【ライブメモ】tacica猪狩翔一『HALF&HALF』 at 2021.04.10 下北沢THREE
概要
『HALF & HALF』猪狩翔一×こっけ
2021年4月10日(土)@下北沢THREE
17時開場 / 17時半開演(〜19時半)
セットリスト
01. CAFFEINE 珈琲涅(tacica 2012年miniAL『jibun』)
02. Space Folk(tacica 2020年 ※未音源) ※僕らずっと君のこと頼りに〜
03. 僕ら ※細胞からやり直して〜
04. ねじろ(tacica 2021年配信)
05. 冒険衝動(tacica 2020年Sg)
06. デッドエンド[初披露 新曲] ※名も無き者の名の下に〜的なやつ
07. ダンス ※灯台の明かりを消したのは〜
en) コミュニケーション(※原曲:スネオヘアー)
会場とか服装のメモ
今回初めての会場。HALFの店長だったこっけさんが、今回新たにTHREEの店長に就任するということで、猪狩さんに声がかかったよう。こっけさんの弾き語り自体も超久々で、配信では2020年7月にあったけど、生ライブとしてはこの状況になるギリギリの2月末、『閏』だった模様。MCで士別の雪の中での弾き語りの話とかしてたんだな……。遥か遠い記憶。
そしてひさびさのスタンディングで、びっくりするくらい足腰が疲労してしんどかった。この一年以上、必ず椅子が用意されていたので確実に退化していることを実感した。
会場はフルのオールスタンディングで100名入るかどうか、といったキャパ感。今日は、全体で20名ほどか。HALFはBarがメインで歌えるスペースを備えているというハコだったが、THREEはしっかりステージがあり、照明もあるライブハウスの形態。客席に存在感のある柱があったけれど、開けたスペースでいい感じの会場だった。
猪狩さんの服装は、白のトレーナーに黒のTシャツの重ね着、ワイドシルエットの黒パンツ、グレーのニューバランス。メガネ無し。いろはすにクラフトボス。先週の特別な記念公演からは一転、いつもの弾き語りライブで安心感があった。
楽曲やMCのメモ
一曲目はtacicaの曲。イントロは若干『LEO』っぽさを感じたけど、『CAFFEINE』であった。弾き語りで長いこと演奏している『僕ら』や『ダンス』もtacicaとしてのバンドバーションになることも時間の問題だろうか。熟成してきている感がとてもする。つい先日配信開始となった『ねじろ』についても、「あえて弾き語りバージョンで演るので、違いを楽しんでもらえたら」と言って演ってくれた。改めて聴くと、なるほど、後半のアレンジがだいぶ違うんですね。
そして今回初披露の新曲『デッドエンド』。「デッドエンドという曲を演ります」とだけ言って演奏が始まったので、オリジナルかカバーか分からないまま聴いていて、メロディは猪狩さんぽくはないけど、歌詞の言葉選びは猪狩さんぽいな〜と思い聴き終えると、やはりオリジナル曲とのことだった。今日演るために、昨夜遅くまで歌詞を書いていたのだとか。
HALFからTHREEへ再出発の日だったので、猪狩さんのHALFとの思い出、こっけさんとのエピソードを中心としたMCだった。猪狩さんが弾き語りを始めたのがまさにこっけさんがHALFの店長になりたての2019年8月。tacicaとしてライブも思うようにできておらず、猪狩さんも悩んでいたような時期だったらしく、Twitterでこっけさんが店長になることを見かけて連絡を取ったことから始まったという話。以降、月一でHALFで弾き語りライブを行い、その年の10月、ライブ前日に台風で友人宅に避難した時に作った『ダンス」の話や、一酸化炭素チェッカーを準備して臨んだ『生音と蝋燭』の話など、HALFとの歩みを語ってくれて懐かしさとともに聞いていた。
この状況でライブハウスが維持できなくなってしまっている中、「無理しなくていいんだけど、音楽を鳴らす場所が必要だからまた来てください」というMCで締めくくられた。
場所は変わってしまっても、弾き語りライブのホームという感じで、とてもいい雰囲気だった。
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