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【ライブメモ】tacica × Varrentia presents “ARCHITECT” vol.01 at 2022.09.16 渋谷Spotify O-Crest

Varrentia presents “ARCHITECT” vol.01
2022年9月16日(金)@渋谷Spotify O-Crest
18時半開場/19時開演
※当日券有り。Varrentiaのみ配信有り

サポートミュージシャン
Drum : 中畑大樹

Varrentia主催のツーマンライブ。

会場周辺について

O-Crest周辺には似たような名前のライブハウスが複数あり、どこも開場のタイミングで人でごった返していた。開場時間前に到着したにもかかわらずもう入場始まってる!?と焦って、Crestではないところに行ってしまった。Crestの入口は小道を曲がったところにひっそりあった。

小西さんもNestに行ってしまったらしい。以前はNestに行こうとしてCrestに行ってしまったので、「じゃあ今度Crestでやる場合はNestって言えばいいね」と猪狩さんが言うと、小西さんも「そうだね」と。そうじゃねぇ!と誰もがつっこんだはず。ウケる。

会場は5階。整理番号順に整列するでもなく、階段を登って待機。大きめの声で整理番号を呼んでくれるものの、早い番号の場合は積極的に前のほうに行っておくのがよさそう。ドリンク代は600円。電子マネーも使えた。

検温、手消毒。立ち位置の指定は無し。フルキャパで200名ほどか。新代田Feverっぽいサイズ感。

セットリスト

01. 黄色いカラス(2008年『黄色いカラスe.p.』)
02. 冒険衝動(2020年Sg)
03. BROWN(2022年『singularity』)
04. ハイライト(2011年AL『sheeptown ALASCA』)
05. デッドエンド(2022年AL『singularity』)
06. アロン(2022年『singularity』)
07. LEO(2014年Sg)
08. 人鳥哀歌(2009年『人鳥哀歌e.p.』)
09. アースコード(2008年『黄色いカラスe.p.』)

tacicaが先攻。19:05-19:55。tacicaの名刺がわりのようなライブ定番曲と最新曲を織り交ぜたセットリスト。先日のHump Backとの対バンのときのセットリストとほんのり近さを感じるような。

感想やMCなど

Varrentia・渡井さんのオファーにより対バンが実現

Varrentiaとは、活動休止中のバンドHalo at 四畳半のボーカルギター・渡井さんのソロプロジェクト。渡井さんがtacicaのファンということで、公式サイトの問い合わせフォームから長文の“ラブレター”を書いてオファーし、今回の対バンが実現したという。

tacica自身もふだん対バンのオファーは多くはなく、年下の若いバンドから声がかかるのはとても嬉しいと猪狩さんがMCで語っていた。

singularity tour後初のライブ

前回の対バンがツアー直前だったのに対し、今回はsingularity tourが終わってちょうど1ヶ月後の開催。

猪狩さんはニールヤングのTシャツ、黒のパンツ、白のコンバース。髪の毛切ってた。全体的な長さの印象は変わらないけど、ボリューム感と襟足らへんは結構バッサリ切っていたのでは。
小西さんはsing a hymnのTシャツ、ジャージっぽい?パンツ、ブーツ、黒のキャップ。

1曲目は黄色いカラス。対バンだから初期曲多めなのかもな〜と思ったけど、のちの渡井さんのMCで別の理由が発覚。渡井さんが学生のころに黄色いカラスをコピーしようと思ったけど当時スコアがなく、耳コピするしかなくって結局挫折してしまったという。このエピソードをオファーのメールに書いたから今回1曲目にやってくれたのでは、と。いい話。

冒険衝動イントロで刻まれるベースがかっこいい。小西さんをガン見していた。からの、BROWN。singularity tourを思い出す流れ。〈歩ける ほら 大丈夫 多分〉に泣く。

ハイライトは久々に聴けた気がしたけどよくよく考えると今年前半のBEST AL tourで歌ってくれていた。このツアーが遥か遠い過去のように思える。時の流れの早さよ。…というか、tacicaの活動がめちゃくちゃ濃いからそう感じるのかもしれない。今回はアコギではなく、黒と白のエレキだった。

そのままひと呼吸だけ置いて、デッドエンド。第一音を聴いたときの喜びったらない。青と赤のライティングが印象的だった。

そしてまさかのアロン。もうしばらく聴けないのではと思っていたアロン。猪狩さんが使い込まれたブラウンのギターに替えて、小西さんが珍しくチューニングしはじめたのでおやおや??と思ったらアロンだった。終始、ニヤついて視線を忙しく動かして3人のプレイを見ていた。それからアウトロがいつもとちょっと違った。なんだあれ。かっこよさしかなかった。

LEO。ここんとこの弾き語りでもおなじみ。やっぱり世間的にも知名度のある曲なんだろうか。出だしのベースのエフェクターが間違っていた?のか、猪狩さんが小西さんをニヤリと見つめていた。

人鳥哀歌は何度聴いたって不思議と飽きることがないのだよな。そして必ず盛り上がる。つよつよ。

最後はアースコード。singularity tourでも1公演でしか歌ってなかったので嬉しかった。

三大博物館の“別館”こと、追加公演が発表

11月に開催予定の『三大博物館 〜動物達の遊戯〜』の別館として、青森・弘前KEEP THE BEATでの追加公演が発表された。このライブハウスのオーナーがなんと猪狩さんと小西さんの高校のときに教育実習で来ていた人とのこと。小西さんはレスリングも一緒にやったという。

中畑さんの故郷でもあるし、青森はなかなか行く機会がないからとても行きたい!!──が、軽く調べてみるとどうやら東京から日帰りはきついっぽい。新幹線の駅がある新青森から弘前まで40分ほどあり、片道4時間半はかかるようで…。せっかく開演時間が早くても一泊は必須。日曜ということもあり有休が必要。たいへん悩ましい。

Varrentiaもとてもよかった!

対バンなのにまったく予習することもなく参加したけれど、すべての曲を楽しく聴けた。まず渡井さんの声質がいい。個人的な勝手なイメージでしかないけどヒゲダンっぽいな〜と思ったのと、倍音がとてもきれい。それから電子ドラムを使ったりシンセっぽいサウンドが絡んできたり、ワンオク的なエモみのある分厚いギター&ベースもかっこよくて、しっかり聴きたいと思った。

10月に猪狩さんと二人で、名古屋CLUB UPSETで弾き語りツーマン。猪狩さんもMCで触れ、「このまま、来てください。顔覚えとくんで」に会場がわいた。渡井さんの声も好きなのでますます楽しみになった。

アンコールでSilent Frogをカバー

なんとtacicaのカバーを披露!「アンコールに呼ばれなかったらお蔵入りしていた」ということだからアンコールあってよかった。10月の弾き語りでぜひコラボを期待したい。

終演後、物販に猪狩さんも立っていた。なるやんさんがちょっとだけ姿を消したときに猪狩さん自身が「えーっと、◯◯円です」と会計していておおってなった。


新幹線でおいしいビールが飲みたい!