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【ライブメモ】tacica猪狩翔一『Limited to 80』 at 2021.04.27 名古屋CLUB UPSET

概要

『CLUB UPSET 15th ANNIVERSARY “Limited to 80”』
猪狩翔一(tacica) / 小林祐介(THE NOVEMBERS)
2021年4月27日(火)@名古屋CLUB UPSET
18時開場 / 18時半開演(〜20時終演)

セットリスト

01. 夢中 ※彼奴の背を押す強い風が〜
02. 僕ら ※細胞からやり直して〜
03. 冒険衝動(tacica 2020年Sg)
04. デッドエンド[新曲] ※名も無き名の下に〜的なやつ
05. Space Folk(tacica 未音源化) ※僕らずっと君のこと頼りに〜
06. ダンス ※灯台の明かりを消したのは〜

・基本的に音源化されているものを除いて、すべて新曲
・猪狩さんの出番は、18:30-19:10の40分間

会場とか服装のメモ

平日の遠征先でいつも見かける人を見るたび、「仕事うまいこと休めるんだな〜」と思うとき、きっと自分も同じように思われている。有休を取るコツは、プライベートの予定を仕事のスケジュールと同じように扱うこと。何かにつけて「その日、ちょっと僕不在なんです」などと言って、仕事の打ち合わせなどを入れられるのを回避すること。だいたい、ライブへ行くために生きているようなものなのに、仕事で行けないなんて本末転倒。このスタンスをこれからも守っていきたい。

座席ありで、限定80席。当日券あり。観客は30〜40名くらいか。検温するのが5階分の階段を登った先ではなく、地上の入り口なのがありがたい。息あがっちゃう。

ステージには、演者を取り囲むように6個配置された裸電球のお洒落ライト(LEOのジャケットみたいなやつ)。こういうさりげないセットがセンスいい。

譜面台にいつもの楽譜ファイルがセッティングされていなかったので二番手かと思いきや、ファイルを持って先に登場。猪狩さん服装は、白のロンTに黒のティシャツ重ね着、黒のワイドパンツ、ニューバランス。メガネなし。ペットボトルの水とコーヒー。

楽曲やMCのメモ

喉の調子なのか設備の問題なのか、猪狩さんの声がいつに増して素晴らしく良く聞こえた。一曲一曲集中して、うっとりと浸るように聴いた。大きなスピーカーで歌声が増幅され、全身で浴びる幸せよ。

前回の下北沢THREEに続き、二度目の披露の「デッドエンド」、めちゃくちゃいい曲だ!! 歌い出しからAメロが、歌詞の言い回しも相まってどこか歌謡曲っぽい。後半になるにつれ猪狩さんっぽくなるのだけど。らしさがありながらこれまでと違った雰囲気もあり、とても好きだ。歌詞も〈名も無き名の下に〉〈名も無き日の下に〉といった感じで、テキストでじっくり読みたい。

MCは時間が限られていたのもあってか、やや少なめ、短めだった。「この状況になってからライブの一本一本がより楽しく感じています」の言葉に、はーマジ、ordinary day…と思った。

それから、「UPSET 15周年おめでとうございます」と言った後に会場から拍手がわき、反射的に「ありがとうございます。……あっ、ありがとうじゃないわ。おめでとうございます!」という流れになり、「ステージにいるからって、拍手がすべて自分に向けられてるって思うの良くないよね」と自省していた。笑った。こういうMCのちょっとしたわちゃわちゃがとてもいい。

aranami tourの告知。「去年のツアーが丸一年延期。5/8の京都から始まる予定だったが、中止(!)になった。その翌週からスタート。名古屋も来るのでもしよかったら」というMCで締めくくられた。京都はやはり中止なのか、と悲しくなった。一体、この荒波な日々はいつまで続くのか。ツアーが無事に完走できることを祈りたい。

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