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#10 フィルムに溶ける夏

8月最終日。
梅雨明けを喜んだのはつい先日なのに、気がつけば一瞬で夏が終わろうとしてます。

いつもと違う夏が無事終わる安堵感か、何だかんだ終わること自体が名残惜しいのか、自分でもどっちつかずな気持ちで最後の週末を過ごしました。

そんな週末に撮った写真を8月中にアップしたくなってしまい、撮影、現像、更新まで2日でやりきりました。いつもはやらないのに…。
夏には行動力を後押しする力がありますよね。

フィルムは、C200(今はFUJI200)にしました。
この日ご一緒した人が、多分好きだと思う、とお勧めしてくれた縁で選んでみました。

それでは、鎌倉〜江ノ島ルートの天気にも恵まれた、夏の色が溶けたような雰囲気をどうぞ。
("夏に溶ける"というワードは他所から拝借)

『フィルムに溶ける夏』
FUJI200

1枚目。最寄り駅目指して。
最近家を出るたびに夏だなと実感します。

鎌倉着。気持ち良すぎる晴天です。
雲も程よく夏を演出してくれています。

VERVE。
アイスコーヒーが最高の季節です。

晴れ×FUJI200、結構気に入りました。
ぴんぼけでも綺麗に演出されたような気になってしまいます。ありがたや。

THE GOOD GOODIES

チーズケーキとホットコーヒー。最高。
スタンディングのお店で、いつか1番奥に入ってみたかったのが叶いました。

少し光が飛んでも、愛着が持ててしまうフィルムの不思議。

いざ海へ。

この日の人たちは集合という概念がないらしく(通例)、とりあえず独りで出発です。でも、このゆるさで時間がゆっくり進む感じが良いです。

帽子を突き抜けて、額に刺さるような陽射しで、
皆んな溶けてしまいそうだと心配になります。

材木座海岸。
本当につま先が焼けるような暑さで、
正直、砂がサンダルに入り込んだ瞬間砂浜に降り立つ勇気が消えそうになりました。

ただ、由比ヶ浜付近で合流出来たので浜に降りて、海辺を散策してみました。

この日のルートはこんな感じ。
地元の方の定番ルートらしく安心。

 鎌倉
 材木座海岸
 由比ヶ浜
 坂ノ下海岸
 稲村ヶ崎
 (電車)
 江ノ島

稲村ヶ崎から江ノ島が見えた瞬間、凄まじい逆光で何もかもが輝いていました。
正直、フィルムで写ってるか心配でしたが、良い夏の1枚になってくれました。

ここの砂浜が黒いのは、海から打ち上げられた砂鉄が混じっているからだそうです。
岬を越えるだけで全然違う様子になるのは楽しいですよね。流木の量も比じゃないですし。

毎回海が見える瞬間、高揚してしまいます。
海の近くに住んでいる人が羨ましくなりますが、海の近くに住んでるから海が好きになるわけではないそうです。

そして江ノ島駅で下車。

かなとこ雲

近づいたり離れたり。

東側を見ると、雲と月のおかげか、不思議な絵本見たいな空になっていました。

犬みたいな犬になってしまった。

西側はかなとこ雲が広がってしまいました。

なんだろう、この感じ。
今年は初めて夏の海に通ってみましたが、初めての不思議可愛い感じ。

最近、『melty melty』という曲にはまっていて、その終わりぽいというか、軽くて可愛いけど何処か寂しげみたいな、そういう夏の名残惜しい感じに似てるな、とかとか。

フィルムがある初めての夏。
自分的にはいい感じに終われた気がします。

次は少し撮れるバリエーションが増えると楽しいかなと思うので引き続き楽しんで行こうと思います。

では、最後は文字通り溶けてしまった夏を。
(ぴんぼけ)

◇◇

FUJI200いかがでしたでしょうか。
カメラの組み合わせとか、天候によるところもあると思いますが、嬉しい色味でした。

今回ばら売りで買いましたが、基本は3本1パックらしいので、次はまとめて買おうかな、と。

ただ、フィルム云々抜きにして、35mmって良いですね。デジ機でも35mm単焦点欲しいなとか思っちゃいました。

ぎりぎり8月に滑り込めましたが、まだ夏の写真があるので引き続き載せていきます。

また気が向いたら見に来てください。

◆デジ機の写真もどうぞ

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 ◻︎ポートフォリオ: https://ccctknhs.myportfolio.com/work

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