【ライブメモ】tacica TIMELINE for “parallel park” at 2024.05.18 東京キネマ倶楽部
TIMELINE for “parallel park”
2024年5月18日(土)@東京キネマ倶楽部
開場16時半 / 開演17時半
※チケットソールドアウト
サポートミュージシャン
Drum : 中畑大樹
〈TIMELINE for “parallel park”〉ツアー日程
01. 4月6日(土)柏PALOOZA
02. 4月14日(日)仙台ROCKATERIA
03. 4月19日(金)岡山YEBISU YA PRO
04. 4月20日(土)福岡INSA FUKUOKA
05. 5月11日(土)梅田Shangri-La
06. 5月12日(日)名古屋Electric Lady Land
07. 5月18日(土)東京キネマ倶楽部
会場周辺について
快晴、というか夏。日差しが熱い。
いつもは一階のグッズ売り場エリアで待機するけど、今日は外の道沿いで待つかたちだった。5名ずつエレベーターで上へ。
ツアーファイナル、かつ東京公演ということもあってか、後ろまでみっちり入っていた。チケットもソールドアウト。
セットリスト
01. ヌーの休日(2008年AL『parallel park』)
02. ゼンマイ(2008年AL『parallel park』)
03. 人間1/2(2008年AL『parallel park』)
04. 黄色いカラス(2008年AL『parallel park』)
05. サカナヒコウ(2008年AL『parallel park』)
06. ウソツキズナミダ(2008年AL『parallel park』)
07. バク(2008年AL『parallel park』)
08. Silent Frog(2008年AL『parallel park』)
09. アースコード(2008年AL『parallel park』)
〜グッズ紹介〜
10. HERO(2007年miniAL『Human Orchestra』)
11. クローバー(2007年miniAL『Human Orchestra』)
12.アシュレー(2007年miniAL『Human Orchestra』)
13. オオカミと月と深い霧(2007年miniAL『Human Orchestra』)
14. 熱帯夜(2007年miniAL『Human Orchestra』)
en01. 人鳥哀歌(2009年『人鳥哀歌e.p.』)
en02. aranami(2020年Sg)
en03. 荒野を行く(2023年miniAL『YUGE』)
17:30開演、19:03本編終了、19:30終演。
感想など
猪狩さんの服装は黒のTシャツ、黒のパンツ、コンバースっぽいスニーカー。小西さんは白のツアーロンTにオーバーオール、三角マークのキャップ、デニム、ブーツ。
「無事ツアーファイナルです。ファイナルのつもりでやります」と笑いをとってから、「再現ライブだから飽きちゃうかなと思ったけど全然そんなことなくって、毎回新鮮な気持ち。ツアー初日のつもりでやります!」と言ってスタート。最高の始まり方だ。
人間1/2の中畑さんのドラムが凄まじかった。3人のグルーヴ感がやばい。これは「やばい」としか表現できない。
黄色いカラス、2回目のこぶしにニヤリとしてしまった(1回目はやや控えめ)。今回のツアーであらためて人間1/2と黄色いカラスに圧倒された。
たゆたう、サカナヒコウ。パープルとグリーンの照明のウソツキズナミダ。手拍子のところでは猪狩さんがめっちゃうなずいてくれるので、全肯定されている感じがしてすごくいい。
バクって、ライブでわりと演奏されがちな曲だけど、今日は改めて盛り上がる曲だと再認識。ポテンシャルの高さを感じた。
Silent Frogは弾き語りで歌ったりしてくれるけど、それはそれとしてとても良くて、バンドだと奥行きがでて拡張される感じいい。
日ごろニュースもSNSも大事な話が多いから、せめてここ(ライブ)では大事でない話をしたい、と猪狩さん。別公演で、「くだらない話をしたいよね」と言っていたことに通じると思った。
「爪痕を残す」と小西さんのグッズ紹介。ガーゼタオルとしおりが完売。
グッズ紹介終わりの拍手で小西さんが両手をあげて応えたことに猪狩さんは納得がいかず、MCを続行。
「いまだにXって言えない。Twitterって言っちゃう。アプリのアイコンも青い鳥のまま。だからめんどくさくてSNSって言っちゃう」といった話から、「PayPayとかも(支払い時に)口に出すのが恥ずかしい。PASMOでギリ。決済時にも“PayPay♪”という音がする。家でこっそり買い物してるときでも“PayPay♪”って音がしちゃう。こっそり買ってるのに…。」と話したときの、PayPayの音を再現する猪狩さんの声が最高だったので、PayPay株式会社さまにおかれましては、ぜひ音源を差し替えていただきたい。
こうした一連のMC後に「これで小西のグッズ紹介を塗り替えた」と、小西さんを真似して猪狩さんも両手をあげていた。
東京キネマ倶楽部が特別な点は、ステージ真横に大きい照明があることだと思っていて、名古屋ELLほど数があるわけではないのに巨大な光に包まれる心地がするのは、きっとこういうところに理由があるのだろう。
「速い曲は演奏しててもアガるけど、サカナヒコウとか熱帯夜とかも、とても楽しい。再解釈できる曲を作っていて良かった」と猪狩さん。
アンコールで猪狩さんが半分に折られたA4の紙を持って登場。5/30西川口の対バン、7/25中畑さん50祭の告知。それから、なんと次のツアーはふたたびTIMELINE企画で、”HOMELAND 11 blues”の再現ツアーをやることを発表。大阪と名古屋で「すぐにまた来ます」と言っていたので東名阪の三大博物館かしらと予想していたけど、まさかTIMELINEとは!猪狩さん曰く「20周年を前にいちどやっておきたいと思って」ということだった。
アンコールで猪狩さんがペンギンさまをドン!と置いて、小西さんにちょいちょいと指示出してBIG BOYさまも並べて置かれた!(かわいい)
アースコード、熱帯夜、荒野を行く、アウトロをずっと聴いていたくなるやつがぜんぶ聴けた公演だった。