【ライブメモ】tacica猪狩翔一『Date fm AER 七夕ビアガーデン2024』 at 2024.08.06 仙台
『サントリー生ビールpresents Date fm AER 七夕ビアガーデン2024』
2024年8月6日(火)@アエル広場(仙台駅前アエル北側)
STARLIGHTステージ(TALK&LIVEステージ)
※猪狩さんの出演は、19:10〜19:56
セットリスト
01. ぼくら(2023年miniAL『YUGE』)
02. ordinary day(2018年Sg)
03. LEO(2014年Sg)
04. ダンス(2022年AL『singularity』)
05. Reborn(原曲:syrup16g)with 中村マサトシ
19:10〜19:36で猪狩さんが弾き語り、そこから10分ほど中村さんとトークし、最後に二人でコラボして終わったのが19:56。
イベントについて
仙台駅前のアエル北側の「アエル広場」で、8/5(月)〜8/8(木)までの4日間おこなわれたイベント。猪狩さんは、STARLIGHTステージ(TALK&LIVEステージ)に、18:30~21:00の枠で出演。
中村マサトシさんがホストになって、ゆかりのある人が毎日ゲストで登場するイベントで、その中の一人として猪狩さんが呼ばれたもの。開催日の3週間ほど前に告知され、ファン的には結構急なお知らせだった。MCでのトークによると、中村さんから猪狩さんへLINEで直接オファーしたそう。
とにかくイベントの情報が少なくて、公式サイトにもざっくり枠しか書いてなくて困った(当初は出演時間の記載もなかったはず…)。TwitterでFM局やMCの方のアカウントをたどっても出てこない。そんななか、同日のゲスト中田さんのアカウントで20:10ころから出演、と書いてあったので猪狩さんは先に出るぽいことが窺い知れた。
会場のことなど
東京は曇っているものの湿度がひどい。駅までの道のりだけで汗だく。
東京駅、大混雑。ひと足早く夏休みに入っているとおぼしき家族。学生ぽいグループ。スーツ姿のビジネスマン。それに加えて、インバウンド観光客。いつも以上にカオスな空間。お弁当屋さんやキオスクで買い物するのにもひと苦労。それをさばく店員さんもすごい。皆々様、暑いなか、本当にお疲れさまです。
仙台も東京と変わらず暑い。猪狩さんがMCで「東京よりは涼しい」って言ってたけど、そんなことはなかった気がしたよ…!
15時過ぎに猪狩さんがdate FMに生出演。ミニアルバム『YUGE』の話をメインに15分ほどの出演。番組には何度かゲスト出演したことがあったものの、スタジオ生出演は今回が初めてだったよう。
ライブ会場はビルに囲まれた一角にステージが組まれており、キッチンカーが4〜5台出店。主催であるサントリーのビールのほか、翠ジンなど多種多様なアルコールと、それに合うフードが販売されていた。
18時過ぎになると、陽も沈みはじめて気温も落ち着いて過ごしやすく気持ちのいい気候になっていた。
18:30から中村さんのパフォーマンス。Date FM新人アナウンサーとの掛け合いなどもあり、和やかにスタート。
18:57頃に終わり、猪狩さんのセッティング。マイクチェックで、Wow Wow Yeah〜という声だけで、ずーっと聴いていたい、いい声〜〜〜と思う。「また来ます〜」と言って一旦はけた。
感想など
弾き語りパート
19:10に中村さんの呼び込みで猪狩さん登場。いつもどおり、いつものテンションで、「よろしくお願いしますー」と始まった。
猪狩さんの服装は、ニールヤングの黒Tシャツ、黒のパンツ、グレーのニューバランス。水とコーヒーのペットボトル。スタンディング歌唱。
なにげに屋外の弾き語りのなかでは、もっとも近い距離だったかもしれない。
ぼくらからスタート。細胞からやり直したい。
続くordinary dayは、昼間に出演したラジオで「(DJの)ワタナベさんが聴きたいと言っていたので」と紹介して披露。聴きなれた曲ではあるのだけど、屋外ということもあってかいつもとは違う心地がして、言うなれば、キレがあるように感じた。1音1音、メリハリある感じ。
3曲目はLEO。「ハイキューというアニメのエンディングテーマになった曲で、仙台が舞台のアニメなので」と紹介。裏声がいつも以上に繊細で綺麗で、震えた。最後の、〈また笑えるだろうか〜〉の叫びは、ビルに響いていた。最高だーーーー!!!!!と心の中でガッツポーズした。
4曲目がなんとラスト。言わずもがな、ダンス。マジかよ、早いよと思いつつ耳を傾ける。歌い始めた直後、ちょうど救急車が通って「おおっ?」という表情をした猪狩さん。
これまでの弾き語りライブは屋外だと山の中や広大な公園といった自然の中だったけど、今回はビルが立ち並んで、人もクルマも行き交う雑踏の中。そういう意味でも特殊な環境のイベントだった。自然の音じゃなく、都会の、人工物の音が混ざるなか聴く弾き語りは、ある意味で新鮮だった。徐々に日が暮れて風が吹き抜けるなか聴けたことは格別だった。
中村さんとトーク
中村さんが登壇して、10分ほどトークタイム。
七夕はどんな願いを書いたのか?という質問に対して、小学生ころは人に見られることを前提に「世界平和」と書いてた。ひねくれていて、「面白いこと書こうとしていた」と猪狩さん。
猪狩さんが「僕、今年厄年で…」と始まった話が、8月2日の名古屋の帰り、高速道路で機材車のタイヤがバースト(!)したとのこと。レスキューに連絡したら「居眠り運転に追突されるかもしれないから車外へ」と言われたらしい。“危険だから車外には出るな”とも言われたりするし、出る/出ないの基準が不明。。何はともあれ、何事もなくご無事で本当になりよりです。。
「ボーカリストの人と仲良くなれない」「ベース会とかドラム会とかあるけど、そういう集まりもない」と猪狩さん。でも、中村さんとは仲良くなれてると思うし、中田さんもやさしくしてくれた、という。今回のイベントのオファーも、中村さんから直接LINEで来たし、「僕が変わったんですかね!?」という話に展開。ちなみに、LINEで猪狩さんが誤爆したようで、中村さん宛に無言で写真を6通くらい送りつけたらしい。森田くみこさんにもインスタで送りつけたこともあるし、猪狩さん誤操作しがち。
そのほか、北海道・士別出身という話から、士別市がひつじで町おこしを試みたことがあるようで、干支がひつじの時に、年賀状をひつじとともに配達したことがあったそう。そしたら、配達が元旦に間に合わず遅れてしまって、「みんな嫌な予感はしていたんだよな〜〜」ってなったらしい。冒頭に面白い話をします、と言っていたのでちゃんとおもしろかった。
といった、愉快なトークが10分ほどあり、最後に中村さんとのコラボ演奏。
何を歌うか相談してて、中村さんが「衝撃を受けて人生変わったバンドのアルバムの曲」と紹介されたのが、syrup16gのReborn。
先の中畑大樹50祭で、ラストに演奏された曲。猪狩さんと中村さんがともに演奏しつつ、交互に歌って、時折、視線を合わせたりして、本当にいい空気が流れていた。猪狩さんがsyrup16gの曲をカバーするのは初で、とてつもなく特別な日に感じた。鹿の仔兼ぷっしろ応援団の方々は泣いていて、その貴重な瞬間すぎることが終わってから気づかされた(以降、Spotifyで聴きまくっております!)。
およそ1時間の出演。ど平日の、ど酷暑だったけれど、やっぱり行ってよかったーーーー!!!と心底思ったライブだった。
おまけ(仙台観光)
ほそやのサンド。数年越しに買えた!!!テイクアウトオンリーだったけど並ぶこともなくすぐ買えた。店内の雰囲気も素敵だった。チーズバーガー。肉厚なハンバーグとフワッフワなバンズの組み合わせが最高。こういうバーガー大好き。仙台城跡でビールと共にいただいた。
新幹線でおいしいビールが飲みたい!