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【ライブメモ】tacica『中畑大樹50祭』at 2024.07.25 Spotify O-EAST

『中畑大樹50祭』
syrup16g / peridots / tacica
2024年7月25日(木)@渋谷Spotify O-EAST
17:45開場/18:30開演
※チケットソールドアウト

サポートミュージシャン
Drum : 中畑大樹

お知らせ:猪狩さんの弾き語りライブメモを、一冊のZINEにまとめました!2019年8月から2023年7月までの4年分です。詳しくはリンク先へ。

セットリスト

01. 鼈甲の手(2009年AL『jacaranda』)
02. アリゲーター(2011年AL『sheeptown ALASCA』)
03. アロン(2022年AL『singularity』)
04. 新曲<初披露> ※身から出た錆〜的なやつ
05. ハイライト(2011年AL『sheeptown ALASCA』)
06. 人鳥哀歌(2009年『人鳥哀歌e.p.』)
07. アースコード(2008年AL『parallel park』)

tacicaは2番手。19:33〜20:14のおよそ40分。
4曲目の新曲は何の前触れも紹介もなく演奏された。セットリストは全体的に中畑さんが特に映える選曲のように感じた。

会場のことなど

蒸し暑い!ポツポツと雨。グッズの先行販売(16:30〜17:30)があり、17:20頃に到着したもののイベントTシャツが全サイズ売り切れてた。悲しみ。。。通販を検討してくれるようなので、何卒よろしくお願いいたします!!

コインロッカーは会場周辺に充実してた。200円という親切価格。

お祝いのフラワースタンドもたくさん!あまりの混雑ぶりにパパッとしか撮れなかった。

tacicaのやつだけ必死に撮影。ファン有志からも贈られていて素敵だった。

開場時間まで、階段の下で雑多に待機。湿度最悪の中、人の密度もすごかった。雨にさらされなかったのはありがたい。17:40から2番ずつ呼んで階段上に整列。階段をのぼり、ドリンク代600円。電子マネーも使えたぽい。

入場したフロアは2階席で、中に入るとすぐにバーカウンターがありドリンクの引き換え、階段を降りてステージフロアへ。

会場のサイズ感は、かつてのZEPP TOKYOをひと回りくらい小さくした感じ。とてもいいサイズ感。

ステージ背面には、海賊旗のようなへる氏ーが掲げられ、赤い照明が当てられていた。終日「撮影禁止」がアナウンス。

ステージにはアコギが置かれていたので、トップはtacicaではなさそう〜などと思いながら開演を待った。

感想など

中畑さんのご挨拶からスタート

そもそも本公演は、中畑大樹さんの50歳の誕生日を記念して開催されたもの。18時半になると中畑さんがてくてく登場し、ご挨拶。

そのときに、会場のみんなに目を瞑らせて2つのアンケート。

ひとつは「あ、この人が中畑大樹っていうんだって、いま出てきてわかったって人、そーっと手を挙げてください」という質問。これはいつだかの喋る鹿にゲスト出演したときに言及していた記憶があるけど、中畑さんメインのイベントなのに知らずに来ている人は果たしているのかどうか、ということ。(ちょっぴりいたっぽい…?)

ふたつめは「ちょうど50歳だよっていう人、周りに気づかれないようにそーっと手を挙げてください」というもの。

通常の対バンとは違った感じで、なごやかにスタート。

中畑さんが一旦はけて、トップバッターはperidots猪狩さんが以前、弾き語りライブでカバーしたリアカーを聴くことができてめちゃくちゃ嬉しかった。

1バンドの持ち時間は45分前後で、セットチェンジに15分ほど。peridotsが終わってtacicaの準備が始まり、ドラムはシンバルだけ取り替えられていた。小西さんも早々に出てきてセッティング。

2番目にtacica登場!

tacicaのライブは5/30の西川口以来、2ヶ月ぶり。いつものSEでいつも通りに登場。連続で違うバンドの中畑さんを見るのが新鮮すぎる。不思議な体験。

猪狩さんの服装は、50祭のTシャツ、黒パンツ、白のコンバース。
小西さんは、赤キャップ、へる氏ーTシャツ、茶色のオーバーオール、ちょっぴりヒゲあり。(ちなみに、なるやんさんも髪がのびていた)

「中畑さんのことが大好きで、みんなも好きだと思うから、今日こうして演奏できて嬉しいです」「僕ら史上、一番かっこいい中畑さんを見せられるようにがんばります」と猪狩さん。

「中畑さんにサポートをお願いしたのがtacicaが10周年記念ライブの時。たくさん曲を覚えて叩いてくれて、中畑さんは緊張すると言っていたけど、本番は楽しんでいたのが印象的だった。あれから10年とは感慨深いです」と言った話も。

peridotsの時にもMCで中畑さんがステージ前に出てきてお礼を伝えていて、猪狩さんのMCでも前に来て猪狩さんと握手。小西さんとも握手。ふだんは見られない特別なシーンだった。

1曲目は鼈甲の手。いつだかのツアーで聴いた記憶があるけど久々だった。

対バンだとやりがちなアリゲーター。自然と身体が動いちゃう大好きな曲。後半パートで、ドラムだけで猪狩さんが歌うところが好き。

からの、アロン。この曲は中畑さんの見どころばかりなので、いつも以上にガン見してしまった。猪狩さんと小西さんも特に楽しそうで、重力がない感じでふわふわっと立ち回って演奏していたのがかっこよかった。ドラムソロから、二人がツインで歌うところに痺れた。ずーっとかっこよかった。最高潮だった。

間を挟まずに次の曲へ。ベース始まりで一瞬、冒険衝動??と思ったけどちがって、なんとこの日初披露の新曲だった!!前触れもなくぶっ込んできた。〈身から出た錆〜〉的な歌詞が印象的だった。

猪狩さんがアコギに持ち替えて、ハイライト。曲数が限られる対バンでも、クールダウンするようにアコギ曲を挟んでくれるのはメリハリがあって良い。

人鳥哀歌は中畑さんのtacicaサポートキャリアの中でも、もっとも叩いている曲なのだろうか。中畑さんの雄叫びも聞けた。

最後はアースコード。大地の奥底から鳴り響くような、イントロのドラムがやっぱり好き。先のツアー『TIMELINE for “parallel park”』でも演奏していたけれど何度聴いたって大好きだ。

トリはsyrup16g

中畑さんが所属するバンドってことで名前は存じ上げていたけどライブは来たことがなかったsyrup16g。今回がはじめましてで、こんな特別な日が初めてなんて贅沢な体験であるなぁと我ながら思った。

3バンドすべてドラムは中畑さんなんだけど、三者三様、ぜんぜん違う個性で、その聴き比べができたのが面白かった。

アンコール後にハッピーバースデイ

syrup16gのアンコール後、中畑さんがステージ前に出てきた時にperidotsのkey.の方がバースデイソングを演奏してケーキ登場。出演者もみんな出てきてお祝い。中畑さんのお礼のご挨拶。最後に観客をバックに記念撮影をして終了したのが、21:35ころ。

終始あたたかくて、ハッピーで愛に満ちていたのは中畑さんのお人柄に他ならないと、強く強く感じたライブだった。


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