迷ったら、コレ! いま聞いているおすすめのポッドキャスト 2024.02
昨年あたりから各地でイベントが催されるようになり、この2年ほどでぐんと広がっている気配がするポッドキャスト。
そうはいっても、新しい番組との出会い方は相変わらず「クチコミ」や各プラットフォームの「おすすめ欄」。
ということで、2024年2月現在、僕が聞いているおすすめポッドキャストを紹介します!
▼どうせ死ぬ三人 ( #ぬ人 )
まず、タイトルがいい。誰もが逃れられない「死」。どうせ死ぬんだから、好き勝手やろう、ほどほどにやろう、楽しみ尽くそう、つまらなくたっていいじゃん……などなど、広がりのあるタイトルがいい。
muroさん、上水さん、imuさんの不思議な三人。絶妙な距離感の三人。どうも気になってしまう三人。ときに理解するのが難解なこともある三人の会話を聞きながら、じぶんも一緒になって頭を働かせて思考するのが楽しい。
木綿のハンカチーフやルージュの伝言といった楽曲の歌詞の検討回や、詩集を作って文学フリマで販売するためのその制作過程を語る回が好き。imuさんの「それって、ビジネスパーソン語ですか?」というつっこみに丁寧に回答するおふたりも好き。
とりあえず気になるタイトルのエピソードをいくつか聞いてみるのが良くて、きっとどれから聞いてもだいじょうぶ。
コミュニケーションの方法として「茶室型」と「道場型」があるのでは、という問題提起は興味深く(完全に理解できているかあやしいが…)、個人的にも転職以来、新しい職場でのコミュニケーションのズレって、こういうところにあるんじゃないのかと身につまされた回。
ep.39 コミュニケーションを信じ過ぎていませんか?
▼でこぽんFM
パーソナリティは、新卒で入社した会社の同期同士で、互いに転職を経験し、現在ふたたび同じ会社で働くあいちゃんとのんちゃん(通称:でこぽんず)。
旅行と食を共通項に、働き方や人との付き合い方、推しの話やカルチャーなどをゆるく話す番組。やわらかな口調とは裏腹に、“マッチョな思考”を飄々と語るそのギャップが病みつきになる。(おそろしい子たち)
おふたりの関係性ならではの淀みないテンポのいい会話、息のあった漫才のような掛け合いが楽しく、聞くほどに身近な存在に感じる。
特に飲酒の話になると饒舌で、「新幹線でいかに楽しく飲酒するか」をのんちゃんが熱く語る回が好き。あ、そこまでガチなのね、と思わせるトークって、聞いていて気持ちいいし楽しい。
ep.11 新幹線でのおつまみ選びは計画的に
▼いきぬき給湯室
でこぽんずと同じ会社の同僚かねともさん、せんださんによる雑談系ポッドキャスト。年齢が12歳離れたおふたりのジェネレーションギャップトークに、上世代として共感することがたびたびある。
せんださんは、イマドキのイケイケな若者だなーという印象で、勝手に若者代表として気にしちゃうし、かねともさんは同世代なので、共感ポイントがとても多い。(ちなみに、次に紹介する『無限まかやし』は、ポッドキャストウィークエンドで、かねともさんからおすすめされた番組)
令和時代の20代半ばの若者にTM NETWORKの「Get Wild」(通称ゲワイ)が通じるかどうかは微妙なライン、ということが判明しアラフォー世代に衝撃が走った回は必聴。怖いもの見たさでどうぞ。
ep.46 年齢が離れた人とのカラオケの選曲どうしてる?
▼無限まやかし
芸人で、映画やドラマ考察のYouTuberとして活動されている大島育宙さんと、ドラマ『真犯人フラグ』などを手がける脚本家の高野水登さんが映画やドラマについて深く深く話す番組。良いところを深掘りするスタンスが素敵。
2023年冬クールのドラマ『いちばんすきな花』の感想・考察でどハマりした。1話につき5エピソード(つまり、いちばん好きな花だけで55エピソード!)あり、年末年始に夜な夜な聞き進めて、ドラマも見直して、たっぷり楽しみ尽くした。
取り上げる作品は何でもいいわけではなく、大島さんと高野さんの両方ともハマった作品、というルール。過去回もたくさん配信されているので、たどってみると聞きたいエピソードがきっと見つかるはず。僕もアーカイブをあさって聞き進めている。
今期は、クドカン脚本の『不適切にもほどがある!』が取り上げられている。
ep.193 二人組を作れずに、ひとりになった私に差し伸べられた手
ちなみに、最新回【原作モノのドラマができるまで】は、ドラマの脚本を手がけている当事者だからこそ語れる内容で、たいへん学びが深かった。
▼上京ボーイズ
フリーランスのライター・小太りさんと、IT系会社員・尾道ミントさんの雑談系番組。地方から上京したおふたりが、仕事のことや好きなカルチャー、日常で気になったことをノンジャンルでしゃべる。
語られるのは、30歳前後の男子ふたりの、等身大の暮らし。いまの若い世代の考え方や生活の断片を、ときに懐かしさを感じながら聞けて、新鮮な心地がする。
最新回を聞きつつも、配信が始まった2020年から少しずつ聞き進めている。この3〜4年でおふたりの生活にも変化があり、人生だなーと思う。
つい先ほど、エッセイZINE『東京タワーは登れない』を読み終えたのだけど、おふたりの東京への憧れや理想、挫折と奮闘が描かれていておもしろかった。ポッドキャストの副読本としてもおすすめ。完売する前にぜひ。
- ↓ - 引き続き聞いています - ↓ -
▼ドングリFM
いつもそこにいる安心感。配信1000回を超え、10周年も視野に入ってきたポッドキャスト界の老舗。
最新回で、なつめぐさんが、トイレで水を流したときにタンクに注がれる水は「手を洗う用」であることを最近知って衝撃だった、と言っていたけど、実は僕もここ5年以内に知って、同様にマジかよ!?とめちゃくちゃ衝撃を受けたことをこっそり告白しておく。
ep.1051 トイレの疑問とぶつかりおじさん
▼ワクワクラジオ【10分ラジオ】
モリグチさんとミタムラさんの軽快な掛け合いが心地いい。配信日の土曜と水曜に欠かさず聞いている。
モリグチさんのクルマ界隈の話題が楽しい。最近、愛車を買い替えた話とか、“ポリ”に対する憎悪とか。ミタムラさんの身のまわりで起こる幸や不幸、パートナーさんとのエピソードも、毎回大笑いしている。
ミタムラさんが粉瘤を手術で除去した話はとても興味深く聞いた。何を隠そう僕も粉瘤持ちで、過去に二度ほど粉瘤に雑菌が入って炎症し、腫れて苦しんだ経験が。父親と全く同じ場所にあるので、完全に遺伝。いつか除去したい。
ep.147 病院、そこはこわい。
voicyでの配信もスタート
▼りっちゃ・りょかちのやいやいラジオ
りょかちさんの“限界OL”エピソードから、りっちゃさんの妊活エピソードなど話題が幅広く、普段の生活で接点のない話が聞けるのが楽しい。
IT界隈に感度の高いおふたりの視点で、ネット系の新サービスの話題や、ファッション、カルチャーなどの最新トレンドをキャッチアップできるのも魅力。
番組でおすすめされてた漫画『妊活夫婦』はすぐに読んでとても勉強になった。
ep.181 限界OLは手を濡らしたくない
ep.229 限界女子も皿洗う(時々)
ep.216 無痛分娩は無痛じゃない(出産レポ)
▼ゲイと女の5点ラジオ
2023年7月に初のリアルイベントを開催したほか、2023年10月からはニッポン放送でレギュラー番組を担当するなど、今や大人気のポッドキャスト。
番組が始まったころから今も変わらず、ずっと楽しくて、雑草の成長をお祝いする日を制定しよう、なんていう突拍子もない話に展開するのは5点ラジオでしかできない。なんなんだこれは。
ep.049 ゲイと女と「雑草の成長をお祝いする日制定」
それから、VAJAさん、毒舌アメリカンライフのシノブさん、迷い道のドコカさんの鼎談番組『ワケありWIFEのO談』もこっそり拝聴中。
以上、日ごろ特に夢中になって聞いているポッドキャストの紹介でした。どれか気になる番組がありますように。みなさんのおすすめもぜひ教えてください!
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