【ネ タ バ レ】【ライブメモ】tacica tour "AFTER GOLD" 2025.01.25 柏PALOOZA
tacica 20th anniversary tour “AFTER GOLD”
2025年1月25日(土)@柏PALOOZA
17時開場/17時半開演
サポートミュージシャン
Drum : 中畑大樹
〈20th anniversary tour “AFTER GOLD” ツアー日程〉
【2024年】
01. 11月9日(土)東京キネマ倶楽部
02. 11月16日(土)京都MOJO
03. 11月17日(日)金沢GOLD CREEK
04. 11月29日(金)神戸 太陽と虎
05. 11月30日(土)岡山YEBISU YA PRO
06. 12月15日(日)長野LIVE HOUSE J
07. 12月21日(土)新潟CLUB RIVERST
08. 12月22日(日)仙台ROCKATERIA
【2025年】
09. 1月12日(日)水戸LIGHT HOUSE
10. 1月25日(土)柏PALOOZA
11. 1月26日(日)静岡UMBER
12. 2月8日(土)熊本Django
13. 2月9日(日)INSA FUKUOKA
14. 2月11日(火・祝)高松DIME
15. 2月22日(土)梅田Shangri-La
16. 2月23日(日)名古屋ell.FITS ALL
17. 3月1日(土)札幌BESSIE HALL
会場のことなど
快晴。冬の日って感じの寒さ。柏PALOOZAは、昨年の『TIMELINE for “parallel park”』ぶり。ツアー初日に来る場所、というイメージが強い。
改札出て、右! 歩いて5分ほど。開場時間が近づくと、鹿の仔たちがわらわら集まってきた。
16:45過ぎに、スタッフさんがAの若い番号を呼び出して、中の階段に整列。
コインロッカーとクローク有り。
以下、ネタバレ
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セットリスト ※ ネ タ バ レ ※
01. 倒木(2024年AL『AFTER GOLD』)
02. 日進月歩(2024年AL『AFTER GOLD』)
03. ミカラデタサビ(2024年AL『AFTER GOLD』)
04. まぼろし(2024年AL『AFTER GOLD』)
05. Empty Dumpty(2013年AL『HOMELAND 11 blues』)
06. メリーゴーランド(2024年AL『AFTER GOLD』)
07. SOUP(2024年AL『AFTER GOLD』)
〜グッズ紹介〜
08. ネバーランド(2024年AL『AFTER GOLD』)
09. ordinary day(2018年Sg)☆
10. 花束と音楽隊(2024年AL『AFTER GOLD』)
11. 某鬣犬(2009年AL『jacaranda』)☆
12. 人鳥哀歌(2009年『人鳥哀歌e.p.』)
13. 命の更新(2011年Sg)☆
14. アロン(2022年AL『singularity』)
15. 夢中(2024年AL『AFTER GOLD』)
16. 物云わぬ物怪(2024年AL『AFTER GOLD』)
en1. Co.star(2013年AL『HOMELAND 11 blues』)
en2. アースコード(2008年AL『parallel park』)☆
17:30開演、本編は19:01迄、終演は19:24
水戸公演からの変更は、☆印の4曲
感想など
猪狩さんの服装は、黒のニールヤングのTシャツ、カーキのカーゴパンツ、グレーのニューバランス。
小西さんは、BGキャップ、白と黒の重ね着、オーバーオール、ブーツ、髭が少しあった。
PALOOZAは照明が大小あり、天井に円状に配置されているので表情が豊か。ステージも奥行きがあるので窮屈じゃないし、高さもあるので見やすい。
倒木が沁みた。小西さんのコーラスあって安心した。
猪狩さんの黒×白のギターのストラップが、見たことのない黒のレザーのものになっていて、おそらく新しいやつ。
ミカラデタサビのドラムが、一部アレンジ違った感じがした。あれ、なんだったんだ。むちゃくちゃかっこよかった。
理由は不明なのだけど、全体的にベースの音がこれまでのなかで一番クリアに聞こえた気がした。環境によるんだろうか。とてもよかった。
まぼろしの冒頭、ベースが鳴り出した瞬間、猪狩さんが小西さんの顔を見て、小西さんは気づいてなくて次のフレーズにいこうとした瞬間、小西さんも気づいたようで手を上げてストップ。チューニングが合っていなかったようで、リテイク。珍しい!
小西さんがチューシングし直して、準備できたという意味で「はい!」と猪狩さんに向かっていうと「はい、じゃあないんだよ」とやわらかくいさめて再開。
グッズ紹介は小西さん。前回の水戸公演は謎の声が出ない病だったけど、復活してよかった。その間、中畑さんが金子さん(スタッフ)に頼んでのど飴をもらっていた。
グッズ紹介後の猪狩さんのMCで、「(小西さんは)抗生物質を飲むから酒飲めなくて、喉だからタバコも吸ってないから、なんか調子いいんだよね〜と本番直前に言ってたけど、壮大なフリだった」とまぼろしでのハプニングを振り返った。小西さん笑ってた。
人鳥哀歌はいつ聴いても元気になる!最後の「オーライ」が巻き舌だった。好き。
今日イチで、命の更新が素晴らしかった!!!猪狩さんは目を瞑って歌うか開けて歌うかの判断は、曲によるんだろうか。命の更新は開いてることが多かった。
アロンは、猪狩さんのターン。速弾きに入る直前あたりから、タイミングがズレた?音が違った?感じで、中畑さんが笑ってて、猪狩さんも笑ってて、
演奏が終わった後に中畑さんが「今のすごかったね」と言うと、猪狩さんが「すごかったでしょ、必殺技です」と返していた。こういうライブっぽさがいい。
猪狩さんのMCで、「今年は厄年」の話。22歳でバンドを結成して、そこから20年。tacicaっていう名前もこんなに長く使うとは、当時想像できてなかった。地球の上に鹿と鳥がいるロゴも、友だちの家でよくわからないパソコンで作った。こうしてツアーをまわれているのは当たり前のことじゃないんじゃないか、と最近になってようやく実感し始めた。という話をしてくれた。20年って、長いようで短くて、短いようでそれなりの時間なのだよな。でも個人的に、時間の経過は速い気がする。ああ、20年。
そうした話の流れで猪狩さんが、「コロナ禍のあの期間、なんだったんだろうね。いつ取り戻せるんだろう」に対して、中畑さんが「過ぎたこと、過ぎたこと」と返していたのがよかった。
「年明けた感じが全然しないんだよね〜」と猪狩さんが言うと、小西さんも「(おそらく体調を崩していて)寝てたから、全然明けた感じがしない」と同意。
「こだわり」という言葉について、「良い意味で使われることが多いけど、仏教的には実は良くないこと。こだわる=縛られるという意味」なのだそう。「僕の言葉じゃなくて、お坊さんの言葉」とのこと。続けて、「僕、こだわり多いんですよね〜。マイクが少しでもズレてたら嫌だし」というと間髪入れずに中畑さんが、「多そう〜〜〜」。それを受けて猪狩さんが、「物販に立つんで、こだわり見てってください」。完璧なキャッチボールだ。
年明け2発目の公演。およそ2週間空いたのもあって、改めてアルバム『AFTER GOLD』の1曲1曲と向き合ったようなライブだった。
それにしても、ひとつのツアーで10公演以上参加するのは人生初めてなので、新境地に足を踏み入れている感覚があります。