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【ライブメモ】tacica猪狩翔一『河原町で “もうひとつのブラックホール” 』 at 2024.10.14 someno kyoto
『someno kyoto 7th Anniversary「河原町で “もうひとつのブラックホール”」』
猪狩翔一(tacica) / 森田くみこ
2024年10月14日(月・祝)@someno kyoto
17時半開場/19時開演
※配信&アーカイブ有り
2024年8月で丸5周年を迎えた猪狩さんの弾き語り。
その最初の4年間の活動をまとめたZINEです!
セットリスト
01. 私服の罪人(2011年AL『sheeptown ALASCA』)
02. ゼンマイ(2008年AL『parallel park』)
03. 夢中 ※彼奴の背を押す強い風が〜
04. オニヤンマ(2009年『人鳥哀歌e.p.』)
05. 中央線(2019年AL『panta rhei』)
06. 群青(2017年miniAL『新しい森』)<初>
07. ダンス(2022年AL『singularity』)
アンコールは、森田くみこさんとセッション
en01. ナニユエ(2023年Sg)
en02. 星になって(原曲:森田くみこ)
en03. ホワイトランド(2018年Sg)
猪狩さんは後攻。18:57〜19:47の50分間。
アンコールで森田さんと3曲セッション。終演は20:15。
会場のことなど
10月も半ばだというのに、東京も京都も25℃くらいまで気温が上がり夏だった。日差しが暑い。けれど、朝晩や日陰を歩いている分には過ごしやすい、そんな気候。
朝の東京駅も新幹線も、そして京都もとにかく人が多い。すれ違う人の8割以上がインバウンド観光客なのでは!?というくらい多い。せめて地元の人たちが潤っていてほしい、と思わずにいられない。猪狩さんもMCで「街のキャパを越えてるよね」と言っていた。
さて、“もうひとつのブラックホール”は、昨年に続き二度目の開催となる自主企画。
そもそもの発端は、tacicaのアルバム『singularity』を提げたツアーに先立ってBillboard Liveでおこなわれた『裸の特異点』。サポートメンバーに中畑さんに加えて、キーボード森田くみこさんを迎えた4人体制のライブ。
その縁から始まった猪狩さんと森田さんのふたりによる弾き語りライブが本企画。
開催の二日前に配信されることが発表。現地参加組もうれしい。
tacica初のBillboard Live(2022年)
二度目のBillboard Live(2023年)
このタイミングでナニユエが制作された
初の、もうひとつのブラックホール(2023年)
開演時間の20分前に整列開始。20番までの人は会場の目の前で、それ以降の人は少し離れたすしざんまいの前に隊列。チケットの整理番号と同じ番号の”整理券”を渡される謎システム。しかし、スタッフさんの案内が丁寧。
弾き語りにしては珍しく、男女比は半々か。ドリンク代600円。
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入場時に、たぬきち×ゆきまろ(森田さんの愛猫)のコースターをもらう。
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オリジナルドリンクとして、アイスコーヒーほか、コーヒーのビール割りとウイスキー割りがラインナップ。また、猪狩さんと森田さんとのチェキ撮影、サイン入りポスターが当たるガチャ(500円)もあり、みんな回しまくっていた。無欲を装った欲まみれで回したけど、やっぱり当たらない。
猪狩さんが「作りたい気持ちを抑えきれなかった」というたぬきちグッズを本公演から販売スタート。クッションと、アクスタキーホルダーのふたつ。
クッションは圧縮袋に入っているから嵩張らないと言われていたけど、アッ、意外と……意外と大きいのね、という感じで、作った当人も(なるやんさんも)、困惑するサイズ感だった。
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たぬきちと目が合ったあなたは
次回、お迎えしましょう!
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感想など
猪狩さんの服装は、イラストが可愛らしい白のTシャツ、デニム?、グレーのニューバランス。
1曲目の私服の罪人は意外だった!!からの、ゼンマイはシームレスに演奏。TLFPって今年の春だったのか……。遥か昔に感じる。冒頭2曲からすでにいつもとは違う感じにわくわくした。
何周か巡り巡って、夢中が好きになってる。ここのところ必ず歌っていて、弾き語りでは古参の曲だけれど(初披露は5年近く前)、いま改めてパワーを感じる曲。歌詞を正面から受け止めて聴いた。
オニヤンマも弾き語りで久々な印象がある。
イントロで何の曲だろう??と思い、歌が始まるにつれて気づいた、中央線。こういうのが楽しい。
キャスパーのタイトルは映画からとってる、と猪狩さん。なんとなくそうかな〜と思ってたけど明言されたのは初めて聞いた。当時、「許可取りが必要かもしれないみたいな点で、ちょっとめんどくさかったことを覚えています」というエピソードも。
当時、取材のインタビューで「“カップリングなのがもったいない”と言われたもののイマイチピンときてなくて、でも今日、森田さんのキャスパーを聴いて言ってるその意味がわかった。むちゃくちゃ良かったね。表題曲としてシングルにしよう」なんて言ってた。猪狩さんの言うとおり、森田さんのキャスパーがむちゃくちゃ素敵だった。とても良かった!!!
「金木犀の季節になったね、銀木犀ってのもあるらしい」「金と銀どっちがいいか」というゆるふわなMCも。
群青は弾き語りで初! 弾き語りだとこんな感じになるのかとおもしろかった。歌い出しの早口のところ、良い。当時ライブで聴いて好きになった曲だな〜〜ってことを思い出した。
「たぬきちのグッズはどうしても作りたかった。ここまで親バカになるとは……。もうズブズブですね」。クッションは圧縮されてるからかさばらないかと思ったけど全然そんなことはなく、その量に驚きを隠せないでいた。送られてきた荷物を見たライブハウスの店長さんも「引いていた」と。
ラストはダンス。ってことは、森田さんとは別の曲を歌うのだなと思った。
アンコールは二人で登場
猪狩さんは、someno kyotoの周年記念Tシャツを着て登場。
「ニルヴァーナっぽい書体でかっこいいね」と、店長さんに話したけど「や、意識してないよ!」と言われたものの、最終的には「ニルヴァーナの黒でいい?」って受け入れていて笑った、というエピソードに笑った。
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アンコール1曲目は、満を持しての、ナニユエ。アレンジも素敵だった。ポップでかわいらしい曲なのに、切なさをまとっているのは何故だろう。感情が込み上げて泣きたくなる気持ち。そして、リズムがむずい曲だ!とあらためて思った。
2曲目は森田さんの楽曲、星になって。森田さんが初めて作った曲らしい。猪狩さんが、森田さんがカバーしたキャスパーについて、「森田さんの歌を聴いて初めていい曲だと思った!」と言ったように、森田さんも森田さんで、この曲について「猪狩さんに歌ってもらっていい曲!と思った」と言っていた。人に歌われることによって、楽曲が客観視されるのだろうか。
アンコールは2曲くらいかな〜と思っていたけれど、もう1曲あった!
ラストは、なんとホワイトランド。1番丸々、猪狩さんがピアノ伴奏で歌唱。猪狩さんがボーカルにすべての力を注いでいて、尖ってる感じがした。気迫を感じた。ツインボーカル最ッ高!!で、最高だった。
ふたたび、たぬきちクッションの話。「6箱くらいのダンボールをみて正気に戻る。……いや、戻っちゃいけない。みんな二匹ずつ連れて帰って!終演後、物販に立つから」と笑いを誘う。
終演後、猪狩さんも物販に立って、率先してたぬきちクッションを引き渡ししていた。
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おまけ(京都観光)
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2019年以降のtacicaと猪狩さんのライブメモをマガジンにまとめています
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