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【感じる時間はなぜみんな違うのかを詳しく解説】

こんにちは。

今日は【時間】をテーマにコラムを書いていきます。


「感じられる時間」とは、

遊んでいるときの1時間はあっという間なのに、

退屈な会議の1時間は永遠のように思えるでしょう。


子どもの頃には長かった1年が、

大人になるとみるみる過ぎてゆく。

時間に関するこんな体験は、

きっと誰にでも心当たりがあるのではないでしょうか。


このことは、

私たち一人ひとりの

「感じられる時間」が、

時計によって刻まれる物理的時間とは、

異なる性質をもつことを意味しています。


「感じられる時間」に影響を

与える要因はいくつかありますが、

まずは、

「時間経過に向けられる注意」

そのことについてご説明していきしょう。


<見つめる鍋は煮えない>

何もしないで待っている時間は長く感じますよね。

「見つめる鍋は煮えない」

そんな諺(ことわざ)がありますが、

今か今かと待ち構えていると、

時間はなかなか過ぎてくれないもの。


待ち時間が不快なのは、

何も人間に限ったことではありませんよね。


キーを押すとエサが出てくる装置を使った、

ネズミやハトの動物実験では、

装置によってキーを押してから、ㅤ

エサが出るまでの時間に差を設けると、

特別な学習を経なくても、

時間の短い方が選択される傾向があるといえます。


この結果は、人間を含む多くの動物にとって、

待たない方が好ましいことを示していますね。


ゼロにするのは不可能だとしても、

待ち時間を少しでも短くするには?

どうすればいいのでしょうか。


「感じられる時間」には、

時間経過に注意を向けた回数が多いほど、

長くなるという性質があります。

ということはですよ、

時間経過に向いていた注意を

他のものに移してやればいいのです。


病院の待合室に、

テレビや雑誌があるのはわかりやすい例ですが、

ホテル等のエレベーターホールに設置してある、

鏡も工夫の一つです。


自分の姿には誰もが注意を惹きつけられるので、

髪型や服装をチェックしているうちに、ㅤ

エレベーターの扉が開くというわけですね。

(僕は映る場所をオレカッケースポットとしています。(笑))


この性質を考えると、

会議が早く終わってほしければ、

時計はなるべく見ない方がいいでしょう。


<楽しい時間を長くするには>

「感じられる時間」の特性を利用すれば、

待ち時間を短くするだけでなく、

楽しい時間を長くすることも可能です。


とは言え、楽しい時間を過ごしているときに、

(退屈な会議のときのように)

時計を頻繁に見るのはおすすめできませんね。


せっかくの楽しいことから、

注意がそれてしまいますし、

それがデートだったりしたら、

相手の気分を害してしまいかねませんよね。


楽しい時間をあくまでも、

楽しいままに伸ばす方法を、

3つご紹介していきましょう。

雑学として覚えていってくださいね。


一つ目は、

「体験する出来事の数を増やす」という方法です。

例として、楽しい出来事に我を忘れて、

没頭してしまうのではなく、

ディテールに注意してみるのです。


映画や音楽、絵画などの芸術作品を

鑑賞するのであれば、

事前にそれらのあらすじや評論、

時代背景などを知っておくと、

実際の作品に接した時に、

数多くの気づきが得られるはずですよね。


一連の出来事の中で、

気づきが多いということは、

多くの体験をしたことになるので、

時間を長く感じられるでしょう。


ですが、あまり頭でっかちになってしまっては、

作品そのものを楽しめなくなるので、

知識の詰め込みすぎには注意が必要です。


二つ目の方法として、

代謝を上げるというものがあります。

物理的時間は同じでも、

「感じられる時間」が、

伸びたり縮んだりするのは、

私たちの体内にある時計
(これを心的時計と呼びましょう)の

進み方が速くなったり、

遅くなったりするからだと考えることができます。


心的時計の進み方は身体の代謝に比例するので、

同じ1分であっても代謝が高ければ時間が長く、

逆に代謝が低ければ短く感じられます。


代謝の激しい子どものときの方が、ㅤ

時間を長く感じることにも、

この代謝の要因が関わっています。


現在の科学では、何かのアニメのように、

子どもに戻ることはできませんが、

一般的な昼型の人であれば、

午前中よりも夕方の代謝の方が高いので、

楽しい出来事は夕方にセッティングするのがいいでしょう。


また、代謝は運動によっても昂進するので、

階段の昇り降りやスクワットを数分するのも

「感じられる時間」を長くするのに効果的だと思います。


三つ目は、
多くの刺激を受けるという方法です。

時間感覚も感覚のひとつなので、

視覚や聴覚など他の感覚の影響を受けます。


光や音といった刺激の強度が高いほど、

「感じられる時間」は長くなるのです。


そのため、楽しい作業であれば、

より広く、明るく、(注意を阻害しない程度に)、

にぎやかな場所で取り組むのがいいでしょう。


「感じられる時間」はこのように、

ちょっとした工夫で伸ばしたり、

縮めたりすることができます。


このことは「感じられる時間」が、

私たちの生命と深くかかわっていることを

意味しているように思えますよね。


日々の生活において

「感じられる時間」を意識してみることは、

私たちの生き方そのものを

見直すことにもつながるのではないでしょうか。


追伸
僕が書くFacebook記事では、

勧誘、リンク貼り付け、自分のが一番ええやろ?

みたいな詐欺師文章は書かないことにしています。


皆さんが、文章を読んで、イイネ!と思うような、

ちょっとプラス知恵的なことを発信していますので、

安心して見ていってください。

勧誘文章?リンク?そんなムダ貼り必要ないです。



今のFacebookは3年前くらい昔と違って、

見るひとの質が全然違うんですよね。


最後までお読みいただきありがとうございます。♪

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