引っ越したらマンションのインターネット回線が遅すぎた話

こんにちは。今回は表題の通り、引っ越したらマンションのインターネットが遅すぎて後悔した話をします。

注意: ド素人の記事ですので詳しいことは本業の方に聞いてください


経緯

自己紹介を簡単にしておくと、僕は賃貸に住んでいる大学生です。前住んでいた物件に不満があって違う家に住みたいと思い、1年半お世話になった物件から引っ越すことにしました。
さて、いざ契約して引っ越し先のインターネット設備について尋ねてみたところ、インターネットは個人で契約しないといけないらしい。これはいいのですが、管理会社に確認するとインターネットを個人契約しても最大100Mbpsしか出ないそうな。要はベストエフォートで100Mbpsなので、最近主流の1Gbpsの光回線に契約したところでよくて90Mbps、最悪40Mbpsとかに落ち着くことになるでしょう。5Gを使えば100Mbpsは出る今の時代にそんなに古い設備の物件が存在する(しかもコロナ禍の時期はリモート授業とかしていたはずなのに)ということを、当時ド素人の自分は思ってもいなかったです。
僕はゲームをちょくちょくするんで、回線速度は大事だと思ってます。そんな僕がそういう賃貸に引っ越すことになり、結局引っ越しを後悔することになった僕ですが、今回学んだことを軽く書き連ねてみようかなと思いました。

なんで100Mbpsしか出ないの?

要はマンションの設備の問題です。マンションタイプの回線は一般的に共用部という場所を経由してから各部屋に回線を分配します。

ざっと図解したらこんな感じ。(光回線→光ファイバー)

この回線を引くのに使うケーブルには数種類あります。最近建てられている物件は共用部から部屋まで光ファイバーで繋がれている物件が多い(これが一番早い)のですが、僕の家は「共用部までは光ファイバーが引かれてるけど、そこから電話線を使って回線を分配している」物件となっております。所謂VDSLという方式です。VDSLは電話線が部屋に引かれてさえいれば導入できるため、光回線の導入工事での負担が軽微で済む反面、電話線の性能的に上り35Mbps、下り100Mbpsが限界の速度となっています。そのため上で述べた通り1Gbpsの回線を契約したところでせいぜい90Mbps、混雑しているときはもっと遅くなるので、かなりコスパが悪い。さらに、動画視聴や大容量のファイルをダウンロードをする機会があると、結構ストレスを感じます。

インターネット速度が遅いマンションを引かないためにはどうすればいいの?

とりあえず、まずは不動産の方に「インターネットをよく使うのでインターネットの速度にこだわっている」という内容を伝えるところから始めてください。あまり知識がないという人は不動産にそういうところを任せるほうがいいです。(もちろん、不動産に任せてもトラブルはあるのである程度自分で知識つけれるならそっちのほうがいいです)
また、速い回線を契約したいなら何の回線がすでに引いてあるか、引かれてない回線を使いたいならその回線を引く工事はできるかを不動産の人から大家さんや管理会社の人に確認してもらってください。基本的にはこれでどうにかなります。

VDSL方式のマンションに住んじゃったときの対処法

契約後にVDSLのマンションやと判明した場合でも実はまだやりようはあります。

1. Home 5Gといったホームルーターの契約

所謂「コンセント挿すだけWi-Fi」ってやつです。自分はこういうサービスは速度が不安定というイメージがあったので忌避していましたが、ここ数年5Gが結構普及してきたことで、光回線工事なんかしなくても速いインターネットが使えるようになりました。こういうサービスを使えばPCやゲーム機でも5G接続ができるようになるそうで、かなり手軽なのでおすすめです。自分もやればよかったな。
まあ安定性の面で言えばまだ課題があるみたいなので、ガチ勢のゲーマーとかには向いてないかもですね。でも大会出るとかじゃなければいいんじゃないかな。

Home 5Gを提供している業者は(2025年2月時点)docomoとNuroがあると思います。一度自分の住みたい地域で対応しているかチェックしてみるのはどうでしょうか。

(ドコモ5Gの場合、28、4.5、3.7GHzのエリアの5Gでないと高速通信はできません)


2. 戸建てプランの契約

マンションと言えばマンションプラン!と思われてる方が大半だと思いますが、マンションでも戸建てプランを契約することができます。
マンションで戸建てプランを契約すると要は共有部を経由せず部屋に直接回線を引くことができるようになります。つまり混雑による速度低下とかが起きにくいのです。(これはVDSLでない物件でも戸建てプランを契約するメリットになり得る)
また、先ほどVDSLの仕組みを話しました通り、共有部でのみ電話線で接続しているので、共有部を避けて接続できる戸建てプランはVDSL方式の影響を受けないで接続できます。
デメリットとしては戸建てプランは物件に穴を開けなければ実現しないので、家主の説得がかなり難しいという点です。基本的にはできないと思っています。(自分は無理でした) 

3.auのG.fast

au光の場合、プランGという料金プランで契約すれば、VDSLであったとしても上で述べた速度の限界値を無視することができます。このプランでは、最大下り664Mbps上り166bpsとなります。ただ、これも対応物件とか決まっているので、一度大家さんや管理会社に問い合わせてみるか、auのサイトで確認してみてください。

4.マンションプランでnuro光

nuro光を契約すればNTT系列の光回線と異なり共用部を回避できるそうです。(仕組みはわからないです。。。)

まとめ

VDSLはリノベ物件とかに多いので、リノベ物件に引っ越すときはまずこの点を確認しましょう。そして、VDSLだった場合は上の対処法が使えるかを必ずチェックしましょう。

また、これはインターネットだけではないのですが、家を決めるときはしっかり熟考し、友達とか第三者にも相談してから決めましょう。



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