルーの足首近くを掴んで、顔面から落とす投げ落とし、これは綺麗に決まった。
あー、どうした、ワルーの様子がおかしいぞ、起き上がれない、もがいている。レフェリーのファントムが状態のチェックに入る。タイムを申請したワルー、セコンドが起き上がらせ、全体を点検。続行の指示。さあ、試合再開です。
遠い距離から、つんのめったワルー、これはよくない。スリップになってしまった、立ち上がれないワルーだが、しかし倒れたままのワルーを強引に掴みにいったのがサアガ。さすがに投げられなかったが、再度の掴み、今度は綺麗に行った! 立ち上がった直後のワルーをサアガが抱え上げた、バックドロップ、綺麗に決まった!
ワルーが復帰、サアガ、ローラーダッシュで背後から掴みかかりに行ったが、これは投げ切れなかった。攻め手を緩めないサアガ、また背後から行った、掴み切れなかったが、再度のトライ、サアガがダッシュから一気につかんだ、ごろりと転がされるワルー。
復帰したが、しかし脚がよくないか、ローラーで位置を調整するワルー、サアガがローラーダッシュの攻め、勢い余ってロープに突っ込んでしまう。
巧みなダッシュワークですかさず背後を取るサアガ、逃れるワルーをサアガが追いかけて行く。背後への打撃、バックブロー、サアガ、ワルーの脚を捕らえた掴んだ!
足首を掴んで一気に引っこ抜いての投げ、ワルーがダウンした、立ち上がれないか、ファントムがカウントを入れる、カウント7、復帰できない、カウント10!
切れ目のない投げ技の猛攻で、サアガが一気呵成に押し切った!
これで王座防衛、この試合サアガの勝利となりました!
このあとは15:30から、本日最終公演となります。
【第三回公演】
さて本日最終公演は15時半より。時間のせいか気のせいか、お客様も前二回より多めの印象です。さあ、いよいよお時間です。
まずは対戦カードの紹介から。第一試合はアフロ対トコトコ丸、メインイベントは関東ロボットヘビー級選手権試合、ワルーvsサアガの対戦です。
第一試合
アフロvsトコトコ丸
さあ、まずは第一試合から。先陣を切って登場するのはトコトコ丸。実況さんの選手名コールも、うなぎ登りのボルテージ。さあ、まずは入場のあと、トコトコ丸の演舞から。扇を広げてひらひらと優雅な舞い。いったん扇を収めて、連獅子の舞いに桜吹雪を踊らせ、演舞終了。続いてはリングに対戦相手、アフロの登場です。
さあ両者、コーナーで向かい合う。さあゴング、両者まず一礼のあと、中央に寄っていった、アフロが寄って、トコトコ丸が扇を広げ、打ち合わせの構え。
さあ向き合った両者、頭突き、ぶつけあった、もう一発、かなりいい音がして、トコトコ丸が仰向けにダウン。復帰を待って、両者再び密談。さあ両者、アフロが泡を吹いた。バブルスリップのシャボン玉、トコトコ丸が目を押さえて頭を抱えている。
アフロがお客様にアピールしている間に、仕切り直して両者、トコトコ丸がバブルスリップを扇子で押し戻した。アフロが仰向けにダウン。復帰して両者、みたび接近。密談の構えから、正面に向き合った。
トコトコ丸が風を噴き出した、髪を振り乱しながらアフロを襲う。鼓の音とともにアフロが仰向けに倒れた。観客席で風船が割れた音が。さあ復帰した両者、再び連獅子を繰り出すトコトコ丸、アフロがしゃがんでこれを交わす。二回、三回、回避したアフロ、トコトコ丸が仰向けに倒れる。
アフロがすかさずここをフォール、そのまま綺麗に3カウント。この試合、アフロの勝利となりました。
メインイベント
関東ロボットヘビー級選手権試合
ワルー vs サアガ
さあ本日最後の試合、ヘビー級王座メインイベント。まず先にリングに入るのは、近くに寄りて目にも見よ、強大巨大の新型ガルー。花道ぎりぎりに収まるこの横幅、ローラーダッシュを装備したワルー。ことに屈強となった下半身、全身大型化を果たしたワルーが登場です。
相対するは白いボディ、のしのしと花道を横切り、王者サアガがリングイン。仰向け姿勢でローラーダッシュし、自らロープを潜ってリングに入ります。
両者出揃い、チャンピオンベルトが返還されました。さあ、両雄コーナーで睨み合い。試合開始です。
ローラーダッシュで中央を占めたワルー、サアガもローラーから突っ込んだ。腿を抱え込んでの投げ、持ち上げて投げ捨てる、サアガの投げが決まった、ワルーも掴みに行った、腿を掴んだところまでは行ったが、投げ切れない、そのまま脚から着地したサアガ。
サアガ、背後か接近する。ワルーが背後への打撃で凌いでいく、打撃を凌いで脚を掴んだサアガだが、上がりきらなかった、サアガが離れて、仕切り直し。投げを仕掛けて行くが掴み切れない、ワルーは強烈な打撃を左右に繰り出し、サアガを牽制して打ちのめす。投げを切られたサアガ、大きく回り込みロープに引っかかった。
しかしサアガも打撃では負けていない、背後への打撃、ローラーダッシュで仕切り直した、一気に駆け寄っての掴み、しかし掴み切れなかった。ファントムがなぜか一回転しております、これは、背後からワルーを掴んだサアガ、クラッチして入念に投げの構えに入ったが、持ち上げ切れずに諸共に崩れる。仕切り直した。
ダッシュで寄るサアガを迎撃、ワルーのラリアットが決まった。勢い余ったワルーが前方へスリップ、サアガの掴み、それをパンチで押し戻したワルー、その伸びた腕はしかしサアガが掴んで行った。これは抜けた。
位置を狙って、投げを狙うサアガ。位置を取った、サアガ、ワルーを強引に胴体から引っこ抜き、頭から落っことしていった!
離れての仕切り直し。強烈なフックで打ち込んでいくワルー、そのガードを潜り抜けて、下から崩しにかかる。離れたサアガ、パンチの連打を切り抜けて掴みに行く。しかし持ち上がりきれない、投げが抜けた反動で、サアガの外装の部品が剥がれて弾け飛ぶ。
さあ、いったん距離を取ったサアガ。何かにつんのめったような姿勢のワルーですが、これはこういう狙いなんでしょうか。
掴んで行った、サアガ、脚と腕を諸共に掴んだが、引っこ抜けなかったサアガ。そのまま着地する。さあ、サアガが高速のダッシュ、回り込んで再度掴んだ、持ち上げたが、持ち上がらない、反動でサアガの脚の部品が弾け飛ぶ。
ワルー、じりじりと旋回しながら、位置を取らせない構え。両腕で打ち上げ、横から抱え上げるサアガ、しっかり組み付くが、この重量、この太さを持ち上げきれない。サイドステップから背後に回ったサアガ、しかしワルーもまた、サアガに対する向きを調整して掴ませない、
真っ正面だ、これは、サアガが真正面から挑んだ。掴んだ、掴み切れなかった、今度は、真横から掴んで持ち上げたサアガ。低い軌道で転がったワルー。
掴み合い、離れた、正面からの打ち合い。さあワルーの起き上がりを待って、正面から挑むサアガ。ワルーのフック、サアガが、これを潜り抜けて真横へ。早い、腕を掴み切れないサアガ、掴んだが、不完全だった、崩し切れない。
背後を取ったサアガ、しかしワルーがこれをうまく切った。さあ、足首を狙った格好のサアガ、抜けた。下がって距離を取り、背後から一気に突っ込んだ。しかし突っ込みすぎた、間合いを開く両者。
残り2分、サアガが大きくダッシュ、真正面、ぶつかって、いったん離れた。ワルー肉薄してからの両腕パンチ、サアガが横から組み付く、投げを放った、崩し切れない。ワルーが持ち上がらなかった。
さあワルー中央に陣取った。素早いダッシュでサアガが回り込みにかかる、やや強引な投げ、投げの最中で腕が抜けてしまうが、それでもワルーを頭から崩した。
残り1分、静かな睨み合いから、両者掴みに行く構え。静かな展開になった、サアガが距離を保つ、ワルーが掴みに行ったが、残り30秒、サアガが、背後に回って掴みにいった、掴み切れない、脚に腿に届かない。
今度は、これはいった、完全とは言い切れないが、ワルーの巨体を持ち上げて頭から叩き付けた! ここでゴング、時間切れ!
時間ぎりぎりまで攻防を繰り返した両者、しかし決着ならず! 結果は引き分けとなりました。
引き分けながら、ルール的にサアガが王座を防衛。これにて本日のロボットプロレス公演、すべて終了となりました!