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あぁ、とんでも勘違い/『大迷惑』

こんばんは、今日もお疲れ様です。
先週は、お盆休みということで、皆さんもそれぞれ日本独特の休みを満喫された方も多かったのではないでしょうか?
私も旅行や気になるグルメに行ってきました。
※その件については別の機会に投稿します←予告

今日はそんなお盆ならではの大ハプニングに巻き込まれてしまった事(私がある意味被害者かなと思う?)件について、皆さんにお話しします。
いや、話を聞いてもらいたいと言った方が正しいかもしれません!

あれは、最大950ヘクトパスカルという非常に大きな台風が近づき、東海道新幹線が16日終日運休を早々に決め、予定が大幅に狂ってしまった正にその日の出来事です。
かく言う私も16日は関西方面から東京に戻るため、新幹線に乗る予定でモロ影響を受けた云万人という人の一人です(゚д゚)!
※心の中では、ユニコーンの名曲「大迷惑」がヘビーローテーションしてました。
『大迷惑』
作詩:奥田民生 作曲:奥田民生 編曲:ユニコーン

急遽、予定を1日後ろ倒しし、何とか関西から東京まで17日の新幹線のチケットを取り直しできた時の安堵感と手配変更を完了させるまでの私の悶々とした時間を返してほしいという恨みの思いが渦巻いてましたね。
そんなこんなで、この記事の画像にもあるように、翌日の新幹線はそれこそ自由席だけでは乗り切れない人が指定席車両のデッキまで来て立ち席状態で乗っている感じでした。

その時の私は、乗っている車両が東海道新幹線13号車の14号車よりの3人席の通路側に座っていたのですが、名古屋駅に停車してすぐに、私の座っている席の通路に両手に大層なスーツケースを転がし、尚且つお土産の袋をいっぱい抱えた見た目20代半ばの男の人が、私に声をかけてきたのです。
「えっ?待って、誰?私、全然あなたのこと知らないんですけど・・・」
と心の中で思うや否や、その人は強い口調でこう言いました。
「そこ、俺の席なんだけど!どいてくれない?」
「えっ?待って、私が座っている席指定席よね?どういうこと?この人もしかして、某子供向け国民的アニメに出てくるジャイアンの生まれ変わり?お前の席は俺の席、俺の席も俺の席とかいう自己中心的な方?」
と思って私が面食らってマゴマゴしていると、その怒り口調の男の人が、胸ポケットから、ご自身の座席番号の書いてある指定席券を私に見せてきたのです!

その時の私の心情をどう表現すればいいのでしょうか?隣にすわっている方々からは、いかにも私が悪者みたいな強烈な視線の集中砲火を浴び、更には一触即発しかねない、その男の人の言い方に皆さん、アワアワしていたように思います。(私本人は余裕がなかったけど、多分そうだったはず!)

皆さん、トラブルに巻き込まれた時に、何が一番必要なことだと思いますか?
それは、自分自身、冷静さを失わないことです。
その時の私は、ある意味、自分が絶対に正しいと心の中では信じてました。
そして、その男の人が見せてきた指定席券の違和感に、冷静さがあったことで気が付けたのです!
察しの良い方は、もう気付いてますよね?

・・・

その怒り口調で私に迫ってきた男の人の指定席券、確かにその座席番号は、私の座る「車両」「座席番号」は見事に一致してました。
しかし、肝心の「列車番号」が異なっていることに、ご本人が気づいてなかったのです!!!
そうなんです、その男の人が本来乗るべき新幹線は、私が乗っていた新幹線の一つ前の新幹線だったのです!

私が、その方に極力冷静さを装いながら(内心は、結構ブンむくれてましたが、顔を引きつらせながら、うん、私はがんばりました!)
「あ、この指定席券、これは一つ前の新幹線のですね!」と周りにいるハラハラして見守っている人に聞こえるように大きな声とリアクションで作り笑いでお答えしたところ・・・

その男の人は、本当に私に対して怒り心頭だった顔が、それこそ、私がこれまでの人生で見た中で、最高に顔を真っ赤にさせ(本当にタコが茹で上がったような耳まで真っ赤な色でした)
「あ!」と一言だけ言うと、私には非礼を詫びることなく、それでいて、その場にはいてもたってもいられなかったのでしょう。
大きな荷物を抱えながら、14号車(※自由席は1号車~3号車なので、そっちとは逆方向)のデッキに向かって消えていきました。

因みにその日は、新幹線の車内アナウンスでは
「本日は昨日の影響もあり、大変込み合っております、自由席は譲り合って荷物を置くことなく、一人でも多くのお客様が座れるようにご配慮ください」とあったので、おそらく自由席も全く空いてなかったと思います。

このやり取りは、名古屋駅を出発後です。
つまり、次に止まる新横浜までおそらく私に声をかけてきた男の人は、席の取り直しもできず、また自由席に移ることもかなわずにいたことは想像に難くありません。

嵐のような出来事が過ぎ去った後、隣に座る中年のおばさまから、「あなたも大変だったけど、冷静に対応されて、偉いわ~、私もドキドキしていたけど、多分あの人は、臨時便か何かと勘違いして乗り遅れたことに気付かったでしょうね?」と声掛け頂けたのは、本当に助かりました。

皆さん、指定席に乗る時は、まず何よりも「列車番号(発車時刻)」を確認しましょう、座席番号の間違いは、同じ列車であれば移動すれば良いのです。今回私が巻き込まれたことのように、列車を間違えると本当に悲劇になりますので、私もこの件を教訓に気を付けることにしてます。

あぁ、とんでも勘違い!まさに『大迷惑』な話でした。
それでは、また!



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犬島裕美
ありがとうございます。