【ライブメモ】tacica 『MERRY ROCK PARADE 2022』 at 2022.12.18 ポートメッセなごや
『MERRY ROCK PARADE 2022』
2022年12月18日(日)@ポートメッセなごや
MIRAGE STAGE LEFT(新1号館)
出演時間 14:55-15:25
サポートミュージシャン
Drum : 中畑大樹
会場周辺について
東京は朝方はどんよりしていたけど、徐々に気持ちのいい快晴に。名古屋もとても天気が良く晴れていたけど、風がとにかく冷たい。かなり強く吹いていて手がかじかむほど。
会場は「ポートメッセなごや」で、最寄り駅はあおなみ線・金城ふ頭駅。レゴランドとかリニア・鉄道館もある。名古屋駅から30分ほど。
会場は駅から目と鼻の先にあるのに、ぐるっと迂回させられて入場。ドラクエの竜王城のごとく。海の近くというのもあり、ロケーションは幕張メッセっぽさ。
tacicaが出演したステージはフードエリアも兼ねていてた。休憩できるテーブルと椅子もたくさん用意されていた。眺めていると、どうやらテーブルと椅子を定期的に消毒して入れ替えてるっぽかった。消毒液も至る所に設置されていたし対策が徹底されていた。
フェスのオフィシャルTシャツの種類も豊富。tacicaのロゴ?(名前?)もプリントされてるから買おうと思ったけど、欲しいデザインのものが売り切れていたので諦めた。
セットリスト
リハ01. アリゲーター(2011年AL『sheeptown ALASCA』)
リハ02. 黄色いカラス(2008年『黄色いカラスe.p.』)
01. HERO(2007年miniAL『Human Orchestra』)
02. デッドエンド(2022年AL『singularity』)
03. ハイライト(2011年AL『sheeptown ALASCA』)
04. アロン(2022年AL『singularity』)
05. LEO(2014年Sg)
06. DAN(2013年AL『HOMELAND 11 blues』)
セトリを眺めてみると、動物達が戯れているなかで息を潜めていた人間達の歌って感じがした。人鳥哀歌を演らなかったのがその証左というか。
感想など
MIRAGE STAGEはRIGHTとLEFTで2ステージ併設されており、14時過ぎからtacicaのセッティングが行われていた。すでにtacicaのTシャツ、パーカー着た鹿の仔たちがいて心強かった。前方は立ち位置指定の枠あり。
猪狩さん、小西さん、なるやんさんもステージ上で機材のセッティング。
隣のステージが終わった直後に、音出しリハとしてアリゲーターを演奏。ギターやマイクの音量などをチェックしつつ演奏。1曲だけでセッティングは完了したようだったけど、「もうちょっとやったほうがいい?」と猪狩さんがおそらくPAさんに投げかけたものをすでに集まっていた観客が受け取って歓迎ムードになり、おまけで黄色いカラスを歌ってくれた。そして一旦はけた。
開演時間オンタイムでスタート。スクリーンにフェスっぽい映像が流れてtacicaが紹介され、SEとともに3人が登場。
猪狩さん、ニールヤングの黒のTシャツ、黒のパンツ、白のコンバース。小西さんはパープルのロンTに黒のTシャツ重ね着、デニム、ブーツ、黒のキャップ(三角形のデザイン)。
1曲目はHERO。音が鳴り始めた瞬間からテンションが上がる。猪狩さんの声の伸びの良さ。どうだ、これがtacicaなんだぜ!と誇らしいお気持ち。
続けてデッドエンド!!! 会場近くが川崎の工場地帯っぽさがあったので絶対に聴きたかったし、なにより個人的に2022年をあらわす曲なのでtacicaライブ納めで聴けて良かった。
からの、ハイライト。この流れは何度かあった。ギターのチューニングの事情とかもろもろ理由があるのだろうか。一時期、あまり聴けなかったハイライトだったけどBEST ALツアーあたりから聴けるようになってきた印象がある。好き。
まさかのアロン。小西さんがベースを替えた瞬間、これは間違いない!と身構えた。曲の後半、〈種も仕掛けも〜〉のところで照明がフラッシュ的にチカチカしているなかで、猪狩さんと小西さんが正面向いてツインで歌うのがめちゃんこかっこよいのよね。釘づけ。
最後に一曲やります。と言って始まったのが、DAN。震えた。めちゃめちゃ久しぶり。おそらく1年前の「集う鹿」ぶり、今年初だったのではないか。猪狩さんのギターは黒のグレッチではなく、アースコードとか弾く白い子。tacicaとしてのライブ納め、2022年の締め曲はDANだった。バシッと締まった。
(おまけ)東海道新幹線が停電で大変だった話
「東海道新幹線が停電で上下線ともに止まっている」というニュースを目にしたのが、自分が名古屋駅に到着した1時間後くらいのこと。普段のライブ遠征であれば乗っていそうな時間帯の列車だったので、本当に運が良かったとしか言いようがない。
tacicaの出番を見届けて16:30ころ名古屋に着くと、新幹線の改札前が人で溢れかえっていた。初詣に来ているのかってくらいの大混雑。とりあえず新幹線で食べる用の晩御飯を高島屋のデパ地下でゲット。
運転再開見込みの時間が何度も延びて、結果17時過ぎにようやく動き始めた。とはいえ混んでいるだろうからしばし様子見。自分が予約した列車を調べてみると1時間程度の遅れで来るっぽかったので、それを待ってみることに。
到着時間をネットで監視。少し余裕を持って入場しようと思うものの、改札周辺は相変わらず大混雑。ホームも人で溢れかえっていた。
どうにか指定席の列に並ぶ。75分遅れで予約した電車が来て乗れた。けど指定席の通路にも人が溢れてて、空いてる席には人が座っており、指定席券持ってる人が来たら、席を空けるシステム。金にモノを言わせている感じがちょっと気が引けた。
無事に乗車できた後も、前を走る列車の運行状況や急病人?がいた関係で、しばし停車していた。通路にも人がいたので、せっかく買った弁当もビールも呑気に飲み食いできる雰囲気では全然なかった。仕方なく、大人しく音楽を聞いて過ごしていた。
およそ100分遅れで東京駅着。東京に着いたら着いたで、名古屋駅以上に、大混雑!人でごった返していた。階段の端に座り込む人もいて導線なんてなくて、ただただ大変な状況であった。
台風や雪といった悪天候であればある程度の覚悟はできるけど、「停電による運行停止」は全く予測できないないので、完全に運。今後に活かせる教訓もなく、そのときの状況に合わせて臨機応変に対応するしかないことを学んだ。